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協同組合 坂浅土木工業会

※共同事業を通じた生産性向上(1)建設業(平成19年度調査)
生コンの共同生産販売と情報化による成長

生コンの調達と適正価格維持のため、共同生産と販売を実施。所期の困難を克服し、事業を軌道に乗せ、また、情報提供事業により、組合員の社会的地位が向上した。

1.背景と目的
生コンクリートの調達が、零細な土木建設業者である組合員では難しくなり、購入価格も割高となっていた。 そこで、当組合では、この問題解決に共同生産を計画し、採算をとるため、生コンの販売会社を組合内に設立 した。

このように経済事業を持つことにより、組合員の福利厚生面の向上並びに組合員に対するあらゆる支 援が可能となった。例えば、組合員に対するOA化の支援及び指導が大々的に行えるようになった。さらに、 県の建設工事業者に対する格付けランクの上位に組合員を上げるため情報提供事業を開始した。

2.事業・活動の内容
昭和54年には、組合の基盤を強固にするための事業として生コンクリート共同生産販売事業を開始した。 さらに、この生コン事業の業務処理のOA化を積極的に推進して、先ず、組合事務局のOA化を軌道に乗せ、 引き続いて組合員企業のOA化に取り組み、徐々に本格稼働へ移行した。また、生コン工場の主要設備をIT 技術を駆使した二軸強制練りミキサーにリプレースした。滋賀県下では、当組合のみ設置している設備である。

3.成果(今後予想される成果も含む)
生コン販売会社設立による共同生産、販売事業は、組合員の側面的な支援を行い、工事が確実に施工される とともに、組合の財政にも貢献した。また、情報提供事業により、組合員の格付けランクは漸次向上し、組合 員の所在する滋賀県の湖北地区では、多くの組合員が上部クラスに位置している。組合員の利用率は8割を 超えており、この事業への組合員の関心が高いことが分かる。

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滋賀県扇子工業協同組合

※地域資源を活用した事業展開(平成19年度調査)
道の駅「藤樹の里あどがわ」を活用した扇子情報の発信

道の駅「藤樹の里あどがわ」に併設した扇子の常設展示販売場と実演・体験工房を活用した事業展開

1.背景と目的
高島扇骨の生産量は、戦後に一時、年間1,330万本(昭和33年)に達したが、扇風機やクーラーの出現 で涼をとる普通扇の需要が激減し、昭和38年には500万本まで落ち込んだ。その後徐々に回復し、現在は 年間約740万本位の生産量で推移している。
商品構成は、普通扇(夏扇)35%、飾り扇30%、舞扇20% その他15%となっている。一方においては、製造技術が海外流出し、量産を始めた低コストの中国産の扇骨 に押されるという厳しい環境に直面している。

2.事業・活動の内容
旧安曇川町商工会では平成12年度から、町内の商工業者、行政、一般住民の代表による地域資源調査委員 会を設置し、安曇川町の自然、歴史、文化、人物、物産などの地域資源を特産品開発と観光振興に活かすため 地域資源調査事業を実施してきた。
その結果、特産品開発においては「環境にやさしい資源としての竹の活用 」、観光振興においては「継体天皇に関連する遺跡や田中城跡などの歴史的資源の活用」を重点テーマとして 具体的な取り組みを進めてきている。地域振興のための産地化形成の要因の一つを「近江聖人の里・びわ湖こ どもの国、竹と扇子の里」として、道の駅の各施設を核に、扇骨・扇子文化を発信する事業を展開している。

3.成果(今後予想される成果も含む)
①道の駅「藤樹の里あどがわ」を中心にした地域一丸となっての活性化の推進と、②固定観念にとらわれな い新規需要の新用途開拓を積極的に推進したこと、の2点が成功の要因と考えられる。
高島扇骨は、滋賀県指定の伝統工芸品でもある。このように伝統的な技術分野に最先端の技術であるところの レーザー彫刻機械を導入したことにより、顧客ニーズに即応した扇子(マイせんす)も提供できるようにした 。伝統技術と最新技術の組み合わせが、時代にマッチしたヒット商品の提供を実現した事例であるとも言える。   道の駅を核に、今後ますます、高島扇骨・近江扇子事業が発展する可能性に期待が寄せられている。


道の駅 「藤樹の里あどがわ」