製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・醤 油
昨年はBSE(牛海綿状脳症)問題で食品業界並びに関連業界の業況が極端に悪化した。昨年に比べて好転ではあるが、業界水準が好転したわけではない状況。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
秋本番であるが、加工数量は前年比93%となり減少している。生産実績が示すように回復してこないため、厳しい状況に変化はない。
黒用は善戦しているが、色用は小ロット化で数量がまとまらず厳しい。採算も販売数量がまとまらないためコストが高くつき、どうしても採算点に持っていけない厳しい状況が続いている。
・麻関連繊維工業
テキスタイル関連においては、例年なら動き出す春物が1ヶ月程度ずれ込んでいるため、今月も厳しい状況であった。来月からに期待したい。
染色整理関連においては価格も非常に厳しく大変だが、シーズンに入るので今後に期待したい。
寝装・インテリア関連においては閑散期であり、低調に推移している。
肩パットにおいては季節的要因もあり、少し落ち込んでいる。
・麻 織 物
景気は依然として低迷している。麻織物業界は高齢化し、長引く不況で廃業するところもある。後継者難も解消されず、高技術を備えていながら生産販売が伸びず、かげり傾向。
・綿 織 物
厚織についてはジリ貧状態が続いている。軽布は定番品の中国製品が一段と増加して苦しい状態の上に、今年の夏物の売れ残りで来春夏物の注文が1~2ヶ月遅れており、苦しい状態と在庫の増加、資金繰りに厳しい状態が続いている。
(製造業・木材・木製品)
・製 材
国産材需要が一段と減少し、原木市況単価の低迷で採算が取れないほどの状況である。製材業も業績が伸びず、経営赤字を余儀なくされている。木材業は全般に前途多難の時代である。
・仏壇仏具
ショッピングセンターの催事場で仏壇展示会を開催する組合員もあるが、積極的な売上げの増加にはつながっていない。消費の冷え込みは厳しいというのが素直な感想である。
一部では仏壇のお洗濯、或いは寺院用仏具の修理等で多忙とする組合員もあって全体的な景況感はばらつきがある。
・木材木製品総合
県内木材業界は、依然として厳しい環境下におかれており、各会員企業においてはピンチの状態で、中堅木材業者の内、経営不振のところは思い切ったリストラが実行されている。木材流通については、秋の木材需要期に入ることから期待している向きもあり、充実した企業は営業並びにPR等に懸命の努力をしている。総じて、流通量及び販売価額は低調ながら横這い状態である。
(製造業・出版・印刷)
・印 刷
全般的に需要が低迷しており、短納期化・小ロット化が進行しているものの、これらの取引条件の変化には対応できている。
しかしながら、過当競争による価格破壊は深刻化しており、原価割れと思われる応札価格がその頻度を増してきている。加えて、用紙価格が引き上げられ、大半の業者はこれを受注価格に転嫁できず、収益状況は悪化の途をたどっている。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
業界の特殊事情について薬業界は、許認可を必要とすることが原則だから以下のことが言える。
(1) 開発・新規事業への取り組みは、常に研究と改善の努力をして、初めて業績を進展させていけるものである。既存品を大事に販売していてもダウン20%にも及ぶ事がよくある。努力しても報われない姿の最たるものであろう。
(2) しかし、10年前の商品は、他業種では流通することが皆無に近いことからすればまだましな業界であるとも言える。
(3) これからさらに日本が窮屈で、貨幣の価値が低下すればさらに項目1の対応が必至となってくる。さもなければ業界再編が確実であろうと考えられる。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
前月(9月)との比較のおいて多少売上が伸びたように感じられるが、状況としては依然厳しい状況が続いている。
前月で述べたように、今、振興協議会を中心に、昨年より「信楽ブランド再構築事業」のスタート事業と位置付け、本年10月12日から始まる秋「土祭り」期間(継続展示は11月17日まで)に商品開発の一環としての「信楽新総合展」を開催した。今までとは内容を変え、組合員だけの展示会ではなく、員外にも参画の機会を作り信楽町内のすべての作り手に機会を与え、企業ブース単位の展示ではなくオープン方式を採用。そして「日本の四季」というテーマの下に新しい方向を目ざした。入場者も前年より多く見やすい展示となり好評を得た。今回の展示商品を中心として来年2月には東京丸善展を開催して、全国応募中の信楽ロゴタイプを合わせ、新しい信楽焼の発表を行う予定。
(製造業・鉄鋼・金属)
・バルブ
依然として全体が低水準で業界は推移している。水道用弁は需要期を迎えているが、価格面で厳しい状況にある。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
原油価格の上昇により、プラスチックや塗料の価格も上昇し、LPガスも昨年に比べて約20%価格が上昇しているものの、なかなか価格に転嫁出来ない。売上高は少しずつではあるが以前の水準に戻りつつある。
・通信機器等電子機器類
若干売上高が増加になって人員を1名増員した組合員もある。収益状況も少し好転した。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
1.販売不振 単価がダウンし、先行き見通しも厳しい
2.収益率悪化 過当競争による利益率低下
3.債券不安 金融機関の貸出し規制
(非製造業・小売業)
・石 油
昨年同月程度の価格に戻るが、依然として利益率は低い。冬季用暖房灯油の初値も大きく変動することなく推移している。11月の元売仕切価格の値上げによる影響がどの程度出てくるのか、現状では不明であるが、若干の販売における価格が上昇するかもしれない。
・家庭用電気器具
秋商戦から冬物商戦に移り変わり、今年は天候・気温とも昨年と比べて冬の訪れが早い。そのためか、石油機器の売上げが早くも好調で、さい先の良い状況である。PDP(プラズマディスプレイパネル)を中心としたデジタル商品は好調であり、それが牽引となり売上げ上昇の要因となっている。
(非製造業・商店街)
・堅 田
10月は久々に全体として前年の売上げを上回ることが出来た。この要因として
1.例年11月に開催する「特別招待会」を10月末に開催し、それが寄与したこと
2.10月下旬に木枯らし1号が吹くなど急に冷え込んだため、衣料品を中心に売上げを押し上げた
これらのことが幸いし昨年度対比をクリアできた。こうした季節要因や特殊要因に頼らざるを得ない現状を早く脱却したい。
・彦 根
廃業の店が3軒あった。
・長 浜
売上げの前年比の減少幅が大きく、大変厳しい。例年10月が秋物最盛期となっているが今年はこの辺が異なり、苦戦の原因となっている。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
(1) 全店合計では、前年比109.5%、既存店比較では102%と前年比をやっと確保し(前月比の売上げ金額では、最悪水準の9月に比べ105.5%)、客数は新店込み111.4%と増加したが、客単価93.8%と大幅に低下している。
(2) 住居関連、寝具インテリア部門は季節温度の影響が大きく、生活雑貨や服飾雑貨でも秋物の動きが著しく低調。寝具インテリアは、85.7%と最悪の数値。サービス分野は季節に関係なく、そしてブームも反映して理美容、健康マッサージやカルチャースクール(英語教室、音楽教室、進学塾など)はいずれも2桁以上の伸び。リフォーム部門は、114.6%の高い伸びが続いている。昨年ヒット作があった映画は、今年はヒット作なしで前年比52.2%にダウン。
(3) 衣料では、レディースは秋物の動きが完全に停止、まだ暑さが続き第一波から続かない。婦人ミセスは、95.5%。ヤングはかろうじて102%と伸びた。呉服はセール効果もあり前年109.3%と伸び、宝石もセール連発で、104.1%。
(4) 食品は、精肉が前年126.5%と大きく回復し、青果は前年割れ(単価の大幅ダウンによる)、和惣菜は108%、洋惣菜は、108.6%と惣菜は依然高い伸びをしている。
(5) 10月は、組合全店をあげて、統一販促を実施。期間売上げは昨年比105%と効果が得られたが、その後に低下してしまった。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
(1) 上半期は悪い悪いと言いながらも、受注量に助けられ何とか数字を残すことができた。しかしながら下半期にはもっともっとデフレの嵐に見舞われるだろう。
(2) FA分野(設備投資に関わるソフト)にまつわる需要も、下降気味になってきた。
(3) 10月から翌々年のリクルート活動が始まったが、求人意欲はますます冷え込んでいる。
(非製造業・運輸業)
・運 送
政府の不良債権処理問題が要因となり活力がなくなったのか、10月に入った途端に全般的に輸送量が減少。前年同月比並びに前月比が共に落ち込み、全産業厳しい環境となり、一層将来不安がつのる月であった。支店の閉鎖、廃業が進みそうである。
・倉 庫
9月実績数量、対前年比
入 庫 97.1%
出 庫 99.9%
保 管 91.1%
8月・9月と動きの悪い状況が続いている。板ガラス、同製品が前年比20%の減少、合成樹脂が26%減となり、全体で9%の減。回転率は44%で良くなる兆しが見られない。