新春のご挨拶

知事ご挨拶

滋賀県知事三日月 大造

新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、決意も新たに新年をお迎えのことと存じます。本年が希望に満ちた素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げます。
また、貴会におかれましては、日頃より中小企業の組織化や連携支援を通じて、地域産業や地場産品のブランド力の発信、さらには特産品の新商品開発・販路拡大等に取り組んでいただいておりますことに厚くお礼申し上げます。

昨年は、「ともにいきる」をテーマに、子ども施策やひとづくり、地域交通の活性化への取組のほか、琵琶湖をはじめとした自然とともにある社会経済づくりや国連記念日「世界湖沼デー」制定を目指した国際連携など、いのち輝く未来・社会をつくるための“挑戦”の一年でした。
県内中小企業・組合の皆様にも、長引く物価高騰や深刻化する人材不足等による厳しい社会経済情勢の中において、県の地域経済活性化事業や中小企業団体DX・GX推進事業等を御活用いただきながら、中小企業の活性化に向けて様々な“挑戦”をしていただきました。
各組合が直面している課題を踏まえたセミナーやイベントの開催、商店街による多彩な消費喚起策の実施、そして組合の経営課題の解決につながる取組の推進など、組合の強みである各事業者の枠を超えた横の連携を通じて、この難局に立ち向かっておられることを大変心強く感じます。本年も引き続き、未来を見据えた積極的な挑戦をよろしくお願い申し上げます。

さて、本年はいよいよ「大阪・関西万博」、本県での「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」と大規模なイベントの開催を迎えます。
「大阪・関西万博」では、古来営まれてきた琵琶湖と人が共生する暮らしをこの先もつなぎ、SDGsが提唱される以前から体現してきた価値や魅力を世界へ広く発信します。「国スポ・障スポ」では、選手の皆様はもちろん、応援する人、支える人、すべての人が主役として輝ける、滋賀らしい大会を皆様とともにつくっていきたいと考えています。これらを契機に生まれた有形無形の価値やつながりを滋賀のレガシーとして次世代に引き継ぎ、ともにいきる「健康しが」を具現化してまいります。
今年は、十干十二支では乙巳 (きのと・み)。「乙」は困難があっても紆余曲折しながら進む、「巳」は蛇で再生と変化を意味します。滋賀が注目される一年、変革と発展の機会と捉え、未来につなげる行動をさらに進めたいと思います。一緒に頑張りましょう!