製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・菓 子
秋の観光シーズンとなり、売上げの方も期待していたが、伸び悩んだ。売上げが多かったのは11月20日前後の1週間だけという結果に終わった。顧客のニーズに合うような商品開発が急がれるところである。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
11月度の生産数量は16,154反で、前年比88%となり、大幅な減産となった。原料の高騰により、定番商品についてはそれなりの引き合いがあったが、集散地の対応は慎重で、数量が増加するような状態ではない。採算については原料高で、織物についても値上げを要求されているが、厳しい状況である。
・麻関連繊維工業
相変わらず沈滞化が続いている。染色整理関連においては、テキスタイルがシーズンにはいるために動き出してはいるが、前年に比べると低調である。
・麻 織 物
季節的には夏物生産に入りたいが、一ヶ月毎に状況がどう変化するのか見通しがつかない状態である。
・綿 織 物
11月は例年に比して暖かかったために冬物の立ち上がりが悪く、このことから来年の夏物にまで手が回らない状態となって注文が遅れているようである。原糸の値上がりは止まったが、製品の値上がりが進まず、採算は悪化している。
品質に対する要求が一段と厳しくなり、整経(製織の準備工程)が部分整経から全部整経へと一部変わってきている
(製造業・木材・木製品)
・一般製材
特に変動は無い。
・仏壇仏具
「第17回全国伝統的工芸品仏壇仏具展」の成功による業況回復を期待したが、ほとんどその効果は見られず、依然として厳しい状況で推移している。
・木材・木製品総合
原木の入荷量は、相変わらず増加傾向は見られないが、製品の荷動きは一部で増加が見られる。製品価格も若干ではあるが上昇傾向を示しているものの、業界全体に及ぼすほどの変化ではない。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
年末の需要期を迎え、一部ボーナス戦線に関する需要は回復の兆しが見られるものの、壮絶な価格競争の結果、販売価格は下落した。売上高も数量的には昨年並みを確保するものの、金額的には減少している。
ここに来て暖冬と将来不安感からお歳暮・クリスマス関係も低調で、全体的には低迷の感をより一層強くしている。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
11月は、予定では好調に推移するよう計画していたが、意外に不調で不変の域を出ず、全てにおいて低調裡に終始した。世間一般もまだそれほど好調でないことが推測できる。
製薬企業全体を見渡すと、好調と不調の優劣格差が現時点では明らかになりつつあり、劣勢企業への応援指導に注力する必要が生じている。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
日本の景況が少し良くなりつつあると新聞紙上では言われているものの、我々中小零細事業所である産地の状況は益々悪くなっているようである。少し変わった商品を単発に開発した程度では売上が伸びず、基本的な技術開発・素材開発とマーケティングの同時開発が望まれているようである。このような開発・生産と販売のシステムの一体化が必要で、また、異業種(大学・研究所・他分野業界)とのコラボレーションができるかどうかも重要である。
(製造業・一般機器)
・一般産業用機械
LCD(=liquid crystal display、液晶表示装置)関連およびPDP(=plasma display panel、プラズマ表示装置)などが好調である。
・機械器具
景況は多少好転してきている感がある。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
洗濯機はトップオープンドラム式(上部から取り出せるドラム式)、全自動式、乾燥機付など高級製品が主体となり、モーターなどは高速回転に耐える品質が要求されることから、交流式から直流式になっており、材料費は従来に比べて増加してきている。電化製品はほとんどが海外生産となっているが、ポンプ・洗濯機は国内生産である。最近中国では鉄が不足していることから、競争が激しく価格が高騰しているようである。
・通信機器等電子機器類
年末商戦が始まるとともに、地上波デジタル放送の関心が一層高まっており、年末の主役となるテレビは「テレビ放送50年」の節目に薄型テレビ、DVDレコーダー、デジタルカメラといった「デジタル三種の神器」の展示を強化している。これら期待が持てる国内の需要も、そのまま鵜呑みには出来ないが、少し明るさが見えてきたように感じられる。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
販売は微増したものの、粗利益率の低下によって収益は低下した。当業界は比較的他県からの進出も少なかったが、他県からの越境と他業界からの業際化が見られる。
(非製造業・小売業)
・石 油
11月に入り、一部の地区において販売価格の低下が見られるが、大勢には影響がない様子。冬期の暖房用灯油の動きも鈍く、大きな期待も持てない現状にある。量販化に指向しても売れず、冷静な行動をするのが賢明である。
県内の給油所数は依然として減少傾向にある反面、人件費をかけないセルフ給油所は38カ所となっている。
・家庭用電気器具
先月と同様に、年末に向けて各メーカー・各店が合同展示会や個展などを行い、何とか昨年並みの売上げを維持しているが、非常に厳しい状況である。
(非製造業・商店街)
・堅 田
大手製造業を中心に景気は持ち直しの気配ありと発表されているが、小売業は個人消費に回復の兆しがなく苦しい商戦となっている。当組合も8ヶ月連続の前年実績割れとなってしまい、厳しい状況は依然として続いている。
最近、新聞やテレビ等で報じられている「鯉ヘルペス」問題は深刻で、当組合内の川魚店では鯉関連の商品を店頭から撤去せざるを得ず、売上にも大きな影響を及ぼしている。
・彦根市
特記事項はなし。
・長浜市
状況はあまり変わらず厳しい。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店合計売上…109.5%(既存店比較 106.4%)
客数………106.4%(既存店比較 102.5%)
客単価……102.9%(1,426円、41円増)
11月も異常気象で、衣料・季節関連がかなり減少した。核店舗の状況としては、これまで好調を維持してきた季節に影響されにくい食品の売上げが落ち込みはじめてきた。しかし、全体としては、核店舗の数値より数%以上、組合員店舗の数値が上回っている。より地域、顧客に近いところで品揃え、サービスに工夫している。
家電……… 89.0%、日用医薬品………… 89.8%
リビング… 99.4%、寝具・インテリア… 97.0%
100円SHOP…108.0%、アクセサリ…………142.0%
住居関連では寝具インテリアと家電に影響。リビング、日用医薬品は不振が続いた。新店の増加もあってアクセサリー、100円SHOPは前年実績を上回った。
紳士… 83.2%、婦人ヤング…102.0%、ベビー子供… 84.8%
衣料は気温の悪影響で、婦人ヤングが前年実績を維持したものの、紳士、ベビー子供用などで大きく下回った。ファミリーカジュアルは依然好調。
精肉…81.8%、和惣菜…89.2%、青果…83.1%、寿司…103.5%
鮮魚…95.8%、洋惣菜…98.5%、ファストフード…110.0%
食品は、先月に引き続いて低下傾向にあり、精肉、鮮魚、青果などの売上げが大きく悪化した。惣菜も上向きにはならなかった。外食は、ファストフード、寿司が伸びた。
マッサージ…195.0%、ゲームコーナー…115.0%、映画…116.8%
リフォーム…117.0%、カルチャー教室…310.0%
物販以外のサービス分野は、マッサージ、美容、カルチャー教室(塾、パソコン、英会話など)が引き続き大きな伸びをみせた。ゲームコーナー、映画といった娯楽関係も続伸。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
特記事項はなし。
・旅館・ホテル
11月は3連休が2回あり、秋の観光シーズンに入ったことと気候も相まって、観光客の増加が見られた。
(非製造業・建設業)
・土木工事
湖北管内における最近の建設業の現状は、公共工事の減少と民間投資の減少により下降が続いている。
官公庁工事においては道路や河川もほとんどが整備され、下水道工事もここ数年で終わり、今後は維持工事でも受注しなければならない状況に追い込まれている。
・総合工事
売上高は前年同月比では減少となっているが、10月、11月と減少幅は小さくなってきている。
(非製造業・運輸業)
・運 送
景気動向は上向きであると言われているが、運送業界は未だ低迷を続けている。政令指定都市でのNoX(窒素酸化物)規制により、該当地域では車両不足となり、運賃も若干上昇傾向の様子であるが、県内ではまだ動きはみられない。依然として厳しい状況となっている。
・倉 庫
10月実績数量 対前年比
入 庫 284千トン 102.3%
出 庫 255千トン 94.5%
保 管 564千トン 96.0%
営業登録をする事業者、倉庫を拡大する事業者がともに増加し、対前年比で103%、総面積にして2万立方メートルの増加となる。