先進組合事例

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滋賀県シニアテクニカルエンジニアリングパートナーズ企業組合

※経営・技術コンサルティング事業(平成16年度調査)
グループコンサルティングにより高い顧客満足度を実現

総合的な知識を有する企業OBが結集。顧客と共に現場で作業して企業が抱える問題を解析し、グループでコンサルタントを行うことによって問題解決を図り、効果を定着させる。

経営・技術コンサルティングを個人で行う場合、カバーできる範囲は非常に狭く、拡げるために常に学習は欠かせない。これに対し、コンサルタントグループで気の合った仲間と連携して行えば間口が広くなるし、顧客の対応も良くなる。そこで、理事長は同志を募ってコンサルタントグループを結成し、1年間お互いの技術内容の交換及び新しい技術についての討議を通し、仲間意識を作り上げた後に企業組合として事業をスタートした。
組合員は大企業の定年退職者で構成しており、平均年齢は63歳。組合員のうちISO9000主任審査員2名、審査員補2名、ISO14001主任審査員1名、審査員補3名。主な事業として、ISOの認証取得支援や中小企業の工場診断とそれに付帯する技術的援助、人事制度に関する相談等のコンサルタントを行っている。理事長は相談内容によって担当専任技術員を決定し、顧客の要求内容に応じて2人から3人のグループでコンサルタントを行うことによって、多方面にわたる技術内容に対応するとともにグループの有する総合力を発揮する。また、成果を企業に定着させるため、顧客企業内にも改善グループを結成してもらい、共に現場で仕事をして解析し、有効な結果が得られるまで共に努力、支援するという行動方式を採用している。
独立した事務所を保有していないことから、家賃等固定費がほとんどかからないこともあって2年目に黒字を計上することができた。コンサルタントに関しても納得のいく顧客満足度が得られていると考えられる。定例の会議では様々な角度から企業課題解決への方策が述べられることで、組合員のキャリアは活かされ、さらに高められている。コンサルタントという人の能力を活かす業務の性質上、今後もこれまでと同じく一件一件依頼企業の課題解決に誠心誠意取り組み、実績を上げることによって次の依頼に繋がるサービスの提供を心がけていく。

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