製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・めん類
原料価格が上がっても製品価格に転嫁できないため、収益が上がらず厳しい状況である。消費者の食品に対する不信や、雇用・年金・医療など生活不安も影響しているのではないだろうか。
・酒
前年並みである。
(製造業・繊維・同製品)
・絹織物
組合の共同での精練事業が6月に引き上げとなり、販売価格になかなか反映できず、一部しか了解してもらえず、余計に採算は悪化した。それに伴い、資金繰りが忙しくなり、販売数量が低下した。しかし、操業しなければ資金がまわらず在庫は上昇傾向にある。
・縫製
前月に引き続き、受注減に伴う売上の低下で、収益状況は悪化している。他業種と同様、資金繰り難は深刻である。
・麻織物
今後発注は12月末まで低下するように思う。
(製造業・出版・印刷)
・印刷
年末に近づき、例年なら、折り込みチラシ等が増える時期であるはずだが、例年と違い、他業種において景気の悪化による経費の節約の影響か、折り込みチラシも減少し、思うように注文も伸びていない状況である。また、原油価格は下がってきたものの、それに伴う資材の値段はすぐに下がると言うわけにはいかず、相変わらずの安値の競争の中で、苦しい状況が続いている。お客様が、安い値段を求められるのは理解できるが、それに応える体力がないと、会社を存続していくことさえ不安である。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
原油高に伴う資材の交渉が本格化しており、製品価格に転嫁できないため今後の収益が懸念される。
OTC(医師の処方せんがなくても、薬局・薬店で購入できる一般用医薬品)市場がますます厳しさを増している。
OEM(他社ブランドの製品を製造する企業)の受注が増加してきた。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶器製品
恒例の信楽陶器まつりを開催し多くの観光客でにぎわったが、世界的な金融不安等の報道の影響もあり、好天に恵まれたものの来場者数は昨年より23%マイナスとなった。産地の雰囲気も日に日に厳しい状況となっており、多くの従業員を抱える企業ほど厳しさが出てきている。
・砂利採取
建設業界は長期にわたる公共事業の抑制による骨材総需要の減退、また、環境規制等の要因による採取地の制限の拡大のため、全国的に砂利の生産・出荷とも減少している。
また、砂利・砂は、販路の8割近くが生コンクリートに依存しているため生コンの需要価格の影響は大きく、停滞する公共事業等に連動する生コンの需要と価格の低調は、他の骨材との競合を生じ、価格競争の激化を招く原因となっている。
(製造業・鉄鋼・金属)
・機械部分品
船舶用については、生産高増加。水道弁は昨年比較で取引条件、収益面で悪化傾向。いまだ原材料の価格が適正でなく厳しい業況である。
(製造業・電気機器)
・民生製品
電気機械器具製造業において、洗濯機の生産を中国より、日本国内生産に切り換えた為、生産が増加した企業も見られるが、異業種全般では受注が減少し生産が無い為、終業時間を早めたり、金曜日を休む等厳しい状態となってきている。
販売価格の上昇は、材料が値上がりした分を一部製品に転嫁した為であり、これにより、収入が増えることはない。
(非製造業・卸売業)
・電気機械器具
建築関連の着工が大幅ダウンで、関連資材の動きが鈍化。
原材料の価格高騰が販売価格に転嫁できず、経営を圧迫している。
唯一伸びているオール電化商品も低価格で推移している。 テレビ訴求で地上デジタル対応の需要も伸びているが、価格ダウン。
工場関係に不透明感が出て、環境設備投資への意欲が鈍化している。
大小建設関連の倒産情報が多くなり、下請け業者の資金繰りが圧迫され風当たりが強くなってきた。年末から年明けは要注意である。
防災、防犯設備関係の需要が期待できので知識を高め提案営業の推進。
・食料品市場
8~9月の長雨により品目によって入荷にバラつきがあったが、後半は入荷堅調で前年比112%となった。果実についても、柿やりんごの入荷は安定したが、消費は鈍く安価で推移している。
水産物については入荷は順調で価格も安定している。
10月26日には開場20周年事業の市場まつりが開催され約2万人の来場があり活気付いたが、冬場に向い、この活気が続けばよいと願っている。
(非製造業・小売業)
・茶
ペットボトルの使用が家庭まで入り、リーフ茶の売上が全店舗で落ち込み、年末に向けて贈答品が心配である。
・彦根市共同店舗
10月度売上高は前年同月対比で100.6%で昨年対比をクリアした。
同友店の業種別実績から住居関連は全体で96.6%の結果であった。乗り物(自転車)112.7%、メガネ97.4%、書籍・CDは94.1%、100円ショップ95.1%と推移している。
衣料は全体で94.2%の結果であった。子供服ベビー服は97.2%、呉服和装品87.6%、ファミリーカジュアル93.7%の結果になった。 サービス関連は全体で102.8%であった。
理容・カット104.7%、エステ・ネイル146.0%、リラクゼーション102.6%、クリーニング102.0%と前年同月対比をクリアし推移している。(モノからサービス業種への伸び率が継続して移行している。)
食品は全体で、95.7%の結果であった。精肉103.4%、
惣菜100.3%、ベーカリー98.2%と推移している。 飲食は全体で94.0%で、ファーストフードは96.1%であった。
客数も110.8%と前年同月対比をクリアしている。
・県下一円
前年度対比 全店合計売上…92.0%
昨年度の曜日合わせでも92.5%の結果であった。
前年同月対比100%を超えているのは、衣料品(レディース)、食料品の業種である。
前年同月対比100%を割っているのは、衣料品(メンズ)、子供服、ファッション雑貨、文化品・日用品、宝石・着物、フードコート、レストラン、サービスの業種である。 10月度は、昨年対比100%をクリアしたのは、前年より10店少ない。90%を割り込んだのは、前年より8店増加した。
全業種計では客数伸び率93.7%、客単価は98.7%であった。
(非製造業・商店街)
・大津市商店街
アーケード内にはシャッターを下ろして店を辞めてしまった家がたくさんありかなり悪いイメージがある。
シャッターを閉め、ガレージとして使っていたり、転居しても貸す気がない家ばかりでテナントとして使いたいと言う要望が来ても応えることができなく、商店街としての相乗効果が得られない。
(非製造業・サービス業)
・旅館ホテル
世界的経済不況化、諸物価高騰、安全衛生問題に加えて国内外の政治の転換期を迎え、国民の消費マインドは低下しており、その影響が業界全体に波及している。従業員、経営者ともストレスの多い日を送ることになっている。
・情報サービス
1:FA(制御)系、生産出荷台数の低下が発生し先の見通しに陰りが見え始めてきた模様である。「半導体製造業全般」
2:県内外製造業(半導体製造業以外)より、技術者派遣依頼(開発系技術者)が以前に比べると少なくなってきている。引き合い(問い合わせ)はあるが開発経験者(技術者)が慢性的に不足している為、要因確保が困難になっている。
3:レセプトの入力業務の時限廃止(電子化)に伴い、入力業務の変革が急務になり入力業界全体が、縮小傾向にある。
(年々、入力の業務量低下が顕著に出ている。)
4:原油高騰や景気の先行き不透明による金融業界低迷が顕著に出てきており、製造業での生産調整等による業績悪化のあおりを受けて、情報部門への予算削減が起こり新規案件が徐々に少なくなったり、既存業務の人員配置の見直し等が始まりだした。(人員削減等)
(非製造業・建設業)
・総合工事
公共事業の先行き不透明感が払拭できない現状にあって、工事の落札率は依然低率傾向が続き厳しい状態。疲弊が続く地方における建設業は、予定価格の事前公表の取り止め等、適正な入札制度改革が緊急に行われることを望んでいる。
・電気工事
県内企業倒産件数は、8月は16件で負債額10億、9月は14件で、28億と増加しており経済環境の悪化、公共事業工事額も前年比10%の減少と、先行きはますます厳しい現状である。
電気工事業においても、工場新設や住宅新設等減少傾向であるが、工場メンテナンスにおいては需要増加が見込まれる。(不況時は、設備新設や増設が見送られるが反面メンテナンス業務は増加する。)
一般家庭においてはエコへの関心の高まりでオール電化、太陽光発電等への需要増が見込まれる。各事業所とも生き残りを図るため、自社の長所を生かした方向での活路を見いだしている。
(非製造業・運輸業)
・貨物運送
軽油価格は前月に比べ値下がりが続いているが、収益は依然として上昇しない。明確な原因は不明であるが、食品等の薬物混入騒ぎが影響しているのではないかという声を聞く。厳しい状況と先行き不安はぬぐいきれない。
・倉庫
9月度 前年度比 前月度比
入庫数量 317千トン 128.1% 116.6%
出庫数量 294千トン 111.9% 107.7%
月末保管高 579千トン 113.9% 104.1%
倉庫業界の9月度の入庫数量は、前年同月28.1%増、前月の16.6%増となった。 電気機械…144% 金属…212% 板ガラス・同製品…157% 非金属鉱物…1,876% その他の日用品…144%
出庫数量は、前年同月の11.9%増、前月の7.7%増となった。 電気機械…122% 非金属鉱物…1,685% 雑品…142% その他の日用品…135% 合成樹脂…71% その他の製造工業品…33%
月末保管残高は、前年同月の13.9%増、前月の04.1%増となった。 非金属鉱物…258% 天然ゴム…148% 紙・パルプ…148% その他日用品…157% 金属製品…227% 月末保管残高金額は、前年同月の28.0%増、前月の2.4%増であった。