製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・各種食料品
台風の影響を受け、売上高が減少し、収益状況も悪化した。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
10月度の生産数量は14,822反で前年比76.6%と大幅な減産となった。実需期で秋本番であるが、無地物の引き合いは鈍く、生産は思うほど伸びず、厳しい状況が続きそうである。10月上旬に京都で開催した展示会では新素材の提案に努力しており、今後に期待したい。採算面については、受注が少量であるものの価格等の取引条件も悪化していることから、一段と厳しさを増している。
・麻関連繊維工業
整理加工業では僅かではあるが動きが出てきた様子はあるものの、大きな期待は望めない状態である。
テキスタイルにおいては、一組合員が10月後半に開催された「インターテキスタイル上海」に出展し、好感触を得ている。このことなどから低迷している業界に新風が吹くことを願っている。
・麻 織 物
前年と同様に売上増加策に進展が見られず、益々厳しく苦しい状況である。
・綿 織 物
夏から一足飛びに冬が来た気配で、秋物が売れないことから来春夏の計画が遅れている。軽布(クレープ)は糸の値下がりと相まって一年で一番苦しい時期となった。
一方では厚織の需要がみられ、特にテント用織物が災害の影響で忙しくなった様である。組合員の収益状況は得意先によってバラツキが一層大きくなっている。
(製造業・木材・木製品)
・仏壇仏具
販売状況は悪化している。現状として全体的に高額商品が動いていない。
・一般製材
売上高が減少し、一層厳しい状況となっている。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
用紙の値上げ等で非常に厳しい状況が続いている。相変わらずの激しい価格競争も続いており、収益状況は悪化の一途をたどっている。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
前年同月との比較において不変の項目が多く、業界の状況は一見好転しているように見えるが、ある特定の品目に需要がシフトし、冬物が出尽した結果の状況である。収益状況から判断すると悪い方向であり、売上量に比較すると収益は減少しており、単価競争の影響が明白となっている。近年の傾向として、景況が一度傾斜するとその流れが月をまたいで影響を及ぼしやすく、これにより収益が出難い方向となってきた。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
当業界では本来、秋口は製品の動きが活発になる時期であるが,夏季より落込みが続いており先の見通しがつかない状況である。各メーカーとも引き続き厳しい状況である。
(製造業・一般機器)
・一般産業用機械
10月度は部品加工の調達が困難であった。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
洗濯機は新機種の発表に伴い、売上が増加した。猛暑の影響もあって、在庫の積み増しを行ったためにエアコン関係も増加しているが、親企業が海外シフトを続けており、ポンプやレンジ用といった他の機種向け製品では減少してきている。また、材料においては原油製品関連を中心に仕入れ価格が上がってきている一方でなかなか製品に転嫁できず、収益は下降気味である。
・通信機器等電子機器類
クリスマス向けに生産している製品の動きが鈍い。アジア地区における売上は少しずつ増加に転じているが、海外も日本国内と同様に、市場に大きな変化は訪れていない。また、当業界においても石油価格の引き上げが収益面に影響を及ぼしてきている。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
住宅着工が16年度上半期では前年に比べて減少しており、下半期の見通しも不透明となっている。薄型テレビに代表されるデジタル家電の販売では、各メーカーの競争が激化の方向にある。建設資材は収益率が依然として悪い状況が続いている。また、石油原価高騰の影響から資材全般において高騰の兆しが見られる。資金繰りについては、先月に引き続いて不安感がある状況となっている。
・食料品市場
相次ぐ台風や長雨の影響で生鮮野菜が品薄となっており、値段も大幅に高騰している。果物も同じような状況であり、青果仲卸業者に大きな影響が出ている。
(非製造業・小売業)
・石 油
原油価格がさらに上昇し、正に有事という気配さえある現在の状況から、市況は来年2月頃まで不安定な状態が続くであろうと思われる。石油販売業者は先の読めない経営に追い込まれている。
・家庭用電気器具
各メーカーの合同展示会等がこの10月に行われ、薄型テレビやDVD機器に代表されるデジタル機器が好調に動いた。
(非製造業・商店街)
・堅 田(ショッピングセンター)
青果店では台風の災害による野菜の高騰が大きく影響している。大型店と仕入れ条件が異なり、高く仕入れざるを得ない上に競合の関係から全て価格転嫁が出来ないため、採算割れを覚悟での商いを余儀なくされている。月末に「お客様特別招待会」を核店舗と共同で開催したが、2~3日前から冷え込んだ需要へのフォローの風となり、業種や店舗によって浮き沈みはあるものの全体としてはまずまずの成果を上げることが出来た。
・彦根市(ショッピングセンター)
10月度の売上高は前年度対比で95.1%、来店客数は前年と変わらず。4月からの累計売上の対比は96.0%で推移している。10月度の主な集客イベントとして県下最大級のウィンターファッションショーを開催し、2度にわたりテレビで報道された。
部門別での売上推移では、子供服(前年度対比119.9%)を筆頭に、フードコート、メンズ衣料、ファッション雑貨、飲食、文化・日用品、食料品の順で12部門中7部門が前年実績を上回った。また、72店舗中46店舗が前年実績を上回り、最も売上を伸ばしたのは飲食の店舗で前年度対比139%であった。
・彦根市
役員改選を行った結果、理事に若いメンバーが加わることとなり、続投となった理事長以下三役とともに、来客数の増加のための事業や顧客に喜んでもらえるような事業を引き続き行っていく。これと同時に新しいイベントなども立案、実施していく。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店合計売上…100.9%(既存店比較 96.1%)
客数……………101.4%(既存店比較 97.6%)
客単価…………(1,445円、前月比83円増)
既存店のみの比較では3ヵ月連続で前年売上実績を下回った。客単価については秋物衣料や野菜の高騰で前月を大幅に上回る結果となった。月初めの残暑と数度にわたる台風の上陸が入店客数や来店動機の阻害要因になったと考えられる。この時期恒例の大規模な共同販促の結果については、昨年度対比で115.86%(既存店比較106.5%)と前年売上実績を確保できた。この反面、セール前後の期間においては売上の減少幅が大きい結果となった。
住居関連は、昨年度対比で98.1%と不振。靴かばん、はきものが好調で、生活リビングなどが前年売上実績を上回った。季節商品の家電、家具、寝具インテリアは大幅に落ち込んだ。印刷、印章部門は市町村合併の特需から全体では109%、合併地区の店舗では前年比200%と売上が倍増している。
ジーンズ、ファミリーカジュアル… 80%強
婦人ヤング、婦人ミセス…………… 90%前後
呉服部門………………………………110%
衣料は引き続き不振。比較的安定して売れていたジーンズ等上記4品目が苦しい展開をみせている。呉服部門については今月度、各店で催事がおこなわれ、10%の伸びを確保した。
食品も、台風や異常気象の関係で回復基調になかなか乗れない。精肉、青果は野菜高騰で単価が上昇し伸長、精肉と鮮魚は昨年度対比99%前後に。その他部門は、ほとんど横ばいか微減の状況。
飲食は、引き続き回復傾向が認められるが、和食、洋食、中華、ファミリーレストラン部門は依然と悪い。
サービス分野については、既存店は昨年度対比で伸長率はやや低下、落ち着き傾向。着実に売上を伸ばしてきたマッサージ、美容、リフォーム、カルチャーの各部門も伸びは緩やかな傾向。この中で、映画が伸びる兆しをみせている。ゲームコーナーも回復基調であるが、パチンコとボーリングは低迷している。マッサージ、カルチャーについては、新規に店舗が拡大しており、会員募集も順調に推移している様子。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
前月に引き続き、基幹情報、FA関連ともに動きが出てきた。
・旅館・ホテル
台風等の被害は直接ないものの、旅行客のキャンセル等が発生し、売上は減少した。旅行業界は兵庫、京都北部や新潟中越地震の影響が多大で、風評によるキャンセルなどが発生するという事態に陥っており、当該地域はかなり厳しい状況である。
(非製造業・建設業)
・土木工事
昨年同時期に比べて受注量は減少し、収益状況も悪化している。業者間ではあきらめムードも漂い、風評で組合員の状況を耳にすることがなくなった。
・総合工事
安値受注が増加した結果、赤字経営とならざるを得ない企業が発生しており、先行き心配な状況である。また、最近では廃業等による組合脱退が多くなってきている。
(非製造業・運輸業)
・運 送
全般的に昨年に比べて低調に推移しており、厳しい状況にある。コストの増加を吸収できない経営環境となってしまっている中で、月毎に収益状況の悪化傾向がみられる現況に警戒感が増している。
・倉 庫
9月実績数量 対前年比
入 庫 253千トン 98.3%
出 庫 251千トン 87.4%
月末保管残高 482千トン 90.2%
非金属鉱物 140.6%、金属製品…115.4%、その他日用品 100.8%
合成樹脂… 100.3%
化学繊維織…92.9%、板ガラス… 89.4%、雑品……………83.5%
その他化学品71.5%、米………… 49.3%
(それぞれ前年同月比において残高の増減が目立った品目と数値)
県内景気動向は、一般に景気は懸念材料があるものの緩やかな回復傾向が続くと言われている。倉庫業界においても9月度は前年度比較で最も回復した月となったが、全般的には入庫数量、出庫数量、保管残高数量とも前年実績に届かず、依然として低迷を続けている。