製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・醤 油
年末から年明け早々にかけての度重なる降雪、積雪により、特に湖北・湖西地域の業者にとっては、営業よりも除雪を優先せざるを得ない状況であった。また、原油価格高騰の影響によるガソリン、灯油等の値上がりが、物流費や製造経費、原材料資材の値上がり等に及び、大幅なコストアップ要因となっている。
・麺 類
燃料(灯油等)が高騰しているにも関わらず、麺の卸し価格を上げられず、収益は減少している。また、食生活の簡素化傾向のため(消費者はなるべく手間をかけずに食べたい)カップ麺などの製品に押されている。また、コンビニ弁当が安価で量もしっかりとしているため、食堂に入って昼食をとる人も少なくなってきているようである。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
1月度の生産量は、12,845反で前年度比88.1%と大幅な減産となり、厳しい年明けとなった。原料高が続いているため、この先もまだまだ厳しいと思われ憂慮している。最近は毎々原料が値上げされており、高騰分を即座に製品へ反映できないため苦戦が続いている。また、集散地の価格要望が厳しいため、簡単に受け入れられないのが機場の現状である。原料高を吸収するためには、大幅な値上げ要求をしなければ、採算面で厳しい状況となる。
・麻関連繊維工業
織機の稼働率はやや上昇。染色整理加工においては、やはり原油価格高騰による経費圧迫が顕著で厳しい状況です。業界の景気も思わしくないため、加工費の見直しも進まず難しい状況です。
・麻 織 物
業界全体の景況感は、下げ止まりつつあるものの当産地の製品の取り扱いは年々減少気味で推移している。売上を伸ばすために値引きを行うと利益が伸びず、また石油、薬品等の値上がりが、利益の更なる圧迫となっている。そのような中で経費節約するも運送費や光熱費の増加が業況回復を阻害している。
・綿 織 物
産業用資材は各社のバラツキが出てきている。軽布(クレープ)の受注は少し上向きになってきている。このような状態が長く続いてもらいたい。
(製造業・木材・木製品)
・仏壇仏具
2月16日~21日の6日間、東京・池袋の東武百貨店において「WAZA2006」が開催される。当産地よりも3社、仏壇9本、実演者2名で参加する。このイベントが新たな需要の確保に繋がることを期待している。
・木材木製品総合
全国の新設住宅着工戸数は前年比4%増の123万6122戸となり、3年連続で増加した。このなかで木造家屋は前年比0.4%増の54万2859戸で、この内訳としては在来木造建築と木質プレハブは減少したものの「2×4住宅」が健闘したことが寄与した。「2×4住宅」の増加は4年連続となる。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
年が明け年末の慌しさも終わり、急激に需要が落ち込んだため厳しい状況が続いている。また、業界内での過当競争に歯止めがかからない。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
1.業界間で流通経路別に格差が一層拡大している。医療用医薬品は約15%の伸長、大衆薬(薬局・薬転用)は横這いで推移し、配置用医薬品は、ニーズの多様性に対応しようとして焦点が絞られていないためか、低迷状態が続いている。
2.3月には薬価が改定(医療費の引き上げ)されるので心配である。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
1月は中部地域での新作見本市が開催されたが、お客の出足は低調であり消費不振が続いている。そのため引き続き厳しい状況である。
・砂利採取
昨年に引き続き、各組合員において経営の集約化・合理化に努めているが、高騰する原油価格等による諸経費の増加が、依然採算性の確保が厳しい状況にある。
(製造業・鉄鋼・金属)
・機械部分品
平成17年度上・下期の生産高において水道弁・船用弁・産業用弁・鋳物素材の全部門で、前年比を上回る結果となった。このように全部門が揃って前年比を上回るのは8年振りである。これは、産業用弁、船用弁の景気回復による需要の増加と材料価格高騰に伴うバルブ価格引き上げ効果、また、需要は伸びていないものの水道弁の製品価格改定が寄与したものである。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
売上は増加しているが、原油の値上げによる材料・燃料の値上げによって、収益は減少してきている。雇用関係は少し新卒採用が出てきてはいるが、自然退職人数に比べるとまだまだ少ない。
・通信機器等電子機器類
例年、1月は年間の中で最も落ち込みが大きい月度であるが、今年は減少幅が少なかった。今年度予想では、3月頃から需要が増加する見込みである。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
1.建築住宅関連商品の売上は明るさが見えるが、実稼動日数不足で先行き不透明
2.世間ではデジタル商品の好調と報じられているが、実際は財布の紐は硬く伸び悩んでいる
3.電線用資材、特に銅ベースの値上げがどこまで行くのか、止まらない状況
4.環境商品も普及促進の補助金があるが、その後の需要が鈍化している
5.金融の不安感は拭えないが、建築及び設備関連の連鎖倒産が心配
・食料品市場
2月4日(土)に第8回市場開放「夕照市」が開催された。当日は、小雪のちらつく天候のため、前回よりも入場者が若干少なかったようであるが、買出し客が減少してしまった今日においては、少しではあるが市場に活気が見られた。今後、市場の活性化に対してどのように取り組んで行くのかが大きな課題である。
(非製造業・商店街)
・堅 田(ショッピングセンター)
・1月も前月と同じく全店のトータル売上では、ほぼ同水準となった。
・寒波の襲来で衣料品の販売チャンスであったが、暖冬予測で冬物の在庫を抑えていたこともあり、チャンスを逸してしまった。
・メーカーの持っている僅かな在庫は百貨店等の大手に抑えられて、売りたくても売る物がない状態で小規模小売業の悲哀を感じさせられた。
・彦根市(ショッピングセンター)
① 1月度の売上高は昨年対比98.1%
② 72店舗中、前年対比100%以上は、メンズ衣料品店の156%をトップに30店舗あった。
③ 業種別ではレディース衣料品(13店)の104.1%をトップに宝石・着物(3店)が103.8%、子供衣料(2店)が102%、ファッション雑貨(12店)が100.1%と4部門が健闘。他7部門は昨年対比100%を下回った。
④ 開店5年目から元旦営業を行い、毎年営業成績を更新しているが、今年の6回目の元旦営業は昨年対比110%と開店時の大台売上に次ぐ実績となった。福袋セールも名物行事として定着した。その後は雪の日も多く、また冬の特招会を給料日前の24日としたため、前年割れの95%であった。除雪にかかる費用は1月末までで、既に昨年の倍を超えている。
・大津市(商店街)
昨年末に商店街加盟店が4店舗退会した。そのうちの1店舗は、道路拡幅による退会であるが、その他の3店舗は当商店街で営業は継続しているため、組合活動に係る経費を削減するための退会と思われる。商店街としても、これらの店舗に対し、加入継続を説得しているが、現状を考えると難しい問題である。
青果類は希に見る厳冬で、野菜の高騰が続いており、その結果売上が上昇したように見えるが、仕入れ値高騰分を100%転嫁できないため、純利益は減っている状況である
・テナント(滋賀、京都,福井他)
前年比 全店売上 102.6%(既存店比較 98.2%)
客単価 1,476円 前月比43円増
(既存店 1,452円 前月比35円増)
年末年始商戦は、防寒、暖房関連商品が大いに活況を呈した。
●数値は前年同月比、括弧内は既存店比較●
1.住居関連では、全体で97.3%となったが、冷え込みが続き、家電、寝具、ホームセンターの暖房商品の動きが良い。ブーツがヒットしている靴・履物部門が、防寒靴ともども今月も大幅増加となり、115.2%となった。年末の積雪で、お正月の花や松飾が例年よりもよく動いた。これには、積雪により自家栽培で花が収穫できなくなったこと、また山に入って松竹梅を採ることが出来なくなったことが要因ではないだろうか。
2.衣料では、全体で94.2%となったが、婦人ヤング、ミセス、ファミリーカジュアルなどは久しぶりに100%を超えた。ジーンズや紳士服も好調に推移している。また、平和堂直営部門の衣料はさらに好調で、子供服が104.2%、婦人服が114.3%、メンズが110%となった。年末年始も、福袋企画で高水準であったが、前倒し傾向が少し出てきている。1月の特招会では、例年バーゲンより10%以上ダウン傾向であった。
3.食品も98.2%と前年割れとなっているが、青果、野菜は相場安から回復し、精肉、鮮魚もほぼ例年並みとなった。母店の数値も低下傾向であるが、専門店はより細やかな対応で100%を確保したいものである。各店舗の周辺に競合店が出店しており、競争は一段と激化してきているのは事実である。
4.飲食は久しぶりに100.1%と前年比100%を達成。ファーストフード店では、客数の大幅アップで売上を確保している。新店舗を含めてサーティーワンアイスクリームが、各店とも非常に好調。積雪による客数低下を心配したが、食堂もやや回復した。和食、うどん、寿司、軽食でいずれも前年比100%を超えた。
5.サービス分野は、全体で99.2%。映画、プレイランド、ボーリングは前月に引き続き低調に推移。CDやレンタル部門も年末年始は厳しい数値となった。一方、ガソリンスタンドは、単価がアップし、客数も増加したため134.6%の伸びとなった。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
1.設備投資がらみは依然、好調を継続している。この傾向は、少なくとも来年度の上期まで続く見通しである。
2.技術者の手当てが追いつかないケースが慢性化してきた。全体的に仕事量が着実に増加してきた。
3.上記の現状ではあるが、依然として価格の上昇までにはなっていない。(デフレ現象は継続)
・旅館・ホテル
正月休みが短かった事と例年よりも降雪が多く、湖西、湖北地方において積雪によるバスツアー客等のキャンセルがあり、売上高が減少した。
(非製造業・建設業)
・総合工事
年初の豪雪により、県内北部地域の組合員においては、工事の進捗に遅れが生じたと思われる。
(非製造業・運輸業)
・運 送
軽油価格の値上げにより、収益状況は悪化する一方である。若干、ムード的に前年比では荷動きが出たように思われるが、月間の売上増加の結果までは出ていない。また当業界では、雇用情勢が厳しくなってきている。
・倉 庫
12月実績数量 対前年比
入 庫 261千トン 100.1%
出 庫 242千トン 103.8%
月末保管残高 547千トン 107.2%
ゴム製品……… 225% 米………………199% 天然ゴム… 178%
その他製工業品137% その他日用品…128% 非金属鉱物126%
紙パルプ……… 124% その他化工業品122% 雑品………112%
電気機械………106% 合成樹脂………103%
板ガラス……… 87% 化学繊維織物… 91% 金属製品… 96%
その他機械…… 97% 化学繊維糸…… 99%
(それぞれ前年同月比において残高の増減が目立った品目と数値)
12月度の総数量は入出庫数量、月末保管残高数量および保管残高金額はいずれも前年同月比を上回ったが、回転率が前月に引き続き前年同月比3.1ポイントも下回った。