製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・めん類
原料、燃料費が高騰しているのに相変わらず大手スーパーなどでは低価格で販売されており、物価高で一般の消費者は少しでも安い商品を買う傾向にあり、値上げすると売れない。
・酒
営業日が1日多かったにもかかわらず、販売数量は少し減少した。
(製造業・繊維・同製品)
・縫製
取引先メーカ等の業績が悪く、例年のようなお盆前の忙しさはない。
全般的に受注量の変化はないが、加工賃に関しては、厳しい要求が増えているように思う。
・綿織物
原材料と重油の高とまりで収益は悪化した。軽布は事業者によりばらつきがある。原織関係は数量は少し減少した。
(製造業・木材・木製品)
・宗教用具
急速な景気の減退感があり、お盆を前に悪戦苦闘の状態である。
(製造業・出版・印刷)
・印刷
全てにおいて、過去最悪な状況が続いている。物資の値上げはもちろん、需要の落ち込み、価格の低下等、業界全体を見渡しても、極めて状況は深刻さを深めている。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
医療用医薬品は、ジェネリック医薬品を中心に前月同様好調をに推移しているが、原材料の値上げが続いており、いかに抑えていくかが今後の課題である。
OTC薬(大衆薬)は、原材料の高騰による利益率の悪化が続いているが価格転嫁できないことから苦しい状況が続いている。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶器製品
例年の「夏枯れ」の時期となり、全般的に低調である。秋に向けてのサンプル準備がはじまり、今後の商材となることが大いに期待できる。
・砂利採取
地元中堅ゼネコンが既に新聞・テレビ等で報道されているように公共事業の受注が減少する中、業績の不振から不動産事業を拡大、不透明な土地取引を繰り返し、又不適正な会計処理が明らかになり、会社ぐるみの粉飾決済で逮捕者を出し、経営を急激に悪化させるという事例が発生している。
地元の業者のこのような不祥事に組合員の間では、大変なショックと打撃を受け、今後の業界に与える影響も計り知れない。
(製造業・鉄鋼・金属)
・機械部分品
鋳物業界の原材料高等による価格上昇は著しく、コストアップに繋がっている。よって販売価格は上昇するも取引条件は悪化している。
(製造業・電気機器)
・民生機器
素材料の上昇分の2分の1を販売価格に上乗せし、納品を認めてもらえるようになった取引先が増えてきた。親会社が従来、中国調達していた分を、日本企業調達に変更したため売上は増加した。
(非製造業・卸売業)
・電気機械器具
建築関連の着工が激減、業界は耐えるのみで勢いがない。
原油、原材料の高騰が販売価格に反映できず、経営を圧迫している。
オール電化、リフォーム需要推進を計るが、先行き不透明でムードは悪し。
大型デジタル家電の需要が見込めるが、景気ダウンが出て買い控え傾向。
地球環境改善への取り組みが徐々に多くなっている。ビジネスチャンスを逃さないようにしたい。
大小建築関連企業の倒産情報が多くなってきた。金融関係の融資制度の変更で中小企業のへの風当たりが強くなってきた。
下請け、関連建築電機業界へ益々厳しい環境となってきた。
防災、防犯設備関係の需要が期待できるが、知識を高め提案営業の推進をしている。
・食料品市場
水産については、冷凍物は強含みであったが、鮮魚は例年通り消費が落ち込んだ。
青果については、猛暑の影響で入荷増となるが単価は低迷気味に推移している。
相変わらず来場者は少ない。
(非製造業・小売業)
・家電
7月に入り、梅雨明けと同時に猛暑が続き、エアコンや冷蔵庫が急に動き出したが、量販店の価格競争に巻き込まれ、売上が今一歩上がらない。
・茶
今夏は特に冷たい品物が売れなくなり、お中元販売が半分くらいに落ち込んだ。
・彦根市共同店舗
7月度売上高は前年同月対比で94.7%で昨年対比を割った。昨年度の曜日合わせでは7月度に日曜日が5回あったが、本年度は1回少なく4回で、曜日調整では97.4%である。
昨年対比100%をクリアしたのは衣料品(子供服)だけであった。
ファッション雑貨、文化品・日用品、宝石・着物、サービスが90%前後と不振である。衣料品(メンズ、レディース)、食料品(スーパー)、フードコート、レストランは90%後半であった。
7月度伸び率で100%を超えているのは18店舗で、6月度の20店舗より減少した。
90%前後の不振も6月、7月ともに17店舗前後とかわらない推移であった。
2ヶ月とも不振が続いている店舗が7店あり気がかりである。
・県下一円
昨年度対比 全店合計売上…101.4%(既存店比較 102.7%)
7月度は昨年度比売上を上回ることが出来た。今月も輸入品・マルチメディア商品が不振である。
生活・住居関連全体…97.7%(以下、各前年同月比)
乗り物(自転車)…164.1%、書籍・CD…97.6%
100円ショップ…99.4%、医薬品…99.2%
住居関連は、メガネ、宝石貴金属、婚礼儀礼品、家電、ファンシー雑貨などの業種が好調。
衣料品全体では98.5%であった。ベビー用品・子供服、呉服、紳士服、ジーンズカジュアル、ランジェリー、ファンデーションが好調である。
食品は、全体で96.9%であった。
ベーカリーが90.0%と苦戦しているが、精肉、茶・コーヒー、惣菜、漬物、寿司は好調に推移。
飲食については、全体で100.2%となった。ファーストフードは102.7%と前年同月比をクリアし好調。
サービス分野全体では97.8%であった。クリーニング、美容、理容・カット、エステ・ネイル、リラクゼーションの業種が好調である。映画も103.9%と好調であった。
(非製造業・商店街)
・大津市
毎年7月に実施している「夜市」を今年は2回から1回へ縮小しました。1回きりになったためかにぎやかな1日になったが、楽しみにしている地域の方々や、商店街の組合員も寂しい気がする。年々馬力のなくなっていく商店街であるが、一度やめてしまっては、復活することは難しく何とか現状維持しつつ起爆剤を探している所である。
(非製造業・サービス業)
・旅館・ホテル
原油高騰に端を発した諸物価高とそれによる景況感の悪化から旅行需要が減少し、売上高は昨年より大幅に低下している。仕入れ原価高騰により収益性も悪化し、近年まれにみる悪環境になりつつあると思われる。
・情報サービス
1:FA(制御)系、生産台数の出荷調整が発生し徐々に陰りが見え始めてきた模様となる。「半導体製造業全般」
このまま20年度上期(8月頃)までは、惰性で続く見込みとなるが、
20年度下期からは、徐々にFA(制御)系は上向きになる見込みである。
2:県内外製造業より、技術者派遣依頼(業種問わず)が多くなってきている。
問合せは、多いが経験者(技術者)が慢性的に不足している為、要員確保のウェートが高くなっている。設備投資の占める費用の中で求人広告費用が、徐々に高くなっている。
3:レセプトの入力業務の時限廃止(電子化)に伴い、入力業務の変革が急務になり入力業界全体が、縮小傾向にある。
(年々、入力の業務量低下が顕著に出ている。)
4:原油高騰による製造業景気低迷が顕著に出てきており、生産調整等による業績悪化のあおりを受けて、情報部門への予算削減が起こり新規案件が徐々に少なくなってきた。
(非製造業・建設業)
・総合工事
建設経済研究所と経済調査会経済調査研究所が公表した09年度の建設投資見通し(名目ベース)は、48兆9600億円となっており、08年度と続いての50兆円割れとなる見通しとなっているように、引き続く政府建設投資等の減少の影響が大きく、明るさが見えない。
・電気工事
中小企業庁が4-6月期の中小企業景況調査を行った結果、業況判断DIは全産業でマイナス幅が拡大し中小企業の業況は悪化の一途にあるとしている。
また、日本電線工業会が発表した電線受注出荷速報によると、主要部門である建設・電販向けの出荷は前年同月を約1割減少し9ヶ月連続で前年実績を下回った。
一方主原料の国内電気銅建値は、7月上旬に1t当たり98万円と前月上旬に比べ8万円の大幅上昇となり、原油高による副資材の値上がりも相まって採算は悪化している。
電気工事についても、住宅市場の低迷、設備投資についても一部大企業は、積極的に増設しているが、中小企業では慎重な姿勢であり、明るい材料がない状態である。
(非製造業・運輸業)
・貨物運送
輸送量は前年並みであるが、売上額は増加しない。運営経費が増加し収益は益々悪化、資金繰りに問題も出てきた。サーチャージ制による燃料価格上昇分の運送料金値上げが徐々に浸透し改定実行が出てきた。運営の限界は続いている。
・倉庫
6月度 前年度比 前月度比
入庫数量 303千トン 115.6% 103.8%
出庫数量 300千トン 113.4% 113.2%
月末保管高 573千トン 102.9% 100.5%
倉庫業界の5月度の入庫数量は、前年同月の15.6%増、前月の3.8%増となった。
電気機械…124% 雑品…146% その他日用品…129%
非金属鉱物…1,441% 飲料…61%
出庫数量は、前年同月の13.4%増、前月の13.2%減となった。
板ガラス・同製品…184% 雑品…149% 電気機械…123%
非金属鉱物…1,328% その他窯業品…4% 飲料…50%
月末保管残高は、前年同月の2.9%増、前月の0.5%増となった。
非金属鉱物…217% 板ガラス・同製品…119%
天然ゴム…134% 紙・パルプ…127%
その他日用品…147% 電気機械…80% 飲料…69%
月末保管残高金額は、前年同月の6.7%減、前月の1.6%増であった。また回転率は52.7%であった。