製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
5月度の生産量は16,133反で、前年比84.5%と大幅な減産となった。荷動きについて、黒用は日を追う毎に引き合いが鈍くなってきて苦戦している。古代関係もここに来て変調となり、夏場に向かって心配な状況である。採算状況は原料の値下がりにより織物の売値が厳しくなり、悪化している。
・綿 織 物
軽布(クレープ)は4月に比べて良くなかったが、後半は少し盛り返した様子。材料である糸の値段が高くなったにもかかわらず売値は変わらず、採算面は悪化している。厚織についても厳しい状態が続いている。
(製造業・木材・木製品)
・一般製材
滋賀県において琵琶湖森林づくり条例が制定され、木材協会および当組合としても今後の発展に期待する。
・仏壇仏具
売上高については調査に協力いただいた全ての組合員が減少したと答えた。販売価格については安売店の進出等により、若干の低下が見受けられる。収益状況については好転と答えた組合員もおり、組合員間で温度差があるように思われる。しかしながら、業界の景況については全般的に悪化と感じている組合員が多い。
・木材・木製品総合
当会では、国の補助を受けて木質資源要綱利用促進対策事業を実施する。具体的な内容としては、製材くずや間伐材等の木質バイオマス原料を用い、リン固定触媒配合による複合炭化を行い、河川等の水質浄化材料に利用する試験を実施する。
また、利用済みの炭を土壌改良材として農地に還元する再資源化システムも併せて検討する。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
例年になく大型休暇となったゴールデンウィーク以降、急激に需要が落ち込み、厳しい状態が続いている。年金問題をはじめとした将来への不安感と、ゴールデンウィーク中のレジャー関連出費が相まって、財布の紐は一層締められた感があり、耐久消費財の広告関係も低調に推移している。
また、IT化、ブロードバンド化の影響もあり、各種団体の報告書、就職活動のための会社案内、ガイダンスの受注高も急激な落ち込みを見せ、業界内での過当競争に歯止めがかからない状況である。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
業況は全体的には不変で推移している感があるが、売上高を集計してみると伸びをみせており、これに付随して在庫数量もほぼ比例して増加している。販売価格など他の項目については不変となる要素が多いが、設備操業度に関しては売上げの増加と正比例とも言える数値で推移している。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
5月の連休やそれに続く行楽シーズン等で来客数は多かったものの、売上げには大きな変化はみられず、依然として低迷している状況である。年々客単価が低下しており、見かけ上のにぎわいに売上実績が伴わないのが現状である。
(製造業・鉄鋼・金属)
・バルブ
4月に中堅バルブメーカー1社が倒産した。
原材料の値上げにより、バルブ価格の値上げを業界全体で要請した。この結果、ユーザーも理解を示す状況になっている。
(製造業・一般機器)
・機械器具
建機と自動車関係においては良好な状況である。
(製造業・電気機器)
・通信機器等電子機器類
景気回復の兆しが見えたものの、売上げはあまりパッとしない。業界間では販売競争が激しいものと聞き及んでいる。
(非製造業・卸売業)
・各種商品
各組合員企業の経営改善努力およびコスト圧縮の結果、全体的に見た収益状況は昨年に比べて好転となった。
・電設資材
昨年末から続いていた、業況の好転傾向が若干弱まってきた。しかしながら、今年行われるオリンピックの影響もあってか、薄型テレビを筆頭にデジタル家電の出荷が好調である。また、全体的に債権の不安も解消されつつある。
(非製造業・小売業)
・石 油
現在の円安と原油の高騰は、販売業者への仕掛り販売価格の上昇といった事態に、即座に影響を及ぼしている。6月以降も原油の高騰は冷める気配もなく、不安感を伴う業界となっている。
(非製造業・商店街)
・堅 田(ショッピングセンター)
5月にポイントカード利用者向けの販売促進イベントを実施し、売上増加を期待したが、散々な結果に終わってしまった。景気の回復が実感されない上、過熱する販売合戦の中で、近隣の遊休地に大型ショッピングセンターの建設が予定されているとのニュースが飛び込んだ。ただでさえ厳しい競争状況のなかで、更なる大型店との競争は体力が疲弊してしまっている今日において、大変深刻な事態である。
・彦根市(ショッピングセンター)
5連休から始まり、好調な出足であったが、5月度の売上高は昨年度対比で98%と落ち込んだ。5月度は前年度に比べて休日が多いことなどから前年実績を上回ると確実視していたが、大型食品店舗が近郊の競合店舗の影響で不振となったことが大きく響いた。しかしながら、72店舗中45店舗は前年実績を上回っており、うち20店舗は10%以上の伸びをしめすなど健闘した。
業種別では11部門中、6店舗で構成するサービス部門が前年比117.6%と最も伸びを示した。以下フードコート、ファッション雑貨、メンズ衣料、文化・日用品の順でそれぞれ好調である反面、8店舗で構成するレストラン部門が90.5%と、他食品1店舗が低迷。
また、月例会議の席で、月度売上高の前年比上位3店をこれまで表彰してきたが、これを5店に広げるとともに年間賞も設けることで、一層の各店への励みとした。5月度はサービス部門の店舗が前年比157.3%であったのを筆頭に、ファッション雑貨、レディス衣料、宝石・着物、フードコートの各店舗を表彰する。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店合計売上…109.4%(既存店比較 100.0%)
客数……111.7%(既存店比較 102.7%)
客単価……… (1,370円、前月比50円減)
先月において消費税総額表示制度移行前後の集計を速報というかたちで報告したが(施行前後の10日間で約4%減少の影響)、客単価は、月度で50円低下しており、やはり消費に大きな影響を与えている。さらに今年のゴールデンウィーク期間は例年に比べて長期となったことから、農作業や旅行レジャー等の影響により前年に比べ10%程度減少した。9日の母の日についても4%の減少。大手企業の好決算が発表されているが、消費はまだ喚起されていない。
宝飾…110.1%、100円SHOP…96.7%、寝具インテリア…110.0%
家電…102.0%、現像関連…104.0%
住宅関連全体では前年比103.2%。気温の上昇は、寝具が伸びを見せた以外に影響は少なかった。宝飾は全体的に好調で、高額品は総額表示の影響が見られるものの、販売促進強化もあって伸長している。
婦人ヤング…98.0%、ファミリーカジュアル…92.4%
婦人ミセス…88.5%、呉服和装……65.0%
衣料関係は、初夏ものの動きは良いが、母の日のセールが不調で、婦人物が不振。紳士、ベビー子供用も前年実績を割り込んだ。この他、呉服は催事が少なかったこともあり、特に足を引っ張る結果となった。
精肉…113.0%、青果…101.0%
鮮魚…124.0%、ベーカリー…92.0%
食品は回復基調にあり、ベーカリー以外は前年実績を上回った。消費税総額表示制度に移行したことによる割高感の買い控え対策として、新価格での商品価格強化策が成果を上げているが、収益は苦しい。飲食も回復傾向にあり、ファストフードを中心にほぼ前年並に推移した。
クリーニング…88.0%
物販以外のサービス分野はマッサージ、美容、映画、ゲームコーナーが着実に大きく伸びをみせている。ゴールデンウィーク期間に集客が拡大した。クリーニングの前月とうって変わって大きく後退。
(非製造業・サービス業)
・旅館・ホテル
ゴールデンウィーク期間の売上は若干減少したが、修学旅行等による来客は順調に推移している。
・情報サービス・広告
景気は一般的に好転していると言われているが、大きな変化は見られない。今期は6月頃から本格的に動き始めるものと期待している。官公需については勉強会など準備は整ったが、実際の仕事には結びついていない。
(非製造業・建設業)
・土木工事
当地区の建設業者は、15年度に発注された工事が完了した。16年度の官公庁工事は発注が遅れ、7~8月頃から始まる見通しである一方で、市町村合併などの関係で工事関係予算は少なく、工事の発注量も今年度は少なくなると予想されている。
(非製造業・運輸業)
・運 送
全般的に仕事量が少なく、良い話は一つも出てこない。先行き不安感が募り、一層深刻な状況となっている。
・倉 庫
4月実績数量 対前年比
入 庫 256千トン 77.2%
出 庫 236千トン 78.8%
月末保管残高 521千トン 89.9%
飲料…………197.2%、その他工業品135.1%、非金属鉱物122.0%
化学繊維糸…102.6%、その他機械… 96.2%、板ガラス… 93.8%
金属製品…… 93.4%、化学繊維織… 87.9%、電気機械… 86.2%
紙・パルプ… 70.6%、米…………… 63.9%、
景気動向は一般的に回復基調にあるものの力不足の感が強いと言われているが、倉庫業界においては依然として低迷状況が続いている。当月末残高が前年を上回った品目は飲料など上記4品目。下回った品目は米など上記7品目で、低調な品目は前月と変わっていない。この中でも米は前月の出庫量が多かったため、特に低調である。