製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・菓 子
天候の影響などにより秋の行楽シーズンが短かったので、売上の方も減少した。最近の消費者は核家族化が進み、少人数の家庭が多くなったことから、500円程度の定価の安い商品しか売れなくなってしまい、小ロットになったことが売上高減少の一因であるように思われる。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
12月度の生産は18,518反で前年比103%となったが、操業日が2日多いためで、増産となったわけではない。売れ行きは定番化商品が中心となっているが、数量的には厳しいものがあり、増産するまでには至らない。採算状況は原料の値上がり分を吸収できる販売価格とはならず、苦戦が目立つ。平成16年に期待したい。
・麻関連繊維工業
テキスタイル関連においては繁忙期ということで若干の動きはあるが、非常に厳しい状態が続いている。染色整理については前年並み。主力である綿、麻の受注増加の時期でもあるので期待したい。
・綿 織 物
厚織の状況は変わらず現状維持であるが、軽布(クレープ)が受注増加の時期に入り、一部で忙しくなっている。ただし、注文と同時に納期をせかされることが多く、全体としては昨年より注文が細く、動きが悪いようである。
(製造業・木材・木製品)
・仏壇仏具
厳しい状況が続いており、回復の兆しはみられない。来たる1月29日~2月10日の13日間、東京都の東武百貨店で開催される“全国伝統工芸品まつり”に彦根仏壇を5~6本出展し、東京での販路拡大および市場調査を実施する予定。
・木材・木製品総合
原木入荷量がやや増加し、取引価格も若干上昇したものの、買い方に今ひとつ勢いがない。スギ、ヒノキは県内産が県内流通量の約50%、マツは県内産が県内流通量の約30%を占めている状況。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
期待した歳末戦線の広告関係需要も、個人消費の低迷によって息切れ状態となり、加えて価格も一段と下落したことで、総じて厳しい状況が続いた。
一般企業の消耗品も経費削減の嵐の中、値下げ要請が相次いでおり、各企業とも原価ぎりぎりの価格での受注を余儀なくされている。一部官公需では相変わらずの破壊的価格が横行し、全体の足を引っ張る状況となっている。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
売上は増加の方向であったが販売価格の改善には繋がらず、受注に終始した結果となった。一般薬の販売は改善が見られず、特定のナショナルブランド品(有名メーカーのよく知れわたった商品)にシフトして行く方向が強い。従来品の販売方法を見直しセールスポイントの改善を対策すべき時に至っている。また、16年4月より施行される、消費税を含む総額表示方式に素早く対処する時である。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
前月と変わらずの状態である。少し日本経済全体の景況が良くなったとの情報があるが、信楽焼産地では個人消費が伸びないとその効果は薄いようで良くなったとの実感はない。また、釉薬原料の値上がりが翌年1月以降あるとの情報もあり、販売単価維持も益々難しくなると予想される。
(製造業・一般機器)
・機械器具
若干ながら機械加工業者に活力が出てきたが、不安感も同時に持ち合わせている。機械の表面処理加工もユーザーの動向により活発なところと活発でないところがある。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
前年に比べて売上は全体的に少し減少したが、一部の取引先において受注が増加した企業もあり、前年比においてほぼ不変と感じられる。
しかし、取引条件と価格では変化がないものの、材料、特に鉄の価格が上昇してきており、収益面では減少してきている。
・通信機器等電子機器類
12月度の受注状況は例年と比べて特に変わりがなかった。年末年始は休日も多いことから先行生産をしているユーザーもいるものの、総じて目立つほどの動きは見られない状況。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
販売額において若干の増加が見られるものの、販売価格においては依然として過当競争が激しい。年末商戦は慌ただしさもなく、平穏であった。来年度に期待したい。
・食料品市場
昨年と同じように商品の仕入れは順調に入荷してくるが、思うように売れていかない。需要の減退も一因であるが、最近はスーパーマーケットが進出してきている影響がある上に、スーパーが元日から営業していることから買いだめする必要がなくなっており、年末の売上に影響している。
(非製造業・小売業)
・石 油
石油販売業界は景況の回復なく推移してきたが、12月中旬より販売価格に若干の値下がりが発生している。昨年同期と比較してみると1リットルあたり2円の安値となっている。いずれにしても低迷する市況の中にあり、天候で表現するならば曇時々雨で晴天は期待できないような状況。
・家庭用電気器具
三大都市圏では、テレビの地上波デジタルが開始され、それに伴いテレビの買い換え需要が増えてきているように見受けられるが、地方では未だ現実味がなく、足踏み状態である。
一般ユーザーにはリストラなど色々な理由によって職をなくされた方が増えてきているように思われる。当然購買力も上がるはずがない。
(非製造業・商店街)
・堅 田
せめて1年の最後ぐらいは有終の美を飾りたいとの願いもむなしく、12月も前年度を下回る売上となってしまった。売上の不振を不況や他店舗との競争が厳しかったからとしてしまっていた部分や、消費者の生活様式やニーズの変化を読んでの対応ができていただろうかと考えると、反省の残る平成15年となった。
組合員には年間を通じて前年実績を上回っている店舗が数店舗あり、これらの店舗は消費者ニーズを読むなど、課題を克服する努力の上に勝ち組に回れたものと思われる。
・彦根市
特記事項はなし。
・長浜市
月の前半の動きが悪く、後半になってようやく年末商戦に入ったという感じがした。やはり、ボーナスの減少等が影響しているのではないだろうかと思われる。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店合計売上…114.8%(既存店比較 102.5%)
客数………109.4%(既存店比較 101.0%)
客単価……103.8%(1,527円、57円増)
前半11月末は暖冬で、衣料・季節関連の減少幅が大きかった。12月に入って挽回し、全般的には11月度より売上げは増加した。一方で、既存店の比較において、時計、宝石、写真現像関連、鞄やレストラン部門、外食の全般で落ち込み、昨年度売上げを割り込む結果となっている。
アクセサリ…118.0%、家電…119.0%、、100円SHOP…97.0%
生活雑貨……113.0%、寝具・インテリア…………… 106.0%
住居関連は服飾(アクセサリー)と生活雑貨が好調を維持した反面、100円ショップは既存店の比較で昨年度売上げを下回った。
婦人ヤング…104.0%、紳士………103.9%
ベビー子供…112.0%、ジーンズ…127.0%
衣料では、気温の悪影響があって11月末までは全くの不振であったが、後半の頑張りで婦人ヤングや紳士、ベビー子供用がそれぞれ健闘した。ファミリーカジュアルは依然好調を維持し、ジーンズにおいては核店舗の衣料取扱いより5%程度上回る実績を出した。
和惣菜… 92.0%、青果…87.0%
洋惣菜…101.0%、ファストフード…109.0%
食品は、青果が大きく悪化。惣菜も和、洋ともに以前の好調さが維持できない。外食は、和、洋、ファミリー向け、中華など全てが前年割れだが、唯一ファストフードが目立った伸びをみせた。マクドナルドの低迷に底打ちの気配がうかがえる。
マッサージ…144.0%、ゲームコーナー…115.0%、映画…95.5%
リフォーム…107.0%、カルチャー教室…114.0%
物販以外のサービス分野は、マッサージ、美容、カルチャー教室(塾、パソコン、英語など)が引き続き好調。映画は前年実績を割り込んだ。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
全体的に活動がかなり少なかった。設備関係の情報処理については量的には増加傾向であるものの、案件が外国ばかりであり、中小零細企業にとっては主体的に動くことができず、採算は悪い。
再燃しているSARS(新型肺炎)についても脅威とみられる。
(非製造業・運輸業)
・運 送
前年同月比から見ると、荷動きが若干ながら活発化した。11月が悪かったせいで繁忙であるように感じたが、前年比を大幅に上回るということはなかった。中旬以降は、排ガス中に含まれるNOx(窒素酸化物)規制地域への搬入車の不足が目立ち、特に大型車が不足となった。
設備においては車両の入れ替えが進行してきた。
・倉 庫
11月実績数量 対前年比
入 庫 261千トン 84.5%
出 庫 278千トン 87.6%
保 管 547千トン 94.5%
昨年の米の不作による影響で、業者による米の獲得合戦があり、保管在庫が多くなった。板ガラス、窯業品が対前年で大きく減少傾向にある。