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花しょうぶ通り商店街振興組合

※連携による事業展開(平成20年度調査)
心の元気を発散し、パワーの発信源になる商店街の創出

商店街振興組合とその組合員有志が「有限責任事業組合ひこね街の駅」を設立し「戦国遊びを事業の柱」にしてオリジナル商品、イベントを創出して日本一の戦国商店街を目指す。

1.背景と目的
商店街の空き家対策として、古民家を伝統工法による耐震工事で改修(日本耐震グランプリ総理大臣賞受賞)し、 1号店「ひこね街の駅 寺子屋力石」を開店。児童の復習塾、陶芸教室などを企画して地元住民に親しまれる商店街 を目指していた。その中で2号店開設の構想が浮かんだが、商店街振興組合での事業展開を続ける事は難しく、 より柔軟性のある組織体である「LLPひこね街の駅」を設立。両組合が「戦国遊び」のテーマを事業の柱として共有し、 開設された店舗を核として商店街振興を展開していくこととなった。

2.事業・活動の内容
両組合に共通するスローガンとして、「100の愚痴より10の提案、10の提案より1の実行」を掲げ、常に前向きに事業展開 を図ることを前提で商品やイベントの企画に取組んでいるため、組合員からは積極的な考え方が競って出されるようなになり、 心の億万長者の商人達(All for One One for ALLの精神)が営む商店街が出来上がっている。旧銭湯を改装して作られた2号店 「ひこね街の駅 戦国丸」では、店内に戦国武将の軍旗14枚が飾られ、戦国時代の物語のVTRが常時上映されている。 戦国武将に因んで着想したキャラクター「いしだみつにゃん」「しまさこにゃん」は、「ひこにゃん」に並ぶご当地キャラクター となり、店内には商店街メンバーが創作したキャラクター商品やLLPひこね街の駅の企画委員会で審査・製作されたシリーズ商品 が販売されるほか、各キャラクターの着ぐるみは各地のイベントに貸出されている。また、新たな戦国キャラクターとして、 大谷吉継をモチーフにした「おおたににゃんぶ」も考案され、当商店街を拠点とするキャラクターは3つになった。
そのほか、それぞれの武将の物語を各武将の拠点になっている店舗においてその物語を聞くことができるなど、徹底して 「戦国遊び」をテーマにしたLLPと商店街の連携がなされている。

3.成果(今後予想される成果も含む)
当商店街では商店街振興に携わる人達の「心」の活力が相互に伝播し、事業推進していく上でのパワー源になっており、 それに魅力を感じる人達が集まってくる状況となっている。また、振興事業の柱になっている「戦国遊び」では佐和山城址、 石田光成などの地域に語り継がれる史実を徹底的に掘り起こして商店街の活性化に結び付けているため、昨年の彦根城築城 400年祭後の今年でも「戦国丸」の売上高は倍近く伸びている。
今後、両組合のメンバーらは、空き家を利用して地域住民と来訪者の心が満たされるような事業展開に取組むこととし、 顧客の心を満たすことが出来るような商品、イベントの提供に情熱を燃やしている。心の億万長者の商人達が住む限り、 見通しは明るく伸びていくに違いない。


ひこね街の駅「寺子屋力石」


ひこね街の駅「戦国丸」


花しょうぶ通り商店街の案内看板

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滋賀県広告美術協同組合

※環境重視社会への対応(平成20年度調査)
環境配慮事業活動を通じて社会と組合員に貢献する

官公需適格組合認証を昭和61年に取得して、共同事業を通じて県内広告美術業界の発展を図ってきた。また、GPプラン滋賀(グリーン購入実践プラン滋賀県登録制度)に登録し、循環型掲示板の採用度を高めるPR活動を推進し、環境問題と事業活動の両立を図ることで社会貢献する。

1.背景と目的
当組合の組合員企業は小規模企業者が多く、滋賀県外から参入する企業を含めて業界の受注競争は激化している。その中で、大型物件に関する受注競争力対策として、また共同受注事業の強化を図るため、昭和61年官公需適格組合認証取得した。近年、滋賀県が推進している環境問題で経営体質を強化することが最適との結論に達し、「GPプラン滋賀(グリーン購入実践プラン滋賀県登録制度)」に登録。環境配慮事業活動を推進し、循環型掲示板の開発を行い、組合を上げてPR活動を展開することとなった。

2.事業・活動の内容
循環型素材で製造されたリサイクル品(エコマーク認定品ABS再生材料EFボード)を活用して、「公営選挙ポスター看板」の製造販売を実施している。これは、組合で木枠付きのEFボードを調達して組合員に販売し、組合員は看板の設置から維持管理及び回収、リサイクル証明書を発注者に提出するまでを行うもので、一貫した受注・管理・回収システムが組合員全員に普及しているため、発注元の選挙管理委員会も安心して発注することが出来るようになっている。また、回収された使用済みEFボードは、リサイクル業者により処理されて100%リサイクルされるため、選挙におけるゴミの減量に貢献しているといえる。
その他、組合では選挙ポスター看板の設置・管理チェックシートがあり、組合員に対して当シートの活用を指導し、問題が発生しないよう予防処置に万全を期している。万が一、品質問題が発生した場合には、事務局、支部、担当組合員が協力して調査を行い、素材メーカーの協力も得て原因の究明と再発防止策を講じて担当組合員・発注担当者に報告するまでの体制が組合に構築されている。

3.成果(今後予想される成果も含む)
滋賀県下での選挙の際には、継続的にEFボードでの選挙看板の設置業務を受注し、今後も環境への配慮の高まりから、受注は拡大してゆくと思慮される。また、官公需適格組合認証取得及び「GPプラン滋賀」の登録を機会に入札参加が有利になり、共同受注は順調に推移し向上している。
併せて、受注物件の品質向上を目指す体質作りとして、広告美術技能士の資格取得者育成を実施。技能検定を行い延べ70名の技能士を育てた。また、大型物件は組合が受注活動を行うことを基本としながら、組合員と受注がバッティングする場合は、組合は側面支援に留めて共同受注の円滑化を図っている。


ABS再生材料EFボ-ド製「選挙看板」
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滋賀県電気工事工業組合

※人材養成(平成10年度調査)
組合所属の学院で工事技術者の育成を図る

滋賀県電気工事工業組合会館竣工を機会に組合員から会館有効利用の声があがり、内部に滋賀県認可の滋賀電気技術者専門学院を併設、組合組織をあげて電気工事技術者の育成に取り組んでいる

1.事業の背景
平成6年に電工組会館が竣工、組合員の要望を入れて第1種、第2種電気工事士国家試験の資格取得を目的に滋賀電気技術者専門学校の設立準備のため特別委員会を設けた。この委員会と理事会を頻繁に開催、滋賀県の指導と通産省の指定を受けて平成9年に学院を開設した。初年度にここで学んだ受講者は延べ330人に達している。予想を超えた多数の受講者に、組合事業としての技術者育成に自信が湧いてきている。

2.事業活動の概要
平成8年11月には、職業訓練法人滋賀県電気工事技術協会を設立し、会長には組合の理事長が就任、平成9年4月には協会内に電気技術専門学院を設立した。学院長には組合の副理事長が、顧問には理事長が就任し、組合役員が委員会の委員になり、学院の運営が行われている。研修内容としては、高校普通科卒業者を対象にした普通課程では1年間の夜間学習で所要単位を取得して卒業すると第2種電気工事士の免許が与えられる。短期課程は第1種、第2種電気工事士受験講座で、座学15日間、実技9日間である。講師は、関西電力、電気保安協会、電気管理技術者協会及びポリテクセンター滋賀から派遣協力を得ている。

3.成果
受験講座履修者の国家試験合格者は全国平均より、かなり高い実績が示されている。初年度の普通課程の修了者は30人、短期課程の履修者は300人に達しており、当初の予想を上回る受講者の増加に教室が狭くなってきている。受講者の増加で開講2年目にして運営に支障を来すほどで、教室の増設を検討しなければならない状況となっている。また、受講者は組合員以外にも開放されており、これらの受講者からも好評を得ており社会的貢献度は高いといえる。この実績を得たことで、組合が技術者育成に取り組むことについて自信を深めている。