製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
2月の生産量は14,420反で前年比94.7%となった。急激な原料の値上がりで、織物製造を安値で応じる動きは無くなっており、むしろ集散地の出方を待つ商談になりつつある。また、これからは大幅な価格アップを唱えていかなければ採算が全く取れない状況である。以前よりは原料の値上げに対して少しずつ製品への転嫁がなされてきたが、ここにきてさらに原料が大幅値上げとなったため、厳しい状況が続いている。
・綿 織 物
軽布(クレープ)関係は前月よりも動きがあり少し上昇したものの、製品単価は下がってしまい、稼働率も悪い結果となった。ただし、産業用資材は各社とも前月よりも少し改善した。
(製造業・木材・木製品)
・仏壇仏具
3月の彼岸に動きがあるよう期待している。
・木材木製品総合
春期の住宅建築および公共事業用の需要により、若干取引量の増加は見られるものの、全体としては増加したといえる程ではない。また、ものによっては他府県から、大変安価な製品が入ってきており、取引価格は相変わらず厳しい状況が続いている。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
2月の前半は、印刷需要の低迷から相変わらず安価での激しい競争となり、厳しい状態であった。ところが、中旬くらいから官公需を中心に年度末需要が慌しくなり始めた。ただし価格は低価格のままである。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
1.2月は商習慣で節季月と称して、いわゆる端境期にあり商いの谷間にあたる。マイナス月のため売上高減少となっている。
2.エシカル分野(医療用医薬品)では、医療抑制からくる買い控え現象が窺われているので対前年比、対前年同月比などで伸び率が低い。
3.OTC大衆薬関係では、風邪薬のエンドポイント月でひと段落となり、また抗アレルギー剤の準備中で在庫がやたらに多い月となった。
4.配置薬業界は横這いから下降線を辿り、現状維持が精一杯の状態である。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
例年、商材の動きが鈍る冬を向え、小ロット多品種化の傾向が益々強まっている。陶製置き物(内裏雛セット・五月人形)などがその典型で、完全手作りで量産が難しいものほど需要がある傾向にある。産業としては非常に厳しい状況である。
・砂利採取
天候不順に加えて、依然として公共事業の発注減少と燃料費の高騰などが続いており、マイナス要因ばかり目に付き厳しい状況に変わりは無い。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
1月に続き売上(受注)は増加しているが、材料の値上げに対する差額を納入業者(得意先)へ値上げ交渉をしているが認めてもらえず、大口の主要企業でさえ認めてもらえる割合は80%である。
・通信機器等電子機器類
2月度は、売上高および収益においてまずまず好調であった。今月は不変項目はあるが、減少・悪化などのマイナス項目は無かった。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
1.建築住宅関連商品の売上は明るさが見えるが、個別住宅関連の動きが不透明
2.世間ではデジタル商品は好調と報じられているが、製品価格ダウンが見込まれる
3.電線用資材、特に銅ベースの値上げがどこまで行くのか、止まらない状況
4.環境関連商品にメーカーに対する助成金が出たので、その後の需要を期待する
5.金融の不安感は拭えないが、建築及び設備関連の連鎖倒産が心配
・食料品市場
最近の滋賀県の食物摂取状況調査によると、野菜・魚介類の摂取量が1986年の第1回調査開始以来、最低になったようである。食料流通形態の多様化に加え、食生活の変化など卸売市場を取り巻く環境は、益々厳しくなっていくようである。
(非製造業・商店街)
・堅 田(ショッピングセンター)
・専門店街全体の売上としては前年を上回ったが、食品の売上が落ちている。これには、昨年末に近隣にオープンした大型店の影響を被っているものと思われる。
・衣料品は寒波の影響もあり、比較的好調な売上であった。
・彦根市(ショッピングセンター)
① 2月度の売上高は昨年対比98.0%
② 72店舗中、前年対比100%以上は、レディース衣料店の195%をトップに27店舗あった。
③ 業種別ではレディース衣料品(13店)の117%をトップにファッション雑貨(12店)が103%、食料品(11店)が102.3%、フードコート(7店)が101.6%と4部門が健闘。他7部門は昨年対比100%を下回った。
④ 11ヶ月連続で昨年対比100%を超えているレディース衣料部門では、A店が2月20日より3月2日まで大々的なリニューアル工事で休業している中、B店では2月1日より退店セールを20日まで開催し、昨年対比を195%を達成し貢献。また退店後に開店したC店もオープンセールで目標の倍の売上を達成し、順調な出足である。その他、食品部門も10ヶ月連続で前年対比100%を超えている。これには2月の節分の巻寿司やバレンタインセールが貢献したためである。
・大津市(商店街)
12月は寒波や年末年始を控えての状況により、やや良好な売上を見たものの、1月~2月はその反動で売上が減少している。一時も早く、春の到来を願っている。
石山商店街は将来的に駅前地区、松原地区、平和堂を核として生き残れると思われる。過去、商店街の中心的地区であった栄町はマンションが林立し、商業地域から居住地域へと変貌しつつあるのが現状である。石山商店街の将来について石山寺の門前町として、紫式部ゆかりの地を前面に出し、歴史と結びつけて活性化するという意見もあるが、種々の難問があり簡単には実現できない状況である。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
前年比 全店売上 100.2%(既存店比較 98.9%)
客単価 1,332円 前月比144円減
(既存店 1,332円 前月比120円減)
2月度の商戦は、月末の大雪で来店客に影響があり、既存店で前年比97.5%となった。
●数値は前年同月比、括弧内は既存店比較●
1.住居関連では、全体で96.7%となった。冷え込みが続いたが、衣料品と同様に家電、寝具、ホームセンター家電の暖房商品の動きが停止。各メーカーとも処分在庫が無く、晩期の商材確保が出来なかったことが要因と考えられる。また、書籍CDにおいても、回復が一向に見えてこない。一方で、靴・履物部門は前年比をほぼキープしており、100円均一もダイソー以外の業者が業績を拡大してきている。
2.衣料関連では、全体で102.9%。母店の不調から考えると健闘しているといえる。特に婦人ミセス部門は前年比101.8%と好調である。これには晩期向けの在庫確保と固定客商法が貢献している。また、ファミリーカジュアルやジーンズなども久しぶりに前年比100%を達成できた。このような中、母店である平和堂直営部門の衣料は、前月より大きく業績を落としている。母店における婦人ボトム・トップスは、ともに80%程度であった。
3.食料品は、95.3%と前年比100%割れ。青果、野菜、鮮魚は雪の影響で安定供給が出来ず、また価格も高騰しているため低調であった。母店の数値も低下してきており、一般食品、生鮮食品ともに前年比97~98%。一方、ベーカリー部門の105円均一店舗の数値は非常に好調で、客数が大幅に増加した。しかし、売場における品切れが多く、今後は細やかな対応が必要である。
4.飲食関連は、先月久しぶりに前年比100%を超えたが、2月度においては再び100%を割りこんだ。これは月末の大雪による大幅な客数減少が影響している。唯一、マクドナルドだけが低価格戦略効果で前年比102.3%となった。
5.サービス分野は、全体で108.5%。ガソリンスタンドは単価の値上げと客数の増加で、前年比141.8%であった。また、マッサージも105.4%と健闘した。これは、買い物ついでや、OLの勤め帰りなどの短い時間でのマッサージ利用客が増えているためである。また、低調気味が続いていたクリーニングも103.2%であった。
6.1月度の好調からすると、同友店・母店ともに数値が低下してきているが、同友店各店の数値は、母店ほど低下していない。これは、細やかな対応や、お客様の顔が見えた商売が功を奏し、低下度合いを最小限に食い止めているためである。これこそ、身近な専門店たる所以であり、今後の商売や商品の着眼点であるように思われる。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
1.設備投資がらみは依然、好調を継続している。
2.技術者の手当てが追いつかないケースが慢性化してきた。全体的に仕事量が着実に増加してきた。所謂2007年問題が現実の問題となってきており、旧システムの見直し、改修需要が出始めている。
3.上記の現状において、中小企業の悩みである「求人難」が課題として露呈している。
(非製造業・建設業)
・土木工事
組合員全体で見ると昨年の同じ時期に比べ、さらに状況が悪くなってきている。官公庁工事の減少、民間工事の下請単価の低下など、非常に厳しい状況であり、今のところ打開策は無い。
・総合工事
平成17年の設備投資の伸び率が、25年ぶりの高水準となり経済効果をもたらしていると発表されているが、公共工事に依存している中小企業にとっては課題が山積し、今後も厳しさは続くものと思われる。
(非製造業・運輸業)
・運 送
軽油価格の値上がりが止まらない。棚卸しの影響で荷動きが減少。人材確保が困難な情勢にある。(賃金が良くて楽な仕事に転職する傾向が出てきているため)
・倉 庫
1月実績数量 対前年比
入 庫 223千トン 97.1%
出 庫 207千トン 101.0%
月末保管残高 521千トン 104.1%
米………………228% ゴム製品……… 196% 天然ゴム…… 189%
その他製工業品139% 非金属鉱物……124% その他日用品120%
紙パルプ……… 117% その他化工業品116% 雑品…………109%
化学繊維糸……102% 合成樹脂………100%
板ガラス、金属製品…89% 電気機械…91%
その他機械、化学繊維織物…97%
(それぞれ前年同月比において残高の増減が目立った品目と数値)
1月度の総数量は出庫数量、月末保管残高数量及び保管残高金額はいずれも前年同月比を上回ったが、入庫数量は前年度より下回り、回転率は前月同様に前年同月比2.8ポイント下回った。