事例集

在宅勤務モバイルワーク

株式会社オースギ

1973年の創立以降、測量・土木設計などを手がける建設コンサルタントとして地域と社会に貢献してきました。今後も社会資本整備の担い手として、発注者の期待に応え、愛され信頼される企業として、確かな品質のもと、更なる躍進に向けて企業活動を行ってまいります。

本社所在地 彦根市高宮町1489番地6
代表者名 代表取締役 西田年臣
創業 1973年
従業員数 38名
ホームページURL https://www.o-sugi.co.jp/
導入ポイント ▼

  • ・ 完全在宅ワーク正社員が1名、テレワークで多様な人材雇用を創出
  • ・ シン・テレワークシステムを体験し、利便性を実感
  • ・ テレワーク体制構築に向けて、リモートデスクトップ方式の導入を検討

時間や場所にとらわれず、
状況に応じた自由な働き方を

官公庁や自治体からの仕事を中心として、橋梁や河川、堤防などの測量・土木設計業務を行う株式会社オースギでは、在宅勤務の正社員を1名採用し、テレワークを実施しています。今回、シン・テレワークシステムを体験し、活用のアイデアが生まれ、テレワークへの意識が変わったという代表取締役の西田年臣様にお話をお聞きしました。

代表取締役 西田 年臣 様

テレワークで遠方でも近郊でも専門知識と技術をもつ多様な人材を確保

2021年から埼玉県の女性を完全在宅勤務の正社員として雇用し、CADや図面作成の補助などの業務をテレワークで行っています。電話・メール・オンライン会議などで業務内容を説明し、成果物はメールで提出。PCは社員の私物、ウイルス対策ソフトとCADソフトは会社から支給しています。毎週月曜日の朝礼、金曜日の技術部の会議にはZoomで参加してもらっていますが、遠方とコロナ禍ということもあり、まだ一度も出社できずに勤務しています。

県外の方を採用することとなったきっかけは、業務が多忙で技術者が必要となり、通常通りに通勤する条件で募集しましたが、あまり反応がなく「リモートOK」「経験があればどこでも」というキーワードを追加して求人を出したところ全国から応募がありました。その中から土木設計会社での勤務経験、在宅勤務の経験、仕事への意欲のある方を採用しました。採用後もテレワークでの業務として問題なく進められていますので、遠方でも近郊でも場所にとらわれず、建設業界や設計の知識や技術のある多様な人材を採用できればと考えています。近郊の方など可能であれば、最初の1~2か月は社内研修を受けて仕事を覚えてもらい、その後は在宅勤務を基本に、業務内容に合わせて出社したり、取引先との打ち合わせに行ったりしてもらえるのが弊社の希望です。

貸与PCで在宅ワークを体験し、テレワークへの意識が大きく変化

今後もテレワーク業務を継続し、増員していくことを視野に入れ、就業規則やセキュリティ対策などの整備が必要と考えていたところ、令和3年度の滋賀県中小企業団体中央会の「中小企業テレワーク『はじめの一歩』支援事業」の支援を受けた同業の会社から紹介していただき、今年度支援を受けることになりました。

支援では、社会保険労務士から「テレワークガイドライン」「モデル就業規則」などの資料を基に詳しく説明いただき、現状は厳密に管理していない中抜け時間の取扱いも、社内でルールを決めた方がよいとアドバイスをいただきました。また、セキュリティ対策の注意点などの話を聞いて改めてその重要性を感じ、社員一人ひとりに対しての意識づけを徹底しなくてはと思っています。支援いただいた中での一番の成果は、貸与いただいたノートPCにインストールされていたリモートデスクトップ方式の「シン・テレワークシステム」を体験できたこと。会社のPCと同じように作業ができてとても快適でした。繁忙期には平日だけでは仕事が片付かず、休日出勤することもあります。自宅PCにはソフトが入っていないため作業できなかったのですが、シン・テレワークシステムを使えば会社のPCをリモートで操作できるので、そのままデータも保存ができ出社しているのと同じ作業ができました。ノートPCさえあれば、出社することなく、いつでもどこでも仕事ができる利便性を体感できました。実は、この体験をするまでは、会社全体としてのテレワークは必要ないと思っていました。しかし、シン・テレワークシステムのような、リモートデスクトップ方式を導入すれば、自宅や外出先での作業、感染症や災害などの緊急時などさまざまな活用ができるのではないかと、テレワークへの意識が大きく変わりました。

状況に応じて働き方を選べるようなテレワーク体制を構築

リモートデスクトップ方式の活用で次のような業務効率化、メリットが期待できます。取引先との打ち合わせには資料や図面など、多数の書類をプリントアウトして持参するのですが、ノートPCを持参してリモートで社内PCにアクセスし、画面を見せることで打合せをペーパーレス化できるようになります。また、打ち合わせ中に図面やデータの変更を依頼された場合も、その場で修正して提案することもできます。今までは一旦会社に持ち帰って再提案していたことから比べると、仕事がスピーディーに進められます。現状では会社のノートPCや自宅PCでの作業の際には、USBメモリでデータを移動していますが、複数のPCで作業しているとどれが最新データなのか分からなくなることがありました。リモートデスクトップ方式を使えば会社のPCにアクセスし、更新内容を上書きしていけるのでデータ管理もしやすくなります。そして、CADなどのソフトはPC1台1ライセンスが基本ですが、会社のPCにインストールしておけば、リモートで他のPCからも操作することが可能です。育児や介護、家庭の事情、あるいは災害などで出社できない時の対応策としてテレワークは非常に有効だと思います。まずはリモートデスクトップ方式の導入を検討し、出社しても、しなくても、その時々の状況に応じて働き方を自由に選べるような体制を構築することで、在宅勤務の社員、社内勤務の社員ともにテレワークの充実をめざしていきます。

シン・テレワークシステムでヘルプデスク的な対応も

弊社には役所などに出向勤務している社員がおり、PCの操作などの問い合わせがよくあります。電話では何が不具合なのか理解できず、対処方法を説明しても伝わらないこともあり、出向先まで見に行くこともあるのですが、シン・テレワークシステムを使って画面共有しながら、話を聞いたり、説明したりすれば、離れていてもヘルプデスク的な対応をわかりやすく、スムーズに行うことができます。

テレワーク業務構想

テレワーク『はじめの一歩』
ワンポイントアドバイス

体験することが導入のステップになります
株式会社オースギ
総務部長 夏川淳子 様

遠隔地から在宅リモート勤務の社員はいますが、社内勤務の社員にテレワークは不要と考えていました。今回の支援事業を通じて私も貸与PCでシン・テレワークシステムを体験し「こんなに便利なんだ!」と実感。そうすると「こんな使い方もできるのでは?」というアイデアもどんどん出てきました。とにかく一度、この利便性を試していただければ、導入へのステップになるでしょうし、自社での活用方法もひらめくと思います。

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