製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・菓 子
猛暑が続いて和洋ともに甘いものを敬遠された感じが強かった。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
依然として生産量は減少し前年比92%となっている。売れ行き状況は至って厳しく、色用素材・特殊な品は何とか善戦しているものの、ロットが小さく生産数量が伸びていかない。採算も減産すればコストが高くつき、採算ギリギリの状態である。ロットがまとまってこないと利益を残していくことは難しいと思われる。
・麻関連繊維工業
テキスタイル関連においては前月より幾分良かった。引き続き定番の動きが良い。インテリア関連においては、相変わらず麻製品の需要が高く、前月より若干数上昇。しかし、対前年比では外国産の影響か収益状況は好転を望めない。
肩パットについては相変わらず大きな変化はなく、比較的順調に推移している。
・麻 織 物
前月同様特に変化はない。
・綿 織 物
軽布(クレープ)では京都の加工工場が8月20日で操業を停止する。日本で1ヶ所残った「高島晒」も稼働率低下で苦しんでいる。得意先も日本でやるか中国でやるかの判断を迫られており、織屋もその影響で単価下げをせまられている。
厚織物も数量、単価減で苦しんでいる。
(製造業・木材・木製品)
・仏壇仏具
業況に大きい変化はなく、依然として厳しい状況が続いている。近年はお盆、彼岸、年末といった季節的要因がなくなり、以前よりメリハリのない状況となっており、危機感は高い。
・木材木製品総合
厳しい状況が続いている。全体的に価額は保合ないし弱保合で推移している。
卸売り問屋では羽柄材の動きがあるものの、構造材の荷動きが悪い。小売業では当用買いの仕入れで荷動きは低調である。
今後は木の良さを明確にエンドユーザーにPRすると共に、木材企業の体制と営業戦略を確立する指導を必要とする。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
1. 毎年のことながら医療用医薬品は追補品告示収載期にあたり、当然ながら売上げは上昇し、先発品も活発に売れている。
2. 一般用薬・飲料用製剤もドリンクの最盛期で、今売れないものは敗者になるので必死の努力を重ねて期中の最高売上げ月間値を示している。売上げ上昇率は前月比20%強と推定する。
3. 当然のことながら資金繰り、操業度も付随して増加するが、医薬品の生産はGMP(医薬品適正製造基準)に沿ってより厳しい工程管理が必要であり、設備の改善等で経費を要し、今月までの景況が不十分のため、全体の意識は好況との印象でない。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
今年より信楽陶器まつりを3回に分け、4月末に陶器即売をと計画していたが、水道問題で延期となり、この7月の「火祭り」に合わせ、感謝祭として陶器即売を実施した。その売上げは、期待したほどにはならなかったようで、もっと魅力のあるイベントと信楽焼を知ってもらう手立てを考える必要があるように思える。
どちらにしても、個人消費の回復と日本経済の全体としての見通しが良くならないと、われわれ中小零細焼物産地の景気回復につながることはないが、産地自身も努力が必要でその対応行動をとったところのみ未来が約束できるものと思う。
(製造業・一般機器)
・一般産業用機械
液晶関係が好調である。また、アメリカではプロジェクションテレビが好調である。
・機械器具
設備投資による売上額および収益性の改善があった企業が見られた。
(製造業・電気機器)
・民生用電気機械器具
洗濯機用部品だけではあるが、親企業の新製品についての宣伝効果もあり、8月後半以降受注の増加を見込んでいる。
・通信機器等電子機器
特に変化は見られない。
(製造業・輸送用機器)
・自動車部品
8月度は休日が多いが生産性を上げ、7月度と同程度の生産数とする計画。増産により収益状況も好転している。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
1.夏期商品(エアコン、パッケージ)の需要が減少
2.販売単価のダウン、値崩れ
3.相変わらずの債券不安状態
(非製造業・小売業)
・石 油
昨年の価格と比較して本年の動向は、7月にガソリンが2円程度安値となり、当分値上がりの要素はない。本年も石油販売業から撤退する業者がおり、低収益で魅力のない業界になっていることは誠に遺憾と思われる。
・家庭用電気器具
夏商戦の最大需要期を迎えたこの7月は天候にも助けられ、エアコンについては7月後半は特に好調に売れた。しかし、単価が低いタイプが半数を超え、収益性は前年より低下した。この季節、AV(オーディオビジュアル)機器は通常売上げは鈍化するが、7月度も好調であった。
(非製造業・商店街)
・堅 田
この数ヶ月衣料品が特に不振である。この原因として、客数の減少と客単価のダウンはもちろんであるが、売れ行き不振からくる在庫圧縮にもその原因が考えられる。資金繰りや過剰在庫を恐れることから、在庫を圧縮しがちになるが、その結果品揃えの不足→店舗としての魅力ダウン→機会損失を招くといった悪循環が生じ、更に状況を悪くしてしまっている。
この悪循環を断たなければいけないが、長期に亘る売上げのダウンから資金が枯渇していることに加え、先行き不透明な現況からは積極的な施策への勇気がわいてこないのが現状である。
・長 浜
消費者の購買意欲が低下しているのか、或いは台風が次々と来て天候が悪かったためか、バーゲンセールが今一つ不調に終わった。食品等のお客様は多いが全業種に波及するまでには至らず、大変厳しい状況である。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
(1) 全店合計では、前年比115.9%、これは新店37店舗増のため。既存店比較で104.5%の伸び(前月より大きく改善傾向)
(2) 住居関連、サービス分野では、靴履物が依然低調である。物販では生活雑貨がバーゲンで上昇のみであとは苦しい。片やサービス分野は好調、理美容、健康マッサージやカルチャースクール(英語教室、教育塾など)はいずれも2桁以上の伸び。
(3) .衣料では、ファミリーカジュアルが夏物バーゲンで大きなUP、ヤング、浴衣の呉服が好調、ミセス、メンズは苦戦。
(4) 食品は、精肉が前年100%以上に回復、和惣菜、鮮魚はうなぎ中心に数値改善。洋惣菜は、107%と依然高い伸びをしている。
(5) .当月において1組合員に破産が発生したが、これは業績不振でなく別途理由によるもの。
(非製造業・サービス業)
・情報サービス・広告
(1) 平成14年度第2四半期に入ったが新しい大きな動きはない。かえって、予定されていた新規情報投資も見直しや縮小、さらには時期延期と良い材料はない。
(2) 単価についても下げ止まっていない。
(3) 8月からもあまりいい材料はない。
(4) FA(設備投資に関わるソフト)分野に若干動きがあり、唯一の明るい材料と言える。
(非製造業・建設業)
・総合工事
7月の公共事業請負金額も大幅減となり、今後ますます厳しいものがある。
(非製造業・運輸業)
・運 送
海外シフトが一段と進歩し、完全製品化によって輸入となり、流通業務が一層リストラとなってきたため、従来の業務縮小で益々暇になる様子である。夏期需要の飲料関連は繁忙となっているがその他は低調のままである。
・倉 庫
入 庫 前年比101.2%
出 庫 前年比 95.5%
保 管 前年比 94.3%
電気機械の動きがあり、前年比124%となっているが、板ガラス、雑品の動きが低調である。6月末保管残高で板ガラス関係が前年比80%と下降が続いている。最低の保管残高が続いている状況である。