製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・菓 子
1年間で最も売上げが少ない時期に入ったことから稼動率も悪く、週に2~3日の製造になっている組合員もいるのが現状である。新商品を作って売り出してはいるが反応は今ひとつである。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
1月度の生産は15,929反となり、前年比97.5%であった。新年に入り動向に注目したが、依然として減産が続くかたちとなった。変り織を中心に進んではいるが先物の成約については価格数量的に厳しいものがある。在庫は適正であるが、採算状況は厳しいままで経過している。
・麻関連繊維工業
1月度の生産は15,929反となり、前年比97.5%であった。新年に入り動向に注目したが、依然として減産が続くかたちとなった。変り織を中心に進んではいるが先物の成約については価格数量的に厳しいものがある。在庫は適正であるが、採算状況は厳しいままで経過している。
・麻 織 物
夏物の生産、販売の時期であるので売上げは増加が見られるものの、前年度に比べると市場の動きが全くつかめず、いつまでこの状態が続くのか見通しがつかない。
・綿 織 物
軽布(クレープ)は追加注文が入ることを期待していたが、一向に入ってくる気配がなく困った状態である。この一方で、生産を中国に移行したことによる失敗から来年の生産はまた国内で行いたいと話す取引先もある。理想論に終わらず、実際に国内生産に戻す動きが出てくることを期待している。
(製造業・木材・木製品)
・一般製材
景気上昇に転じていると言われている経済下にもかかわらず、甲賀郡内の木材業は昨年度に比べて、より一層の経営難を招きそうな状況にある。在来工法を用いた木造住宅の減少と、住宅様式の変化に加え、木材なら外材や低品質な国産材などを使用してもとにかく安価であればよいといった、住宅メーカーや消費者の考え方が景況低迷の要因であると思われる。
・仏壇仏具
1月29日~2月10日の13日間、東京の百貨店において「伝統的工芸品仏壇展」が開催され、彦根産地からは5社8本の仏壇を出展した。全国伝統仏壇産地からは8組合約40本の展示があったが来客数は少なく、東京市場への売り込みもなかなか厳しいものが感じられる。当初はかなりの期待を持って出展に臨んだが生活様式の違いなどから期待外れの結果に終わり、新規開拓の難しさを痛感した。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
景気回復の兆しが見られるとの評論とは裏腹に、中小印刷業界を取り巻く環境はますます厳しさを加えている。歳末戦線の不調がそのまま1月に尾を引き、ただでさえ閑散期となる1月~2月が需要の激減となって、さらなる低価格競争を引き起こし、大半の企業収支は悪化したと見られる。4月からの消費税の内税化に向けてその表示方法を決めかねている得意先も多く、これにより印刷物の発注を控えている向きが見られることから3月の需要期に発注が集中してしまうことが予想され、効率面からみるとむしろ悪影響を及ぼすのではと危惧される。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
売上げは増加しているものの、特定のメーカーのみが伸びていることによるものであり、実感としては横ばいに近いものがある。内訳としては特定メーカーの一部品目が前年比20%~30%増加で、従来型の製品は前年の90%程度の売り方が大半である。消費者ニーズが今ひとつ把握しにくいのが現状である。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
前月と変わらず同じ状態である。少し日本経済全体の景況が良くなったとの情報があるが、信楽全体としては相変わらず厳しい状況に思える。しかしながら、個々の事業所によってそれぞれが一歩前へ出る努力の姿勢から、景況が悪いながらも何とか現況を維持できている。他業種においてよく言われるように、信楽産地内でも業績の二極化が進行しているものと思われる。
(製造業・鉄鋼・金属)
・バルブ
平成15年の産地全体の生産高は前年に比べて4.8%減少したという結果となった。種類別では主力製品である水道用弁については公共投資の落ち込みから前年の-12.3%、最盛期の約60%の生産高となった一方で、産業用弁は下半期から民間設備投資の動きがあり、前年を5%上回る生産高となった。今年度も民間設備投資に期待が持てる産業用弁は上向きに推移すると考えられるが、水道用弁は公共投資抑制の影響が続き、厳しい状況で推移すると予想される。
(製造業・一般機器)
・機械器具
大手企業の業績は良好であり、機械加工を行う中小企業でもいわゆる「勝ち組」である事業所については現在受注状況も好調である模様。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
受注は増加してきているが、鉄、銅などの値上がりが20%~40%にもなってきており、収益面では楽観視できない状況。
・通信機器等電子機器類
年末年始で稼動率が減少したため、売上高は減少したが、中国向けが若干増加したため、減少率は少量で推移した。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
年末頃から販売実績が前年を上回ってきており、前年が特に落ち込んだこともあって増加率は約10%となっている。また、全般的に見積件数も増加してきている。この一方で、中国での需要が高まっているせいか銅ベースの価格が上昇し、電線価格が高くなっている。
・食料品市場
これまでは卸売市場を一般消費者に開放するのは5年に1度のイベント時だけであったが、これを2月から月例として市場の良さと仕組みを広く知ってもらえるようにする計画である。
(非製造業・小売業)
・石 油
販売価格は前月と変わらず推移した。イランで発生した戦争が収束を見せた後、主となす原油価格はやや高騰している一方で、為替は現在円高となっていることから、概ね平静を保ってはいるが、2月中旬頃には石油元売各社は仕切価格を改定するかもしれず、改定があれば即小売価格に跳ね返ってくる可能性を含んでいる。
・家庭用電気器具
デジタルテレビ関連の商材があるにもかかわらず、多少の動きに留まっており、未だ活発な動きは見えてこない。
(非製造業・商店街)
・堅 田
1月は昨年実施していなかった販売促進イベントが1日入ったこともあり久々に前年度の売上げを上回った。しかしながら、食品については前年度の売上げに届かなかった。この原因としては昨年近隣にオープンした食品スーパーの影響を受けているものと思われる。
・長浜市
1月の寒波が衣料品関係に多少好影響を及ぼした。彦根・長浜地区においては食品関係の競合が激化している。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店合計売上…109.5%(既存店比較 102.2%)
客数……………… (既存店比較 101.8%)
客単価……100.4%(1,486円、6円増)
年末年始に客数、客単価のともに上昇傾向にあったが、その後客単価は大幅に減少した。具体的にはクリスマス明け、年末の29日、30日の売上げが落ち込んだが、大晦日より初売りの4日までは前年比で約105%と伸びを示した。元日、2日に営業する店舗が拡大したこともあるが、年末迫った時期における食品の買い物が、新年に必要な物を必要なだけ購入する傾向が進んできている。
化粧品…110.6%、医薬品…87.5%、
家具、寝具、インテリア、生活雑貨……約105%、
住宅関連全体では前年比103.3%と伸びを示した。種類別には履物、眼鏡、服飾・アクセサリ、カー用品が好調を示した一方で、時計、宝飾、家電が前年同期に比べて売上げが減少した。また、近隣にドラッグストアの出店が活発なことから医薬品は不振が続いている。
マッサージ、カルチャー教室…120%以上
映画、ゲームコーナー…………110%以上
娯楽・サービス関連では、書籍CDは好調だが、ビデオレンタル単独の店舗は前年度を大幅に下回った。その他のサービスは引き続き絶好調で、年末年始の同関連の集客は核店舗やショッピングセンター全体の集客に大きく貢献している。
婦人ヤング…104.5%、カジュアルウェア………111.0%
婦人ミセス… 95.6%、ファミリーカジュアル…100.3%
呉服和装……108.2%
衣料全体では前年比101.7%で推移した。婦人ミセス向けは落ち込んだが、他は初売りバーゲンなどで衣料は好調である。呉服和装は特に伸びを見せた。ベビー、紳士物は昨年と比べてほぼ不変で推移した。
精肉…95.1%
食品は11月から売上げは増加していない。年末の米国における狂牛病問題は食の安全、安心に問題を投げかけており、精肉は不振である。その他の食品全般、外食、ファミリーレストランも業績好転のきっかけがつかめていない。
年末初売り商戦は営業時間延長などで既存店は前年比102.1%、核店舗もほぼ同一数値。新店舗や営業拡大などで全体としては109.0%と伸びを見せているが、伸びは郊外型の大型店に集中する傾向が顕著にみられる。駅前の多層階店舗、以前大規模スーパーが入居していた店舗については軒並み前年実績を割り込んでいる。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
全般的に活動がかなり低下した。
また、先月と同様に設備関係の情報処理については数量こそ増加傾向にあるものの、海外案件が多く中小零細企業にとっては主体的に動くことができず、採算は悪い。再燃しているSARS(新型肺炎)についても引き続いて脅威とみられる。
・旅館・ホテル
年末よりも年始の休みが売上げを左右する要素となることから、年末年始では大型連休となったものの、昨年に比べて正月明けの休みは1日短くなり、年始の売上げは減少した。また、今年の1月は晴れた日が多く、良い要素となったが、景況は低調に推移した。
(非製造業・運輸業)
・運 送
売上高に与える影響については、土曜を完全休日化とするなどの稼働日の減少や、狂牛病、鳥インフルエンザ、卵の日付偽装といった各問題の影響による荷動きの鈍化が、前年度よりも目立っている。価格については、関東方面のみ数千円程度値上がりの方向にあるが、その他の地域については未だ値下げ要請がある。業界は依然として深刻な情勢が続いている。
・倉 庫
12月実績数量 対前年比
入 庫 256千トン 95.7%
出 庫 277千トン 91.7%
保 管 526千トン 96.6%
京阪神の米業者が取扱う数量が増加したことから11月と同様に米の保管量が増加した。数量増加の背景は米の不作が騒がれたことによるものである。その他の品目では、窯業品の在庫量が前年比で40%となるなど減少が続いている。また、合成樹脂は動きが悪く、保管量も2割弱の減少傾向である。湖南地区の倉庫は電気機械関係で満庫状態であるが、湖北地区は厳しい状況。