製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・菓 子
依然、厳しい状況が続いている。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
加工数量は前年比82%となり、大幅な減産となった。黒用はまずまずの動きをしているが、全体的には苦戦しており、主流の変り織が活発化しないと大変厳しくなる。
10月3日・4日に白生地求評会を開催し、10月以降の商談に良い材料になることを期待している。
・麻関連繊維工業
テキスタイル関連は閑散期であり、前月と同様に良くない状態。来月からは春物に期待したい。寝装・インテリア関連は、特殊な付加価値物は伸びているが、汎用品においては低調。染色整理においては沈滞化している。
・綿 織 物
軽布(クレープ等)は9月末から10月になると来期の注文が入りかけるはずなのに、本年はまだ注文が入らず例年に比して1ヶ月~2ヶ月遅れている。このままだと来期の注文が大幅に減りそうであり、在庫の増加とで昨年以上に落ち込みそうである。厚織も悪化が進んでいる。
(製造業・木材・木製品)
・製 材
デフレ進行等で価格が低下傾向にある。また、在来木造住宅の受注量の減少と、資材が集成材に変わりつつあることから、木材需要が一段と落ち込み、原木単価も上昇する要素がなく、製材業者も売上げが上がらない状況である。
・仏壇仏具
業況は依然として厳しい。特に工部への発注が低調で、事業の継続が困難な小規模企業が増加し、後継者が他産業へ転出している。
・木材木製品総合
依然として素材生産は県内において皆無の状況が続いているが、一部公共事業に関係する支障木の伐採で市場入荷がある程度で低調である。関西においてはヒノキの品薄影響により市場取引があるが、客足は特定されている。
このような状況から僅かながら価額は保合い。県内の各木材企業の受注量が激減し、会社運営に支障をきたす状態が現れつつある。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
(1) 業況はほとんど変化は見られないが、売上げに関しては心配したような方向ではなく、むしろトータルとしては増加している
(2) 製品開発力のないメーカーは、収益改善するのが難しく良い結果を望めない。
(3) 価格安のため、売上げを維持するためには操業度を大幅に高める必要がある。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
前月との比較のおいて状況としては相変わらず厳しい状況が続いている。
前月で記述したように、信楽ではこのような状況に対処するため、現在、振興協議会を中心に昨年より「信楽ブランド再構築事業」のスタート事業と位置付け、本年10月12日から始まる秋「土祭り」期間(継続展示は11月17日まで)に商品開発の一環としての「信楽新総合展」開催に向け、組合員と共にその準備に取り組んでいるところである。
この展示会に多くの方々が来訪され、新しい方向を目ざそうとしている信楽焼の見学されんことを期待している。
(製造業・鉄鋼・金属)
・バルブ
依然として全体が低水準で業界は推移している。水道用弁は需要期を迎えているが、価格面で厳しい状況にある。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
得意先によっては昨年に比べて売上げが増加したところも出てきたが、全体的に低調である。原油価格の上昇の影響により、プラスチック類、塗料等値上げ傾向である。
・通信機器等電子機器類
特に目立った変化はない。
(製造業・輸送用機器)
・自動車部品
9月度の生産数は8月度より15%増加した。増産により収益状況も好転している。
10月度も人員を募集して増産を図る計画をしている。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
1.市況の変化は特になし。
2.特に建設業の倒産懸念が多い。
3.先行き見通しは極めて不透明。
・食料品市場
全国で食品の安全性の問題が提起されている。当組合においてもそれぞれの組合員企業の立場でその安全性の問題に取り組んでいる。
(非製造業・小売業)
・石 油
毎月経済状況は上下せず、横ばいの傾向にあり、完全自由化の石油販売業の将来はこれといって期待が持てない。現状維持を守るしかない。
・家庭用電気器具
暑さが長引き今ひとつ消費が低迷している。
(非製造業・商店街)
・堅 田
全体的に中旬までは好調に推移してきたが、下旬に一気に失速し、昨対を割ってしまった。
原因は昨年下旬に突出した売上げの店舗が数店舗あったが、今回はそれがなかったことや、不況の更なる進行あるいは商戦の激化等多々考えられるが、要するには状況の変化に対し、有効な対策が打ち出せなかったことにつきると言える。
いずれにせよ、厳しく、苦しい状況はこれからもまだまだ続くものと覚悟しなければならない。
・彦 根
特に目立った動きはない。
・長 浜
前月と同様に大変厳しい。消費者の方の買い方が必要な時に必要な物を買うという傾向がますます強くなっていき、気温が高い状況で秋物の動きは鈍い。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
(1) 全店合計では、前年比112.8%、既存店比較では104.6%と前年オーバー(金額前月比では、84.7%の金額)。客数は106%と増加したが、客単価は98%と低下している。
(2) 住居関連、生活雑貨や寝具で秋物の動きが低調。生花は114.3%と大きくUP。敬老の日も花、グリーンのプレゼントが増加している(全体の傾向)。サービス分野は理美容、健康マッサージやカルチャースクール(英語教室、音楽教室、進学塾など)はいずれも2桁以上伸び、リフォーム部門は128.7%の伸び。昨年に千と千尋効果のあった映画はヒット作なしで、前年比65.5%にダウン。
(3) 衣料ではジーンズカジュアルとファミリーカジュアルが引き続き好調で、その要因は若者層とヤングママ。レディースは秋物が動きが一段落、まだ暑さが続き第一波から続かない。べビーはセール効果もあり前年123%の伸び(前月109%UP)。
(4) 食品は精肉が前年105.8%に回復、青果は前年割れ(単価の大幅ダウン)。和惣菜は116%、洋惣菜は104%と惣菜は依然高い伸びをしている。
(5) 前月好調のファーストフード(マクドナルド59円)は99.2%にダウン、客数102%でも単価ダウンを吸収仕切れない。ラーメンが好調(120.8%)。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
(1) 低調なまま上期が終わった。
(2) FA分野(設備投資に関わるソフト)にまつわる需要は(隙間分野とはいえ)わずかながら好調に推移した。
(3) 下期に対する見通し(予算)は、やはり良い材料は無い。
(4) 10月から翌々年のリクルート活動が始まるが、この動きも鈍い。
(非製造業・建設業)
・土木工事
この状況が永続すると建設業者は半数以上倒産に追い込まれることは明白であり、その兆候は顕著に現れてきた。一刻の予断もならない。行政改革、構造改革も良いが、早急なる景気対策が望まれる状況である。
(非製造業・運輸業)
・運 送
売上高については中間決算等による前月に比較すれば増加したが、前年比から見れば変化はない。心持ち、前年の方が良かった企業が多い。不況経済に苦慮の中、NOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)対策、翌年からのスピードリミッターの取り付け等の問題処理計画に不安要素を抱え、事業意欲の欠乏が見られる。これらのことから業界は最悪の状態が続いている。
・倉 庫
入 庫 103.2%
出 庫 103.2%
保 管 90.7%
平成13年度の最低の動きからみての103%であり、動きが悪い。7月までの状況から一変して悪化状態となってきた。電気機械は前月比の60%弱の動きである。その他の機械が20%程度の減少、化学工業品と同様に前月比で40%の入庫減で推移している。回転率は45%である。