製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・醤 油
業況は相変わらず厳しく、廃業を理由に平成14年度末をもって組合員4名が脱退した。問題点として、今後も組合脱退者が続出すれば、それに伴う出資金返還により組合経営が圧迫されるという懸念がある。
・菓 子
5月の節句や連休により、月前半はやや売上増が見受けられたが、後半は依然として低迷状態である。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
5月度の加工数量は19,091反で前年同月比100.6%となった。これは稼働日数が前年に比べて1日多くなったためであり、商況が良くなったわけではなく、依然として売れ行きは鈍化している。定番商品はまずまずの動きであるが、数量は相変わらず増加する状況には至らない。これらにより、採算状況も数量がまとまってこないと厳しい状況であり、中でも黒用は特に厳しい局面となっている。
・麻関連繊維工業
前月に引き続き好転の兆しはない。
・麻 織 物
年々売上げは減少傾向にあるが、大幅な減少には至っていない。ただ、当月は決算時期であるが動向を見るかぎり先行きは不透明であり、不安感が漂っている。
・綿 織 物
クレープは新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)騒動の影響もほとんどなく、例年以上に閑散期がハッキリして5月の連休頃から全く注文がない状態である。
厚織に関しても良くはなく、厳しい状態での現状維持が続いているものの、軽布に比べると安定している。
(製造業・木材・木製品)
・一般製材
神社・仏閣から住宅に至るまで、建築費が坪単価当たりにおいて今までよりも3割から4割減となるなど、不況によって受注が減少し、各企業同士がデフレ経済に直面している。このような状況が続けば、我々のような零細企業も倒産を余儀なくされると言える。
・木材木製品総合
原木、製品の荷動きは相変わらず低調であり、原木ではスギの価格が特に低調である。これから梅雨期に入り、入荷量も期待できない模様。
・仏壇・仏具
有力企業の各社はまちまちの状況にあるものの、総じて厳しい状況にあると考えられる。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
景気の先行き不透明感に加え、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)騒動など不安材料が心理的に影響を与え、一般消費財、物販関係の発注も減少し、比較的安定していた製造関係も発注数量・価格ともに低迷した。官公需関係も需要期が過ぎ、数少ない入札物に業者が殺到することで原価割れ受注も目立ち、業界内では足の引っ張り合いをしている様相である。
ここに来て、一部企業では正社員からパート人員への移行や人員削減などに踏み切るところも現れ、厳しい状況が窺われる。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
売上高は変わらないが、収益面では悪化の傾向にあるため、需要開拓の方向へシフトさせる必要を痛感する。
また、規制緩和によるコンビニ等での安易な薬の扱いを緩和する動きが政府経済財政諮問会議において議論されているが、規制緩和とは本来は経済的要件の緩和のことであるのに対し、今回議論されている件が緩和されれば薬事に関する安全規制まで緩和することとなるので、この議論は筋違いであるものと考えている。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
消費購買力が上がってこないので販売が伸びず、どの業界も難しい局面であるが、本年は信楽の5月の売上が、昨年に比して特に減少しているようであり、例年とは少し様子が違うようで一段と厳しい状況が予想される。
地場としては観光小売に力を入れる必要があり、本当に信楽へきてよかったと思われる対応が望まれる。
(製造業・鉄鋼・金属)
・バルブ
水道用弁は例年以上に受注減が激しく、厳しい状況となっている。また、5月27日付けで水道弁メーカー1社が倒産した。
(製造業・一般機器)
・一般産業用機械
自動車関連の設備投資は堅調に推移している。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
中国を主とした海外進出企業間において、日本企業同士の競争が激化し、材料が調達しにくいなどの支障が出てきている。
・通信機器等電子機器類
特記事項はなし。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
5月初めの連休もあり、実働日数の関係上において売上高は前年を下回った。また、新規需要の開拓に努力しているものの成果につながらない。この一方で、エアコン等中国生産分の納入に若干の支障をきたしている。
・食料品市場
全国71カ所にある青果物市場の総取扱数量が全国紙に掲載された。取引数量は総じて減少が続いている。
(非製造業・小売業)
・石 油
イラクでの戦闘終結の影響を受け、原油価格とともに、元売や商社の系列店以外への販売価格である業者間転売(業転)価格も下落した。昨年5月との価格差はほとんどなく、県内地区によっては販売価格に下落傾向がみられる。5月に続いて6月も仕切価格の上昇はなく、元売会社は収益面において慎重なる販売姿勢にあり、若干の値上がり気配が存在する。
・家庭用電気器具
夏商戦が開始され、冷蔵庫はノンフロンタイプ、エアコンは新型冷媒(R410)を使用した省エネタイプに人気が集中している。特にワイドルームになるほどトップクラスのエアコン購入率が高く、消費者においては環境保護という意識を持ちつつ、電気代への関心が高いことが窺える。
(非製造業・商店街)
・堅 田
5月の売上高は、衣料品が辛うじて前年同月比を上回ることができたが、食料、雑貨ともに前年同月比を下回る結果となった。
昨今は、売上高において1業種でも前年同月比を上回ると安心してしまい、その他の業種で下回っていても抵抗無く受け入れてしまっている感がある。この中で、全体的に見て厳しい状況にありながら前年同月比で毎月伸びを見せている店舗もあり、様々な要因があるもののまだまだ経営努力の余地があるのではと感じられる。
・長浜市
ゴールデンウィーク等休日の集客が低下してきているようであり、大変厳しい状況である。退店が2店発生した。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
昨年度対比 全店合計売上…104.4%(既存店比較 95.9%)
客数………101.4%(既存店比較 93.8%)
客単価…… 95.0%(1,312円、137円減)
5月は前年割れの実績となった。前月比は2店舗の増加となったが昨年度対比91.0%の結果に終った。今年の連休は長期とならなかったため、売上げが大きく減少した。
服飾雑貨…102.5%、生活雑貨……………110.6%
手芸………124.0%、100円ショップ…… 96.0%
映画……… 69.9%、ゲームコーナー…… 94.3%
住居関連は、服飾雑貨や生活雑貨は好調が続き、今月は手芸部門が好調。この一方で、100円ショップは初めて前年実績を割り込み、ゲームコーナー、映画といった娯楽関連が低迷した。
婦人ミセス………… 98.3%、婦人ヤング…109.0%
呉服…………………110.0%、ファミリーカジュアル… 136.0%
紳士、ベビー子供… 90%強、
衣料では、呉服が店舗によってバラツキがあるものの催事実施店では好調で、全体では伸びを見せた。
精肉………… 97.5%、鮮魚…… 99.3%、青果……103.3%
ベーカリー…101.0%、和惣菜… 88.0%、洋惣菜… 91.2%
和菓子……… 95.0%、ケーキ、洋菓子……………・102.5%
ファーストフード……………………………………… 96.5%
食品は、精肉が久しぶりに前年割れの実績となり、惣菜は和洋共にマイナスになった。外食は、先月に引き続きファミリー、中華が前年実績を割り、ファーストフードもマイナス傾向に。物販以外のサービスは、マッサージ、美容、カルチャー教室が着実に大きく伸びている。
(非製造業・サービス業)
・旅館・ホテル
例年に比べて連休が分散したため、ゴールデンウィーク期間の売上げが減少した。また、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)問題で、施設によっては宿泊予約のキャンセルが発生し、今後の業界の問題となった。
・情報サービス・広告
先月に引き続き、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)問題により、海外現地への出張要請があるにもかかわらずリスクが多く派遣できないことから、海外案件は様々な不都合が生じている。また、現状が長引くことによるマーケット喪失の可能性も懸念される。
一方では、先月に引き続いて工場等の設備関係に少し投資意欲が感じられる兆候がある。
(非製造業・運輸業)
・運 送
例年の如く、稼働日数により売上高は前月比30%程度の落ち込みとなった。夏期需要商品の飲料関係が活発であるのみでその他は全般的に低調である。依然として荷主企業の経営状況は厳しく、当業界としても打つ手がない状況である。
・倉 庫
3月実績数量 対前年比
入 庫 331千トン 109.6%
出 庫 299千トン 102.6%
保 管 579千トン 101.1%
電気機械の保管量が13万トンで対前年比128%と増加した。動きも良く、回転率は95%と好調である。この一方で板ガラス製品の保管量は6万3千トンで前年比77%と減少が続いている。