製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・菓 子
観光シーズンに入り、土産品も動く時期になってきたが、相変わらず消費者の買い控えが続いているのが現状である。既存商品を守っていくのも大事である一方で、消費者のニーズに合わせてパッケージが目立つもの、味の良いもの、包装紙の目立つものなど特徴を出した商品開発を早急にしなければ、売上げは減少していく一方である。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
9月度は生産数量が18,065反となり、前年比100%となったが、操業日が1日多いことが要因であり、まだまだ厳しい状況である。変り織りの受注が減少傾向にあり、新商品の受注が少しでも増加することを期待する。在庫については適正な状況と思われる。
採算状況は厳しい状態が続いており、原料の値上がり分をいかに転嫁していくかが大きな問題である。
・麻関連繊維工業
全般的に沈滞化している。テキスタイル関連は、従来なら来月くらいから春物の受注が始まるが、昨年と同様にずれ込みが激しくなりそうで期待薄である。寝装・インテリアにおいては特殊なものだけ動きがあり、汎用品の伸びは悪い。
・綿 織 物
軽布(特にクレープ)は冷夏の影響で来期の計画が遅れている。しかしながら浴衣関係の注文が入り始めており、高級浴衣用生地は数量が少ないが価格が高いこともありまずまずの状況である。
厚織は一部の企業において例年より増えているところもあるが、全体的にはまだ復調とは言い難い状態である。
(製造業・木材・木製品)
・一般製材
素材の市場入荷量減から、立方メートルあたりの単価がわずかながら上昇に転じている。材質別の入荷量では、杉材が特に減少傾向にある。
・仏壇仏具
「第17回全国仏壇展」ならびに彦根仏壇展への出展のために、工部(製造部)への発注が増加し、一部職種にあっては多忙となったが、全体的に大きな動きはない。
・木材・木製品総合
10月12日と13日の両日、水口町の木材関連企業を会場として「木と暮らすフェア2003」が開催される。このフェアは、滋賀県、滋賀県木材協会、滋賀県建築士会が主催するもので、県民を対象に木に親しんでもらい、健康で快適な住宅づくりを考えてもらうため、木材、住宅設備、木材に関する情報などの展示、自由工作コーナー、木材の破格市など催しが多数開かれる。
木材業界としては、木造住宅の需要拡大を願っている。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
流通業を中心に販売促進費の大幅削減が実施され、数量、色数ともにかなりの落ち込みとなっている。外食関係も客数、客単価の下落傾向が続き、販売促進費をはじめ諸経費の削減が進められ、印刷需要も価格低下、数量減少が続くなど、極めて状況は深刻さを深めている。
こうした状況で、官公需も破格的価格が依然として横行し、業界全体の足を引っ張っている。不況業種に認定されたものの、融資条件は逆に厳しくなってきており、一部好成績を維持している企業を除いて、全体的に資金繰りは悪化している。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
医療用医薬品の売上げは対前年比で102%位と微増であった。OTC薬(一般用医薬品)は、冷夏の影響でドリンク剤が落ち込み、売上げは前年の90%程度と不況であった。
天候不順はドリンク剤のみならず、日差しが弱かったため紫外線予防剤のシミ・そばかす関連市場にも影響した。また、ビアホール等が閑散としていたことにより飲み過ぎの人が少なくなって胃腸薬が不振、海水浴も控えられたことで目に炎症が出た人が少なく、眼科・皮膚科領域薬品まで影響した。これら8~9月の気候が薬品の売れ行きを悪化させた。全体として前年に比べて97%くらいの売上げで推移した。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
産地の商品売上が8月に減少したが、9月に入り8月に比べ少し増加している。流通構造の変化が進行しているように感じられ、インターネットでの陶器販売に積極的になる業者も現れてくるものと思われ、消費者に対する販売価格が産地として乱れないようにすることが重要であると考えられる。
今後の商品開発の方向性は、産地のイメージをしっかり捉え、それぞれの商品のオリジナル化を目指し、製造と販売の一体化が重要ではないだろうかと考える。
産地内では、信楽三大祭り(秋-土祭り)に向け、商品開発と新商品展示会が平成15年10月11日より開催予定されているので、多くの観光客に訪れていただくことを望むものである。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
親企業の新製品発売に伴い、7月頃は前年度に比べて売上高は約4%増加していたが、他企業の追随にあい、9月では前年度と同額程度にまで推移してきた。
・通信機器等電子機器類
受注が若干上向いているものの、原因ははっきりしない。クリスマスや正月向けの製品が多少受注増になっているものかと思われる。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
最近、集金日が徐々に遅れている傾向がある。また、建築物価表において、実勢よりも大幅に安い価格が記されていることがあり、組合員は困惑している。
梱包に多用されるPPバンドや発泡スチロールについては顧客から処分を依頼されることが多いが、廃材として処分をしてもらえないことが多く、組合員は処理に困っている状況。
(非製造業・小売業)
・石 油
市況は7月以降横ばいにて推移しており、仕切価格の高騰と利ざやが少ないことから脱会や廃業が増加しつつあり、歯止めがきかない状況である。エネルギー供給の大宗を占める販売業界でありながら希望は薄い。
・家庭用電気器具
顧客の中には失職した人が少々見受けられるなど、地域全体の可処分所得が減少しているように思われ、市場に活発さがなく、商品の動きが今一つ思わしくない。全般的に厳しい状況が続いている。
(非製造業・商店街)
・堅 田
当月は、核店舗が行ったタイガース優勝セールに同調してセールを行ったが、企画が応急的なものであったせいか、利益が上がったのは核店舗ばかりで組合店舗側はそれほど潤わなかった。
9月も前年度の売上げを上回ることが出来ず、これで6ヶ月連続前年度を下回る実績となってしまった。その中でも食料品は比較的売上げを確保出来たが、衣料品は暑い日が多かったせいか大幅に落ち込み、全体の足を引っ張ってしまうかたちとなった。
・長浜市
20日過ぎまで高気温や台風による雨といった気象条件もあってか、西武ライオンズの優勝セールを行った前年度に比べて、食料品と衣料品など全般的に低調であった。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店合計売上…107.8%(既存店比較 104.6%)
客数………104.2%(既存店比較 100.4%)
客単価……103.4%(1,279円、43円増)
9/17~19において阪神タイガース優勝セールでもって月前半の不振をカバーできた。残暑は、一部衣料ではよかったが、秋物衣料の大幅な不振と食品の不振でマイナスのほうが大きかった。また、阪神優勝セールは期間全体で前年より約30%の売上増加となり(セール初日は前年より60%の増加)、大きな効果が上がった。
家電… 97.0%、服飾雑貨…139.0%、日用医薬品………96.0%、
映画…129.0%、リビング… 96.8%、100円ショップ… 97.4%、
寝具・インテリア…105.0%、ゲームコーナー…113.0%、
住居関連では服飾雑貨が好調で家電、医薬品等が不振。夏休み後半の効果でゲームコーナーや映画が引き続き好調であった。
婦人ミセス… 98.5%、ベビー子供…87.1%、紳士…99.9%
衣料は残暑で夏物の在庫処分が進んだが、秋物の不振により在庫過多気味で苦戦が続く。全体効果としてはマイナスの方が大きい。
精肉………… 94.3%、鮮魚……100.1%、青果…… 85.7%
ベーカリー… 97.1%、和惣菜… 94.9%、洋惣菜… 92.9%
寿司…………104.3%、ファストフード…100.8%、
食品では青果など生鮮食品に影響が出てきており、暑さと天候不順による産地の不作、相場の上昇が今後特に心配である。ベーカリーも前年売上げを割り、惣菜も浮上せず。外食は寿司が久し振りに前年同月期の売上げを上回った。
マッサージ…190.0%、リフォーム…121.8%
物販以外のサービス分野は、マッサージ、美容、カルチャー教室(塾、パソコン、英会話など)が引き続き大きな伸びをみせた。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
設備投資用途の情報処理について、少し動きが出てきた。
また、労務費を始めとしたコスト削減の徹底を継続して行ってきたこともあって、採算は何とか維持できているという状況。
一方では、市町村のIT投資の受け皿としての活動が、具体性を帯びてきた。10月からはより一層活発なものにしたい。
(非製造業・運輸業)
・運 送
前月比では売上高は増加したが、前年同月比ではほとんど同じ売上げとなった。今年は夏期商品の在庫が前年より増加し、流通量が減少傾向にあった。
10月からのNOx(窒素酸化物)規制の対応と、9月29日の高速道路別納制度の廃止についての問題で、今後の組合運営はますます厳しいものとなる。事業者としてはETC([electronic toll collection=電子料金徴収システム]無線通信を用いて有料道路などの料金精算を完全自動化するシステム)車載機の導入等、さらにコスト面で影響を受けることになる。
・倉 庫
8月実績数量 対前年比
入 庫 242千トン 93.8%
出 庫 283千トン 106.2%
保 管 564千トン 98.3%
保電気機械の売れ行き出庫が少なく、回転率は66%となった。また、天候の関係もあって、飲料と食料品の出庫数量が伸びず、在庫が増加した。