製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
8月度の生産数量は14,522反となり前年比95%となった。不需要期であり、依然として厳しく、無地素材の売行きが非常に厳しい状況。色用は善戦しているが黒用は厳しい。在庫は見込み生産をしていないため適正。採算状況は生産数が減少しているため、一段とコスト高となっており悪化の一途である。
・綿 織 物
各企業毎にばらつきが大きくなってきているが、軽布クレープはシャレテコやロングトランクスの名前で、若者層に柄物が伸びてきている。また、全体として在庫がさばけて身軽になり、来期に期待が持てる。
重布は、前年と同じような状態である。また、一部の企業に設備増設の動きがある。
(製造業・木材・木製品)
・一般製材
木材協会は、木造住宅の低下及び価格の伸び悩み等により、国産材の桧丸太、杉丸太の価格の低迷により、原木の量が減っていて、業界は益々厳しくなっている。
木の香淡海の家推進モデル事業で、県内で木造住宅を建築する施主の方に、桧柱1戸当り100本提供する事業が行われている。少しでも業界が好転することを願っている。
・仏壇仏具
前月やや好転したものの、8月に入り持続せず、むしろ悪化したと答える組合員が多かった。「宗教心の薄れ」に業界の危機感を感じる。
・木材・木製品総合
日刊木材新聞(9/9付)「人と木の住まいづくりネットワーク(協)」発足記事が掲載。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
8月度の需要の落ち込みは大きく、閉塞感は強まる一方である。心の底から景気回復を望みたい!
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
1.前月に続いて今月も暑い夏特有の商品が多く売れた。
2.9月も更に暑い夏を希望する。品目によっては品切れを起こすことが予想される。
3.9月期の決算会社はほとんどが好況裡に終結する。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
手づくり・多工程の小物商品に多少動きが見られる。秋口に向けて、新カタログや展示会向けの新商品づくりにとりかかっている。夏季でもあり、全体的には極めて動きが悪い状態である。
(製造業・鉄鋼・金属)
・バルブ
材料価格の上昇に伴うバルブ価格値上げ要請効果が出てきたことにより、売り上げ高も上昇に転じている。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
石油製品の値上りが続いており、製品に転嫁出来ず売上げの割には収益は減少して来ている。(ガス、合成樹脂原材料、塗料等)。
・通信機器等電子機器類
8月はお盆により稼働日が減少した分だけ生産減少でした。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
1.猛暑により、夏物商品の販売が好調で実績を上げられた。
2.デジタル家電(薄型テレビ)販売がオリンピックの活躍で好調。
3.建築資材が高値、安値の差が大きくなり、収益率が依然として悪い。
4.夏物が済み、これからの家電需要商品が不透明である。
5.デジタル商品の高値により、消費が鈍る傾向にある。
6.住宅着工前年ダウンが後半明るい見通しがない。
・食料品市場
売上額が減少気味、資金繰りも悪化傾向であり好転の兆しは見られない。
(非製造業・小売業)
・石 油
8月若干の販売価格の上昇も全国的に見て、当県は低く店頭表示レギュラーガソリン1L当たり111円で推移している。他品種についても低価格で推移の状況。業界紙の記事によれば9月仕切価格の高騰があるかもという情報である。
・家庭用電気器具
今月も、上旬は先月と同様に夏物商品が動いていた。
AV関係(特に地上波デジタルテレビ・DVD等)もアテネオリンピックの開催の関係で、昨年に比べ動きは好調だった。
(非製造業・商店街)
・堅 田(ショッピングセンター)
当月は全体として前年売上をほぼクリアできたものの、今少し盛り上がりに欠けた月だった。
個別に見ると、少し元気があったのが青果関係で、後は軒並み前年の売上げラインを浮き沈みしている状態で、「良かった」「悪かった」と判定し難い業況であった。
・彦根市(ショッピングセンター)
1.8月の盆商戦(8/12~16の5日間:朝9時30分~夜9時迄営業・昨年は朝9時)は昨対103%で推移。後半の追込みは、アテネ五輪効果を期待したが、関連取扱商品が無く、又、台風15号(8/18)16号(8/30)の影響、曜日の配列の悪さ等、盛り上げに欠けた。8月度売上高は4億8千万円で昨対94%。来店客数は84万人で昨対92%。
2.業種別では宝石・着物(3店)の110,0%、子供衣料(2店)の105,0%の2部門のみ前年クリア。72店中、21店(29%)が昨対100%を超える。個店別の前年売上対比上位5店は72店中、着物のA店(166%)から5位の時計のN店(114%)が9月の定例会議で表彰される。
・彦根市
猛暑や台風の影響が売上げ減少に響いている。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
全店合計では、前年比102.3%、既存店比較では、93.4%といった実績。 客数は、前年102.9%(既存店96.8%)で、客単価は1351円、前月72円減。久しぶりとなる既存店で100%を大きく割り込んだ。
全体的に夏物好調が売上を 押し上げているが、全体に低調な夏商戦となってしまった。7月度の冷夏の反動と盛夏商品は好調であったが、その他が大きく減退。商品単価も、前月大幅ダウンとなった。SC全体に集客はあるが、購買に結びつかない。さらに、猛暑は日中の買物さえも妨害しているようだ。
1. 住居関連は、全体99.9%。家電はエアコンで114%の大きな伸び。手芸が84%、靴はきものも84.3%、服飾アクセ89.9%など夏商戦に乗り切れず不振であった。
2. 衣料では、夏ものの動きは良いが、単価ダウンが激しい。呉服和装は、前月催事と浴衣の拡売の反動で63.9%大きく減。その他、紳士、ジーンズとファミリカジュアルが大きくマイナス。夏物のプラス要因を引き下げた。水着、Tシャツなどの婦人ヤングが辛うじてプラス。
3. 食品は、回復基調で、今月も好調に推移、98.1%に。精肉、鮮魚が伸長。ベーカリーは、89.2%不振が続くしばらく不振が続いていた惣菜は、和惣菜96%、洋惣菜 102.8%と回復。鳥インフルエンザ問題はやっと沈静化のようだ。
4. 飲食は、引き続き回復傾向にあり、ファーストフードを中心にほぼ前年なみに回復。和食が100%回復し、洋食、中華、ファミリーレストランは依然と悪い。
5. サービス分野は、マッサージ、美容、マッサージ、カルチャ―は大きく伸長している。しかし8月夏休みの映画が不振を極めている。既存の4館とも40%以上のダウン。ヒットも昨年の作品より小粒。お盆からのオリンピックはますます観客を遠避けている。
(非製造業・サービス業)
・旅館・ホテル
昨年の冷夏と比べて今年は暑い日が続き、琵琶湖への水泳客の増加と共に宿泊客も増加した。
・情報サービス・広告
1.ほとんど大きな動きがない。
2.猛暑の影響か、引き合い案件も動きがない。
3.官公需については勉強会など引き続き活発に準備をしている。
(非製造業・建設業)
・総合工事
4月~7月は、生コンクリートの販売数量が対前年度同月比で上回っていたが、8月は少し低下している。9月の出荷量がどうなるか心配である。
(非製造業・運輸業)
・運 送
売上高は前年比と変わらないが、猛暑による関連商品の輸送量が増加、その他は低調、前年より輸送商品が変わった。軽油の高騰が止まらず、収益性が一層不安でこの対応が問題である。車両不足が目立ってきた。
・倉 庫
7月実績数量 対前年比対前月比
入 庫 244千トン 70,3%
出 庫 286千トン 79,1%
月末保管高484千トン 79,9%
一般に景気は回復基調にあるが、足元を見ると中だるみの感があるといわれている。しかし、記録的猛暑が続いたため飲料、電機機械の内クーラー等一部品目に動きが見られたが、全般的には前年度対比、入庫数量、出庫数量、保管残高で連続マイナスが約10ヶ月続き、依然として低迷状況中。特に4月以降マイナスが拡大した。
当月末残高が前年同月を上回った主な品目は、非金属鉱物127,2%、化学繊維系110,6%、飲料102,8%で、下回った主な品目として、米44,3%、金属製品78,1%、電機機械63,2%、織物製品65,6%、雑品75,5%となっている。