新春のご挨拶

知事ご挨拶

滋賀県知事三日月 大造

新年あけましておめでとうございます。

皆様におかれましては、決意も新たに新年をお迎えのことと存じます。本年が希望に満ちた素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げます。

3年以上にわたって続いた新型コロナウイルス感染症が昨年の5月に「5類感染症」に移行し、昨年は本格的に経済・社会活動を進める1年となりました。

滋賀県中小企業団体中央会および滋賀県中小企業青年中央会の皆さまにつきましても、昨年度までは、オンラインで開催していましたお仕事体験・学習イベントを今年度は対面形式で開催いただきました。私も当日会場を訪れましたが、大変多くの方がお越しになっており、子どもたちの活気が会場中に満ちておりました。子どもたちや保護者の方々には、県内業界・仕事の魅力について存分に感じていただけたのではないでしょうか。

また、本県における「中小企業団体DX・GX推進事業」を通じて、これからの中小企業のビジネスモデルに欠かすことのできないDX・GXの促進にも取り組んでいただいており、感謝を申し上げます。

貴会には、本年も引き続き、中小企業の組織化や連携支援による、地域産業や地場産品のブランド力の発信、特産品の新商品開発・販路拡大等に取り組んでいただけることを期待しております。

今後も、気候変動による異常気象の多発、生物多様性の損失、生成AIなどの技術革新、様々な仕事の担い手不足などに伴い、社会構造や価値観の変容がさらに進むことが予想されます。そうした中で、本県では、子ども・若者が希望とともに歩む未来を展望し、「子ども・子ども・子ども」の施策を中心に「ひとづくり」「安全・安心の社会基盤と健康づくり」「持続可能な社会・経済づくり」「自然環境や生物多様性の保全・再生」を重視した取組を進めていまいります。

そして本年は、大阪・関西万博や「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」開催に向けた重要な1年でもあります。関西広域連合長や全国知事会副会長として、機運醸成をはじめ、広域的に活動する中で得た知見や機会を活用し、滋賀から関西、関西から世界へのつながりを見据え、滋賀の存在感や発信力の向上に努めてまいります。

今年は辰年。龍神は水を司る神とされます。琵琶湖をお預かりする滋賀県知事として、私たちに恵みを、そして時に災いをもたらす「水」に改めて思いを寄せ、「水のつながり」を大切にする一年にしたいと考えます。

本年も県民の皆様の願いや思いに寄り添いながら、精一杯取り組んでまいります。世界へ、未来へ、つながりひろがる「健康しが」の実現に向けて、一緒にがんばりましょう!