滋賀県商店街振興組合連合会では、令和3~4年度に屋外広告物(看板)の安全に関する調査を行い、安全啓発の資料を作成しました。下記からダウンロードしてご活用ください。
お知らせ・活動報告
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2022年12月19日
11月24日(木)、草津市・クサツエストピアホテルにおいて「クレーム対応術強化セミナー・『みらデジ』活用セミナー」を開催しました。
近年、顧客が悪質クレーマー化する「カスタマーハラスメント」が深刻化している中、顧客と接する場面の多い小売・サービス業が中心の商店街の経営力向上を目指し、カウンセリングの対応スキルで解決するクレーマー対応の専門家であるRisk Lab(リスク ラボ)代表の金田 知博 氏を講師にお迎えし、クレーム対応術強化セミナーを開催いたしました。
金田氏は昨年3月に、福岡県振連が制作したドラマ仕立ての研修動画「クレーマーをリピーターに」の原作と出演を務められており、今回福岡県振連と福岡県中央会の協力を得て、同動画をセミナー内で視聴しました。動画は7つのパートに分かれており、それぞれの要点についてさらに解説を入れながら説明され、最後にまとめとして組織対応力の強化、ひいてはお店の魅力向上のノウハウについてご講演いただきました。
また、中央会とともに県振連でもデジタル化を推進している一環として、中小企業庁が中小企業・小規模事業者の未来のビジョン実現に向けて開設された、デジタル化を通じた経営課題の解決を目指した支援サイト「みらデジ」の活用推進について、デジタル化診断事業登録専門家の 中村 浩 氏からご講演いただきました。
デジタル化を積極的に推進したい事業者にはもちろん、何から始めて良いのか分からない事業者にも最適な内容となっており、まずはサイトの経営チェック機能を活用し、自らの経営する事業所のデジタル化進捗状況を把握した上で専門家に相談し、デジタル化を進めてほしいと述べられました。これら2つのセミナーは中央会webサイトのオンライン研修動画コーナーにも掲載していますので、ご興味をお持ちの方は是非ともご視聴ください。
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役員会(中小企業の活性化推進のための行政との意見交換会)開催
2022年07月14日
行政の意見交換会の様子 中央会が事務局を担う滋賀県商店街振興組合連合会では、役員会を7月14日(木)に近江八幡市・グリーンホテルにおいて開催しました。当日は、中小企業の活性化推進のための行政との意見交換会も併せて開催し、滋賀県中小企業支援課より詳細な説明が行われました。
滋賀県では、中小企業支援施策の方向性等を定める「滋賀県中小企業の活性化の推進に関する条例」が平成25年4月に施行され、今年度末で施行10年を迎えることから、県内中小企業を取り巻く状況はどのように変化してきたのかについての意見が交わされ、人口減少と少子高齢化の進行、グローバル化進行による競争の激化、コロナ等の新たな経営課題への対応といった「外部的要因」と後継者・担い手不足、多様な働き方の拡大、不景気の影響による事業活動の停滞といった「内部的要因」が示されました。商店街においては、大規模小売店舗の地域内出店によって、より一層人材を確保しづらくなったという現状が述べられました。
産業振興ビジョンにおいては、2030年に向けて新たなチャレンジが日本で一番行いやすい県、社会的課題をビジネスで解決し続ける県を目指すこととしている点について、商店街からは、電気自動車は今後一層普及が進むことが予想されることから、比較的安価となった中低速の充電器を用いた充電ステーションを商店街に設置し、消費者が電気自動車の充電中に買い回る仕組みを構築するため、充電ステーション設置に対するまとまった助成措置について要望されました。 -
2022年05月25日
総会の会場風景 中央会が事務局を担う滋賀県商店街振興組合連合会では、第33回通常総会を5月25日(水)に草津市・ホテルボストンプラザ草津において開催しました。当日は賛助会員等を含む14名が出席し、総会に提出された議案はすべて原案通り可決承認され、特に第2号議案の令和4年度事業計画案では、従来の県補助金事業に加え、地域経済活性化補助金事業や全国商店街振興組合連合会の委託事業など、諸施策並びに助成事業を有効に活用するとともに、各種情報の収集及び提供に努め、一方で会員組合が行うイベントや事業について告知の支援を行うことが決議されました。第5号議案の任期満了に伴う役員改選では、8名の理事と2名の監事が選出され、後日開催された役員会において、富田浩徳理事長が重任となりました。
また、総会に先立って行われたインボイス制度対策セミナーでは、大津税務署から講師を招聘し、同制度の概要のほか、免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関するQ&Aや関連する補助金情報の紹介が行われました。
プロフィール(令和4年5月更新)
- 名称
- 滋賀県商店街振興組合連合会
- 所在地
- 大津市打出浜2番1号 コラボしが21 5階(滋賀県中小企業団体中央会 内)
- 電話
- 077-511-1430
- FAX
- 077-502-0111
- 会員数
- 正会員21商店街振興組合・賛助会員5商店街連盟
- 会長
- 富田 浩徳(大手門通り商店街振興組合 相談役)
正会員・賛助会員(令和5年2月更新)
正会員
- 1 長等商店街振興組合
- 2 菱屋町商店街振興組合
- 3 丸屋町商店街振興組合
- 4 膳所駅前商店街振興組合
- 5 膳所商店街振興組合
- 6 大津駅前商店街振興組合
- 7 石山商店街振興組合
- 8 浜大津商店街振興組合
- 9 守山銀座商店街振興組合
- 10 京街道商店街振興組合
- 11 あきんど道商店街振興組合
- 12 サンロード商店街振興組合
- 13 本町商店街振興組合
- 14 八日市大通り商店街振興組合
- 15 彦根中央商店街振興組合
- 16 彦根巡礼街道商店街振興組合
- 17 彦根夢京橋商店街振興組合
- 18 花しょうぶ通り商店街振興組合
- 19 登り町グリーン通り商店街(振)
- 20 大手門通り商店街振興組合
- 21 ゆう壱番街商店街振興組合
賛助会員
- 1 一般社団法人大津市商店街連盟
- 2 長浜商店街連盟
- 3 近江八幡商店街連盟
- 4 八日市商店会連盟
- 5 守山市商店街連盟
滋賀県商店街振興組合連合会
県内に21ある商店街振興組合を擁し、組合員数700超を有する連合会です。目的は、厳密な要件のある「商店街振興組合法」に基づいて、街の地域環境を整備することを主な目的とした法人格を有する商店街を組織すること及び組織化された商店街振興組合の振興と発展をお手伝いすることです。
また、上部団体として全国商店街振興組合連合会があり、経済産業省や中小企業庁に対して、各々の商店街振興組合がその目的を達成するための施策や支援策の要望を行っております。滋賀県商店街振興組合連合会の中心的な役割は、国や滋賀県の中小小売商業施策をより有効に機能させて、各々の商店街振興組合が所在する地元自治体との調整を図ることです。
商店街振興組合の背景・目的
近年、商店街の衰退が全国的に深刻な問題になっています。その原因として、経営者の高齢化などによる後継者難、魅力ある個店の欠如、地域間競争の激化など商店街の諸環境が益々厳しくなっているからです。このような現状に対応するためには、商店街を構成する皆さん方が一致団結し、組織をつくってこれらの諸問題に取り組まなければなりません。
商店街は、地域社会の中心にあって単なる「買い物の場」を超えた「暮らしの広場」として重要な役割を担っています。従って、地域住民のニーズを常に把握し、そのニーズに基づいて各種の商店街活動を実行していくことが商店街の発展、さらには地域の発展につながるものといえます。魅力ある商店街・街づくりを推進する組織こそ、まさに商店街振興組合なのです。
商店街振興組合とは
商店街の街づくりや事業活動を効率的に行うためには、商店街振興組合法(昭和37年8月15日施行)制度の活用があります。これは商店街が形成されている地域で商業、サービス業、その他の事業を営むものなどが団結し、共同して『環境整備事業』や販売促進活動などの『共同経済事業』を行い、商店街の振興発展と地位の向上を図る法人の組織です。
事業協同組合が中小企業者で構成されるのに対し、商店街振興組合は中小企業者のみならず、大企業(大型店、銀行など)、さらには非事業者(個人)なども構成員となり得るので、その地域に関係するものなら広く組合員の資格を持つことができるのです。そして、一丸となって魅力ある商店街づくりへ邁進することに大きな利点もあります。すなわち、任意の組織と違い、社会的信用、さらには国や地方公共団体の各種振興施策の活用のほか、組織運営における役員、執行部の職務や責任の明確化が図れるようになります。
商店街振興組合の事業内容
商店街振興組合の行う事業は大きく環境整備事業と共同経済事業に分けることができます。
環境整備事業
アーケード、カラー舗装、街路灯、アーチ、駐車場などの設置が比較的多く実施されています。一方、文化教室や集会場を備えたコミュニティホール、花壇やシンボルメモリーなどを配した小公園など、地域住民の方々が楽しく集い、憩えるいわゆるコミュニティ施設の設置も増えています。
共同経済事業
共同販売(中元、歳末の売り出しなど)、共同宣伝、共同装飾、イベント、スタンプ券や共通商品券の発行などの販売促進事業をはじめ、講習会、研修会、先進商業視察、レクリエーションなどの経営改善事業も活発に行われています。
さらには商店街の情報化が推進され、カード活用による顧客情報管理、インターネット活用による共同通信販売、事務の共同処理といった経営合理化事業が多く行われています。
以上の事業の他に従業員の福利厚生、教育及び情報の提供、労働条件の改善などの諸事業を通じて商店街の近代化・合理化を図ります。
商店街振興組合のメリット
1. 商店街近代化の強化推進が図れます
地元自治体など地域の関係者を網羅できるとともに組合員の権利義務並びに運営方針が明確化されるため、商店街の再開発、アーケード、カラー舗装などの共同施設の設置、さらには共同経済事業をより一層推進しやすくなります。
2. 信用力が高まります
法律に基づく法人であるため、組合員の権利義務が明確になり、第三者に対して信用力は増します。特に金融機関に対して、金融の途が容易になるとともに組合などの組織金融を専門とする商工組合中央金庫(商工中金)からの融資に途が新たに開かれます。
3. 高度化資金の融資及び補助金が受けられます
アーケード、街路灯、カラー舗装、共同駐車場、コミュニティホールなどの公益性の高い共同施設を整備する場合、無利子、助成限度80%、償還期限20年以内といった有利な高度化融資や商業基盤等施設整備費補助金を受けることができます。また、各自治体で講じている各種の長期、低利の融資制度も多く利用できます。
4. 国や自治体の各種振興施策を活用できます
国や自治体では商店街活性化に関する各種振興施策をハード、ソフト両面にわたり講じていますが、法人化組織はそれらを全面的に活用することができ、積極的に商店街事業を展開することができます。
5. 税制面で優遇されます
現在、法人税では軽減税率の適用、固定資産税では商店街振興組合が所有する事務所や倉庫の免除、事業所税は課税標準が1/2に軽減されています。また、登録免許税、印紙税、事業税、不動産取得税などで一部減免の措置が講じられています。
6. 各種の情報収集や交換が図れます
滋賀県商店街振興組合連合会を通じて商店街活動に関する諸問題解決のための相談や支援はもとより、地域の情報のみならず、滋賀県内や全国の情報なども入手できるなど、様々な情報収集や交換ができます。
7. 商店街振興組合のネットワーク
現在、47都道府県に商店街振興組合連合会(市・区商店街振興組合連合会は一部の県に設立されている)が設立されており、それぞれ地域に根ざした事業活動などを展開しています。さらに、その上部団体として全国商店街振興組合連合会(全振連)が設立されており、47都道府県商店街振興組合連合会は、すべてその会員になっており、密接な関係をもって商店街活動などを通じて連携を図っています。
以上のように、各組織がピラミッド型に形成されたネットワークになっていますので、商店街活動のあらゆる面において、前向きに推進していくことが約束されます。
8. 補助事業や助成事業の活用ができます
滋賀県商店街振興組合連合会や全国商店街振興組合連合会が行う商店街近代化推進に関する各種の補助事業や助成事業を活用できます。
その主な事業は次のとおりです。
◎商店街活性化・小売業活性化研修会
商店街を活性化に関する方策、手法など、各商店街の実情を踏まえた研修会を開催する。
◎商店街活性化推進調査・研究事業
商店街の街並みや将来ビジョンについての指針を示す調査を行う。
◎情報提供事業
各商店街の組合員に対して、滋賀県中小企業団体中央会が年12回発行する「中小企業しが」において、滋賀県内や全国各地の商店街活性化事例を紹介するとともに行政庁の小売商業施策などの案内をして、商店街や個店の活性化を支援します。また、全国商店街振興組合連合会において取りまとめた商店街の活性化事例の紹介、パンフレット、各種調査結果報告書など必要に応じて随時商店街へ提供します。
◎組織化推進事業
これから商店街振興組合を設立しようとする商店街に対して、事業内容などの情報提供を行うことにより、商店街組織化の意欲を高め、その活性化を支援します。