製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
食料品
繊維
木材
紙・紙加工
印刷
化学 ゴム
窯業・土石製品
鉄鋼金属
一般機器
電気機器
輸送用機器
その他
小計
非製造業
- 売上高
- 在庫数量
- 販売価格
- 取引条件
- 収益状況
- 資金繰り
- 設備操業度
- 雇用人数
- 業界の景況
卸売
小売
商店街
サービス
建設
運輸
その他
小計
製造業・非製造業 合計
合計
(製造業・食料品)
・醤 油
食品業界においては、一連の虚偽製造、不正表示や原産地偽造、あるいは食品衛生法で認められていない添加物の使用など、食品製造業としての倫理欠如によって引き起こる問題が後を絶たない。
このような問題が発生すると、単に当該製造業者だけの問題で収まらず、消費者や全国の同業者、関連業者に多大の損害と迷惑を与えることになる。また、一度失った信用、信頼を取り戻すのは至難の業であり、とりわけ中小企業にとっては廃業を余儀なくされる事態となる。
滋賀県内の業者は小規模ながらも、否、小規模が故に、正直に、真面目に、地道に製造しているところばかりであるが、当組合としてもただ単に他府県の他業種の問題であるとせず、今後とも消費者に安全、安心を与え、信頼して頂くべく食品製造業者としてのモラルを損なうことのなきよう万全を期すよう、全組合員に周知徹底を図っているところである。
・菓 子
結婚式披露宴での引菓子を付ける件数が節約ムードもあってか激減している。6月30日の水無月の日(ういろうを食べる風習の日)も盛り上がりがなかった。
(製造業・繊維・同製品)
・絹 織 物
大手2社の廃業、減産等により大幅に生産量が減少しており(前年比87%)、売行きの厳しさを反映している。色用が善戦しているものの採算で苦慮している。在庫は適正な状況である。
採算状況としては、集散地の要望は一段と厳しいものがあり、販売数が上がらず全体で採算割れとなっており、厳しい状況である。
・麻関連繊維工業
テキスタイル関連においては昨年の落ち込みが大きかったためか、全般的に前年対比130%前後の出来高。天然繊維志向が続いており、定番物の動きが良い。
寝装、肩パットについては大きな変化はない。
インテリア関連においては麻のれん、作務衣等夏物の動きが例年の1ヶ月遅れではあるが良い。
染色加工においては見本反が多く入ってきている。
・麻 織 物
時季的に若干の売上増が見られるものの先行き不安である。
・綿 織 物
軽布はオフシーズンに入り、例年以上に受注が少なく、高島晒(協業)の共販分のみという企業もある。また、定番、準定番品が中国から入ってきたので見込み生産が出来にくく、稼働率が落ちている。
厚織は量、工賃共にジリ貧で苦しい状態が続いている。
(製造業・木材・木製品)
・仏壇仏具
6月14日(金)に全国仏壇仏具連合会(全仏連)総会が、平成15年10月開催予定の第17回全仏展(彦根)の会場下見を兼ねて彦根市で開催された。
各産地組合の理事長(14名)出席もあって意見の交換を行った。景気は厳しいまま推移している。外国製品との厳しい競争の中で国内産、外国産の表示についても検討された。
・木 材
厳しい状況が続く中で、企業経営の活性化のため努力を重ねている。全体的に価額は保合ないし弱保合で推移している。卸売り問屋では羽柄材の動きはあるものの、構造材の荷動きが非常に悪い。
小売業では、当用買いの仕入れで荷動きは低調である。
(製造業・化学ゴム)
・医薬品
1. 見かけの景気は良いように映るが決して楽観できる状況にない。
2. 売上げ増加のパターンが続くが、新規製品を送り出して売上下落の防止策に出ているものの、収益率はとても悪い。
3 医薬部外品のドリンク剤が医薬品の売れ行きを圧迫している。その部外品ドリンクの絶対量も横ばいで、実質上の収入減になっている。生産量は対前年よりも多くなっているがそれだけ競争が厳しくなっていると予想される。
(製造業・窯業・土石製品)
・陶 器
6月は信楽にとって、販売アイテムとしては植木鉢・傘立てが出る季節であるが、しかしながらその内容は変化してきており、傘立てであれば特に手を入れた商品にすること、鉢であれば小物を中心としており、あるいは陶製風呂などの信楽焼でないと出来ない大物陶器が売れ、各事業所の特徴が生かされた商品の販売が出来ているようである。一方、信楽食器類の売上はいまだ伸び悩んでいる。
今後は、もっと信楽の良さを明確にして、産地ぐるみ体制を確立して、内外にPRしていく努力が必要だと思われる。
(製造業・鉄鋼・金属)
・バルブ
4月以後、産業用弁、水道用弁とも極端に受注量が減少している。理由としては公共投資の減少、民間設備投資の落ち込みが響いている。
(製造業・電気機器)
・通信機器等電子機器類
売上げについてはあまり変化が認められない。ユーザーの在庫も増加傾向にある様子。
(製造業・輸送用機器)
・自動車部品
7月度は生産数を6月度より10%アップする計画。増産により収益状況も好転した。
(非製造業・卸売業)
・電設資材
市況は相変わらず厳しい状況が継続している。特別な変化なし。
・市 場
4月に青果卸業1社が閉店した。原因は種々あるが、流通機構、資金繰りの悪化等が原因である。
(非製造業・小売業)
・石 油
販売価格が安値定着の感あるも、収益状況は依然として満足なる結果になっていない。給油所の形態もセルフ、フルとの競合のため、販売価格に価格差が生じるが是正は難しい業界である。今後もセルフ給油所の増加があり得る。
・家庭用電気器具
ワールドカップも終了し、デジタルAV(オーディオビジュアル) 家電の売上もほぼ落ち着いた感があるが、PDP(プラズマディスプレイパネル)に関する需要家の関心は今も続いている。
いよいよ夏本番を迎え、エアコンは台数こそ横ばいであるが、ボトム商品が中心の為、売上げは低下する一方である。もう一つの夏の売上げの中心である冷蔵庫は厳しい。ただ、昨年と比べ、400L超の冷蔵庫の売上げウェイトが高くなりつつある。
(非製造業・商店街)
・堅 田
「景気の下げ止まり宣言」が出されたが、6月も厳しい状況が続き、とても下げ止まりを実感できる状況にはなかった。
衣料品を中心に客単価の減少と客数の減少とのダブルパンチで苦戦を強いられた。
・長 浜
4月5月頃に比べると若干好転の兆しが見えつつある。夏のボーナス商戦を何とかいい結果につなげたいところである。
・テナント(滋賀、京都,福井他)
(1) 全同友店合計では、前年比100.3%、前月比87%の実績何とか前年確保であるが、夏物商品前倒し現象などで前月よりダウン。
(2) 住居関連、サービス分野では、父のプレゼント(母の日もそうであったが)の生花が大幅に伸びた。プレゼントの内容に変化が読み取れる。全体で102.6%の伸びであるが、インターネットを使って予約セールなど実施した店舗では2桁以上の伸びも実現している。
(3) 衣料では、前月はシーズン夏物の早期展開が数字をUPさせていたが今月では、もうバーゲンに突入している。婦人ヤングは、107%、ミセスは97.5%子供ベビー90.5%と悪いが、紳士は父の日の影響で114.7%伸びを達成。食品は、精肉が前年95.9%、鮮魚も102.5%、青果108%の状況。食品全体では、102%強の伸び。惣菜は、全体で118.1%と高い伸びをしている。
(4) その他で、今月の特徴的な現象は、クリーニングが衣替えなどで105.8%の伸び、リフォーム関連は143%の高い伸びをしている。映画も、ヒット作に恵まれて118.2%の高い伸びをしている。
(非製造業・サービス業)
・旅館・ホテル
例年この時期は春と夏の間で梅雨もあり、シーズン的にはオフに当たるが、今年はワールドカップで開催され、逆に県内への観光客数が減少したため、売上げがやや減少した。
・情報サービス・広告
(1) 例年であれば、6月くらいから新年度の案件が動き出すのであるが、本年は少し遅れ気味である
(2) 単価については、4月に見直しが入り下がった。またここに来てさらに下方への見直しがあり、単価下降はかなりのものになった。
(3) 7月からもあまりいい材料は見あたらない。
(非製造業・建設業)
・土木工事
前年も悪かったが本年は一層の悪化の傾向を辿っている。特に資金難に陥り、組合では資金供給のため貸出しを3月、6月と2回実施し、組合員を支える状況となってきた。近々、倒産が出ることであろうと危惧している。
(非製造業・運輸業)
・運 送
受注高は前年より厳しい状況になっており、全業種共に暇である。一部、ジュース類のみ繁忙となっている。この為か、業者間でも荷主企業でも料金の値下げが進んでおり、利益無視の世界に突入した。
いつまで続くか不安の中で企業経営を持続している状況である。
・倉 庫
入 庫 前年比 90.0%
出 庫 前年比 93.8%
保 管 前年比 91.3%(それぞれ5月実績)
板ガラス・同製品の海外シフトの影響で大幅な減少傾向にある。その他の化学工業品の動きが悪い。在庫量も前年比10%減で推移。4月より倉庫業法が改正されたが、これの影響は現在表面化していない。