製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・各種食料品
組合員の中には、売上が減少していることに対応して仕入れを少なくするとともに、設備投資を抑制するなど費用の低減を図り、資金繰りを好転させた者もいるが、収益面では悪化している。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
2月度の生産数量は15,225反、前年同月比で84.6%となり、昨年より一段と減少する厳しい状況が続いている。産地内の余分な在庫は見られず、整理された状況であり、落ちこみに歯止めがかかることを期待したい。採算面を見てみても、全体的に数量が少なくなってきていることから、どこかの部分でコストダウンを図らなければ続けられない状態でもあり、苦戦を強いられている。
・麻関連繊維工業
全部門において生産・売上等、昨年同期より更に落ち込んでいる。中でもテキスタイル部門は婦人服地の低迷などから厳しいが、メンズ・ホームウェア分野については上昇気味となっている。この要因として、小ロットでなおかつ納品を短期サイクルとする受注が増加しており、追加注文も小刻みになっていることが挙げられる。
・麻 織 物
例年であれば繁忙期の終盤にあたる2月も受注量が少なく、設備操業度は低下するなど、当業界の景況は依然として不透明な状況が続いている。組合員の中には2~3%売上を伸ばしている者もいるが、16年度を全体的に見ると前年度に比べて1割弱の減少となっている。在庫については売上の減少に合わせて圧縮していることから適正値となっている。
・綿 織 物
月末頃になって気候が真冬の寒さに戻り、今夏用のクレープ(軽布)の計画がさらに遅れてきているようである。2月としては前年並みの実績であっても、受注残が少なくなってきていることから苦しい状態が続いている。
(製造業・木材・木製品)
・仏壇仏具
1月27日から2月8日の期間において、昨年に引き続いて東京への展示会に市場調査を兼ねて出展した(出展組合員6名、出展仏壇本数8本)。今なお厳しさはあるものの、大消費地への販路開拓は魅力的である。今後も期待したい。
・一般製材
売上高は低調であった昨年とほぼ同額で推移し、まだまだ厳しい状態が続いている。
・木材木製品総合
このほど、平成16年1月から12月までの新設住宅着工数が発表された。全国では約119万戸となり、2年連続増加。この内木造総戸数は45.5%と微増し、健闘した。
これに対して、県内の着工戸数はほぼ前年並みの12,600戸で木造率は54.5%となり、全国平均を上回る数値で推移した。平成17年については、全国的に景気回復の傾向が見られることから16年実績をやや超えるものと予測されている。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
2月中旬頃から官公需関係の仕事において年度末需要が現れはじめたことにより、昨年との比較においては売上高は増加した。しかしながら価格は相変わらず厳しい内容であり、採算面においては変化が見られない状況である。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
2月期は、例年の傾向として売れ行き不振の時期となっており、販売計画額の97%程度で推移した。薬店等で販売される一般用医薬品は、スキン用剤と呼ばれる花粉症、紫外線防止対策製品などの季節商品にシフトしている。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
多少動きのあった前月の反動もあり、2月は前年同月比で売上が15%減少と一段と厳しい状況であった。見本市や展示会後の動きが鈍化している。焼酎等に利用できるウォーターサーバーなどといった、一部の組合員が開発している目新しい製品については多少動きが見られる。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
前年同時期に比べて売上は5%程度増加、設備操業度も5%以上の上昇となっているが、ガス、鋼材など使用するほぼ全ての資材が値上がりしており、収益的には変化がない。雇用人員は昨年に比べて減少しており、繁忙時には残業にて対応している状況である。
・通信機器等電子機器類
年末年始の落ちこみが続いて、2月は全面的に下降気味であったが、落ちこみの幅は数%程度とあまり大きくならずに終わった。だが、今年も厳しい状況を想定して対応を考えておくことも必要と感じている。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
薄型テレビを筆頭としたデジタル家電の販売は比較的好調に推移してきたが価格競争が強まってきている。建築住宅関連商品については売上が横ばいで今後の情勢が見通しにくい状態となっている。この要因として、建築資材が値上がっており、中でも鋼材は特に価格が上昇している一方で、価格に反映できていないためか販売額が増加しておらず、収益率が悪くなっている。最近の動向として、環境・省エネ・防犯の各関連商品に関心が持たれており、販売の成果にも表れてきた。金融、資金繰り面は安定した状況となっているが、忘れた頃に問題が発生するということがないように努めている。
・食料品市場
大型量販店の進出、食品流通形態の多様化等、構造的な問題があり、厳しい状況が続いている。
(非製造業・小売業)
・石 油
当業界全体としては良くも悪くもなく推移している。県内給油所の販売価格は2月末現在で一般的なフルサービスの給油所は110円、セルフサービスの給油所では108円が実勢価格となっており、小売店が販売価格を大きく変えることは難しい状況。エネルギー供給の大勢を占める当業界は身動きがとりにくく、ジリ貧で飛躍の力も無い。
・家庭用電気器具
例年の傾向であるが、2月の時期は商品の動きが鈍く、在庫数量は増加した。
(非製造業・商店街)
・堅 田(ショッピングセンター)
食料品、衣料品、雑貨の各部門とも不振に終わり、2月の売上高は前年を更に下回る値となった。特に衣料については、冬物のバーゲンを終えて春物のセールに突入しているところへ寒波が訪れたため、苦戦を強いられる結果となった。
・彦根市(ショッピングセンター)
2月度(1月21日~2月20日)の売上高は前年度対比で92.2%と大幅に減少した。来店客数は前年度対比で115.3%。4月からの累計売上の前年対比は96.7%で推移している。また、前年度対比153%の携帯電話ショップを筆頭に、72店舗中20店舗が前年実績を上回った。12部門に分けた業種別では、サービス部門の前年度対比103.1%のみが前年実績を上回る結果となった。2月度の主な行事として、恒例のバレンタインセールが前年対比で109.2%と貢献したが、営業日数の1日(日曜)減、月初めの大雪、2組合員で3店舗の退店(退店跡には新規入店あり)、店休日変更による客数の減少などがマイナス要因となった。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店売上…120.2%(既存店比較 104.7%)
客数………121.1%(既存店比較 105.2%)
客単価……1,342円、前月比146円減(既存店1,356円)
前月は昨年実績を割り込んだが、今月度はセールの効果もあって実績を伸ばすことが出来た。この一方で、核店舗は衣料、住居関連などが落ちこみ、前年実績を若干ながら割り込んだ。全体の傾向として、商品の購入からカルチャー・健康・癒しといったサービスへ消費がシフトしてきている。
生活・住居関連全体…105%(各前年同月比。括弧内は既存店比較)
100円ショップ…(101.5%)、写真現像関連……… (96.0%)
生活・住居関連は久し振りに前年実績を上回った。各部門とも好調で寝具インテリア、家電などで季節用品の処分品で動いた。100円ショップも久々に伸びた。服飾雑貨、生活雑貨も好調。ドラッグが不振。
婦人ヤング(104.0%)、婦人ミセス……………( 95.3%)
紳士………(119.2%)、子供ベビー……………(105.3%)
ジーンズ… 111.4% 、ファミリーカジュアル…98.5%
衣料は引き続き不振であるが、冬物処分で前年度並みの売上げを確保した。先月とは対照的に核店舗は大きく落ち込んだ。ずっと低調であったファミリーカジュアルがやや回復。客数は伸びているが単価ダウンが続いている。
鮮魚… 98.4%、青果…100.0%、精肉…110.0%
食品は核店舗も含めて安定した売上実績を残した。ベーカリー、惣菜、洋菓子も微増で推移した。
和食…133.0%
飲食は、回復傾向にあり、和食が久し振りに大きく伸びた。ファストフード店舗はキャンペーン効果で好調。一時期雪の影響で客数低下があったが、影響は最小限に留まった模様であった。
サービス分野全体では、昨年度対比で109.5%の実績。全分野で伸びを見せ、中でもマッサージ、美容、リフォーム、クリーニングの各分野は着実に伸長している。
(非製造業・サービス業)
・旅館・ホテル
今年の2月は昨年と違って祝日を含めた3連休があったことから、観光客は増加したが、比良ロープウェイの休止等が影響し、スキー客はやや減少した。
・情報サービス・広告
FA(工場等の設備投資関連)については、先月に引き続いて、徐々にではあるが動きが出てきた。当業界では4月より施行の「個人情報保護法」対策に追われている。
(非製造業・建設業)
・土木工事
ここに来て組合員の脱退が1名あり、建設業にとって苦しい時期だけに他の組合員にも大きな影響が出そうである。全般的に見て、組合員の受注状況は非常に悪く、工事量は前年比で70%程度と大幅に減少している。官公庁の年度末時期であり、例年なら繁忙期にあたるにもかかわらず、材料の片づけなどを行っている話も耳にする。
(非製造業・運輸業)
・運 送
輸送量は前年並みであるが、荷動きが若干ながら活発になってきている企業とそうでない企業に格差が見られる。前月比においては稼働日数の差もあるが、荷動きが前年同月比で約15%の増加傾向にある。しかしながら再び軽油の価格が上昇の兆しをみせるなど費用増が影響し、厳しい運営を強いられている。また、輸送車の運転手が不足気味で、以前ほどの成果給が見込めないことから特に30歳未満の若年層が不足しており、募集をかけても応募がない状況にある。
・倉 庫
12月実績数量 対前年比
入 庫 230千トン 99.3%
出 庫 205千トン 88.1%
月末保管残高 501千トン 95.4%
その他工業品159.0%、非金属鉱物 154.1%、その他日用品133.8%
金属製品……116.8%、板ガラス… 115.0%、紙・パルプ…109.6%
化学繊維織…101.6%、その他化学 101.0%、その他機械… 98.9%
合成樹脂…… 98.7%、雑品…………88.2%、化学繊維糸… 83.7%
電気機械…… 78.5%、米……………31.3%
(それぞれ前年同月比において残高の増減が目立った品目と数値)
景気動向は、一般には回復傾向の中で調整局面に入ってきたと言われている。これに対して当業界は、1月度は前年に比べて入庫数量はほぼ横ばいで推移したが、出庫数量が大きく減少し、月末保管残高は前月に比べて4%増の回復が見られた。