製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・醤 油
組合員の動向については1名廃業による脱退者が出た。また、業界の問題等については、消費税総額表示への対応、日本農林規格の改正に伴う製品表示の変更によるラベル等の費用負担の増加、食に対する消費者の安全・安心の回復といった点が挙げられる。
・菓 子
春先にかけて順調な滑り出しを見せている。3月から大々的に売り出している新商品については、工夫を凝らしたことから需要に適したのか、生産に追われている。
昨年度の売上げに比べると、まだ若干減少気味ではあるが、新製品の売上げが伸びることを期待している。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
3月度の生産は20,176反と前年比113.4%となったが、操業日が昨年に比べ5日多いこともあり、今後増産の方向に至ることはないと思われる。依然として黒用素材の売れ行きは鈍いが、古代関係には新しい受注が入り、生産量も増加と好調な動きにある。しかしながら全体ではまだまだ売れ行きは厳しいものとなっている。在庫は適正な状態。採算面では原料価格の値上がりを吸収できずに厳しい状況となっており、黒用についてはその傾向が著しく、採算が取れない。
・麻関連繊維工業
織機の稼動率は相変わらず悪い。受注もある程度入っているが、以前のような追加注文はほとんどなく、小ロットが単発で発生するくらいである。3月下旬の2005年春夏用求評会も終わり、今後に期待したい。
・綿 織 物
厚物の採算が中国製製品との競合で一段と厳しくなってきた。クレープはこの夏物用の注文が早く切り上がって数量的に厳しくなり、早くも備蓄に入らねばならず、一段と厳しくなってきている。
(製造業・木材・木製品)
・一般製材
国産材における原木丸太の市場価格が一段安の傾向にある。この一方で、中国や韓国の需要増加が原因となって外材は輸入減少となり、運賃も高騰していることから外材の原木丸太及び木製品は値上がり傾向にある。
また、住宅の着工減によって需要は昨年度に比べて落ち込んでおり、この影響で問屋や販売店、製材業の在庫は増加している。
・仏壇仏具
春の彼岸の売上げも低調に推移した感があり、まだまだ景況回復の兆しは見られない状況である。
・木材・木製品総合
3月の原木入荷量はやや増加したが、価格に大きな動きはない。県内からスギ、ケヤキの大径材の入荷があったのが目立った。一方で、製品は春の需要期ということもあり、荷動きは一部で増加し、ヒノキ正角等で若干ながら上向き傾向となった。
また、木とのふれあい促進事業の一環として、3月に県内で「ふれあい森林まつり」が木材協会主催で開催された。今後も木材の需要拡大に向けてイベントを計画したいと考えている。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
年度末需要の発注が官公需はもとより民需に至るまで大幅に遅れ、3月も10日過ぎから一斉に発注となり、各組合員とも厳しい納期の中でその対応に追われた模様である。こうした状況にもかかわらず価格競争は依然として熾烈な状況で、各組合員とも利益無き繁忙が続いた様子である。
消費税の内税表示移行に伴って税込価格での応札が実施されているが、過当競争の結果、ほとんどの企業が全額ではないものの消費税分を肩代わりする状況にあり、小規模企業ほどこの傾向が強いようである。このままいけば消費税の申告納付時にはかなりの企業が期限内に納付できないのではないだろうかと危惧される。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
3月の前年対比は売上高、販売価格、取引条件等はあまり変化がないのに、業界の景況は好転状況を示している。数値的には伸びを示しているが、資金繰りについては普通以下の感が強い。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
前月と変わらず厳しい状況が続いている。商品の消費動向が多品種小ロット化へと進む中で、生産設備と人員を抱える企業は苦戦を強いられている。小規模の窯元では、春先の新商品や季節商品の関係で多少動きが見られるものの、量産とまではいかない。4/2~4/4に春のしがらき陶器まつりがあり、来場者数は72,000人と前年に比べて増加した。
(製造業・鉄鋼・金属)
・バルブ
平成15年の産地全体の生産高は前年に比べて4.8%減少したという結果となった。種類別では主力製品である水道用弁については公共投資の落ち込みから前年の-12.3%、最盛期の約60%の生産高となった一方で、産業用弁は下半期から民間設備投資の動きがあり、前年を5%上回る生産高となった。今年度も民間設備投資に期待が持てる産業用弁は上向きに推移すると考えられるが、水道用弁は公共投資抑制の影響が続き、厳しい状況で推移すると予想される。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
資材関係、いわゆる仕入れ材料について中国国内の需要が増加したことから、中国市場において急激な値上がりがみられる。鉄など、日本よりも中国での単価の方が高くなっている物もあり、この影響で鉄、銅、アルミ、樹脂等が値上がりしてきている。鉄の仕入れ値は昨年に比べて20%~25%程度の値上がりとなっている。また、2月から3月において親企業の新製品が他社の追随にあったことから販売が低調で、部品の受注が減少してきている。
・通信機器等電子機器類
販売数量について若干の増加がみられた。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
3月ということで年度末需要もあり、販売面では好調に推移している。さらに、電気業界のデジタル家電が全般において牽引力となっている。しかしながら原料高などの影響もあり収益率は依然として悪い。
(非製造業・小売業)
・石 油
3月下旬に販売価格が若干の上昇をみせたが、昨年同月との比較では未だ低い販売価格となっている。翌4月も若干の値上がり傾向になると推察されるが、いずれにしても燃料小売業界は歓迎される状況ではない。
・家庭用電気器具
売上げは昨年並みに推移しているものの、地上波デジタルに関する商材になかなか一般ユーザーが目を向けてくれないのが実情であり、まだまだ厳しい状態が続いている。
(非製造業・商店街)
・堅 田
3月も前年同月の売上げを上回ることが出来なかった。主たる原因は衣料品がふるわなかったためである。3月は春物のセール時期であるにもかかわらず、中旬を過ぎても寒い日が続いたことから大きな誤算となった。また昨年は衣料関係において、店舗移動による「閉店セール」「開店セール」があったことから売上数字を押し上げたが、今年は大きなイベントもなかったことが前年度売上げを下回る要因となっている。
・長浜市
全体的には減少傾向が続いているが、店舗別には業績のバラツキが多くみられる。季節や時期の需要をうまく取り込めた店舗とそうでない店舗に格差が出てきている様子で、やはり日頃の営業の積み重ねが大切であると感じられる。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店合計売上…139.1%(既存店比較 104.9%)
客数……………112.8%(既存店比較 101.4%)
客単価………………… (1,735円、286円増)
うるう年による営業日の1日増加が売上げを伸ばした要因であるが、当月は天気にも恵まれ、衣料が伸びた。また、12日間におよぶ春のセールを実施し、セール期間の売上げは昨年対比で109.5%という結果となった。
100円SHOP…92.7%(既存店比較)
住宅関連全体では既存店比較で前年比106.8%と久し振りに大きな伸びを示した。袋物鞄、服飾アクセサリー、メガネ、寝具インテリアは好調。逆に、時計、医薬品、写真現像関連が昨年実績を下回った。100円SHOPは2ヵ月続いて低迷し、今までになく悪い状況。
カルチャースクール…116.0%
娯楽・サービス関連は、引き続き絶好調で、マッサージ、映画、クリーニング、リフォーム、美容と全ての部門で好調。
婦人ヤング…106.8%、ジーンズカジュアル……121.0%
婦人ミセス…103.4%、ファミリーカジュアル…110.0%
呉服和装……100.6%
衣料全体では前年比104.9%と前年実績を上回った。呉服和装は何とか昨年実績を維持し、子供・ベビー用品、紳士向けは伸びた。天候要因によるものが大きい。
精肉…105.0%、ファストフード…103.8%
青果…110.0%、鮮魚…119.0%
食品は、全般的に持ち直し傾向にあるものの、一時の勢いはない。外食、レストランも浮上のきっかけがつかめていない。レストランは前月に続いて1割近い落ち込みを見せたが、ハンバーガーが目立って回復基調にあり、ファストフード全体で前年売上げを上回った。
前年との比較において、2月末にオープンした店舗の増収要因が大きかった。特に、外食と映画との相乗効果が大きい。また、新生活関連でのホームセンター、家電、寝具インテリア、家具が好調。低調であったメガネも久しぶりに大きく売上げを伸ばした。宝飾部門も、催事企画や販促実施を実施した店舗は業績を伸ばした。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
景況は全般的に好転と風評が立っているが、実感はない。制御関係の設備投資など、部分的には動きがみられる。年間を通して、収益状況は何とか横ばいといった状況である。
・旅館・ホテル
4月からの消費税総額表示制度への移行について、旅館業界では本体価格および消費税だけでなく、これらとは別にサービス料や入湯税などもあり、わかりにくさが目立つことが危惧される。例えばビール1本についてもサービス料が発生するが、顧客には割高感を与えてしまう恐れがある。
(非製造業・運輸業)
・運 送
売上高に関しては、学校の入学、新学期に関連する商品が伸び、特にスーパーマーケット向けのものにおいて繁忙となった。その他、夏期に備えて飲料、アイスクリーム等に動きがみられた。住宅および工業製品関連については例年通りの動きであった。景況は上向きと報じられているが、当業界にその兆しは見られない。
また、NOx(窒素酸化物)規制対応車両の不足から、長距離輸送が増加傾向にある。価格面においてはコストアップが続いているが、未だ値下げ要請があり、問題となっている。これらのことから、軽油価格の上昇は、今後一層厳しい経営を強いるものと思われる。
・倉 庫
2月実績数量 対前年比
入 庫 227千トン 81.9%
出 庫 233千トン 82.8%
保 管 519千トン 92.9%
景況は一般には引き続き緩やかな回復基調にあると言われているが、倉庫業界においては依然として低迷している。当月末残高が前年同月を上回った主な品目は、電気製品102.2%、その他の化学工業品101.4%、化学繊維糸129.0%となっている。この反面、前年同月を下回った主な品目として11月より好調であった米の出庫数量が多く86.1%、金属製品70.7%、ガラス80.5%、織物製品71.5%とそれぞれ低調に推移した。