組合SDGs宣言後の取り組み

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組合SDGs宣言後の取り組み 事例紹介

滋賀県テント・シート工業組合「SDGsと組合員ニーズに合致した研修の実施」

1. SDGsの項目から、取り組みたい内容を選定

08.働きがいも経済成長も
世の中に価値ある製品を提供することで、従業員の働き甲斐も企業の成長も共に実現する取り組みを進めていきます。
13.気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
夏場の日差し対策など、テントシート製品の使用を様々な用途で提案し普及させていくことでCO2排出削減の取り組みを業界として進めていきます。
*組合の宣言文から抜粋

2. 目標を設定

これまで取り組んだことがないが…
日除けとして近年ニーズが高まっているシェードの施行技術を習得して新たな市場を開拓し新規受注を増やしていこう!!

理事会で決定

3. 取り組んだ内容

組合でシェード技術を習得する研修会を計画
座学研修と実技研修を10/1~10/2の22日間にわたり開催
※ 研修費用には中央会の補助金をご活用いただいています。

他府県の業界関係者も参加

4. 取り組みの結果

● SDGs項目の達成内容

08.働きがいも経済成長も
ファーリングシェードの需要は確実に増えているため、施工技術を習得することは組合員企業の販路拡大が期待できる。
13.気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
夏場の厳しい日差しをさえぎることにより、エアコンの使用率低減につながる。
組合の宣言文どおりCO2排出削減つながる取り組みを業界として進めている。
ファーリングシェード
悪天候に耐えうる構造で、すぐ取り外しができる機能を有しています。巻き上げや張り出しに力を要せず、台風の多い日本の気候に適したおしゃれで快適な日除け製品です。近では住宅でも商業施設でもよく目にするようになりました。

SDGsの推進と組合員ニーズを合致させた研修には、組合員が8社にも関わらず他府県の業界関係者含めて約60名が参加されました。研修内容についても組合員からの評価が高く、実際に引合いの話もきています。

おごと温泉旅館協同組合「SDGs宣言に続き組合の新しい連携体制を構築」

1. SDGsの項目から、取り組みたい内容を選定

11.住み続けられるまちづくりを
地域に根差した温泉地として、地元の活性化に寄与するとともに、地域住民の防災拠点としても貢献できるように努めます。
17.パートナーシップで目標を達成しよう
当組合内の連携はもとより、近畿ブロック、全国ブロックなど他府県の同種・同業種と連携を図り、業界の発展とともに持続可能な社会の実現に貢献します。
*組合の宣言文から抜粋

2. 目標を設定

コロナ禍で、各旅館は創業以来初の休館を余儀なくされた。 温泉旅館として大打撃を受けたことで組合員の危機意識が高まったが個別の企業で出来ることは限られている事業継続について組合で協力して備えることが必要。

3. 取り組んだ内容

アフターコロナを見据えて事業継続計画(BCP)対策を強化することとなり連携事業継続力強化計画を策定し、中小企業庁の認定を受ける。
組合員で暗黙の了解だった「有事の際の協力」を明文化し、これまで以上の連携を図る。

SDGs宣言の発展

温泉旅館組合で初の認定獲得

4. 取り組みの結果

● SDGs項目の達成内容

11.住み続けられるまちづくりを
おごと温泉旅館協同組合は大津市と「災害発生時における一時滞在施設の提供に関する協定」を締結されています。今回の取り組みは、こうした災害協定の実施体制を強固にするもので、その取り組み姿勢が評価されています。
17.パートナーシップで目標を達成しよう
新型コロナウイルス感染症により年間来客数が半分以下に減少。
同じ温泉地の宿泊施設同士、助け合って困難を乗り越える必要性を痛感され、相互協力体制を構築すべく事業継続力強化計画の策定に取り組まれました。
組合が本来持つ相互扶助の精神を計画に息づいています。
*「事業継続力強化計画」の認定を受けた中小企業は、防災・減災設備に対する税制優遇、低利融資、補助金の審査上の加点などの支援が受けられます。

● おごと温泉旅館協同組合の策定計画

震度6クラスの地震が発生した場合を想定し、組合員のいずれかの旅館が被災した場合に備えて早期復旧や顧客対応で連携する内容です。
これに加えて、組合員間で被害の状況把握や情報共有温泉施設などの相互利用、復旧支援のための人員派遣といった内容も盛り込まれています。

滋賀県麻織物工業協同組合「SDGs宣言を利用した組合の広報活動」

1. SDGsの項目から、取り組みたい内容を選定

4.質の高い教育をみんなに
国指定の伝統的工芸品「近江上布」の歴史教育や機織りなどの体験学習を通じて、近江上布・近江の麻織物に係る全ての人々が滋賀県や日本の文化に対して理解を深めることに努めます。
12.つくる責任 つかう責任
夏涼しく、速乾性があることで清潔に使え、丈夫で長持ちする麻の特性を活かした新たな生活用品を世の中に提供し持続可能な社会の実現に努めていきます。
*組合の宣言文から抜粋

2. 目標を設定

文化や伝統を次の世代につなぐということもSDGsではないか…
麻織物の作り手と使い手(買い手)をつなぐツールにSDGsを利用しよう。

3. 取り組んだ内容

HPを活用したSDGs宣言の周知
SDGsを通じた近江上布や麻織物に理解を深めるイベントの実施
SDGsを学びたい県内の小中学校、高校から見学の受入れ

近江上布伝統産業会館を利用して外部との接点を増やしている

4. 取り組みの結果

● SDGs項目の達成内容

4.質の高い教育をみんなに
伝統産業とSDGsを一度に学べる組合として注目が高まっている。
SDGsを通じて組合の取り組みを伝えることで発信力は確実に高まり、文化や伝統といった組合が伝えたい事を発信する機会が増加。
12.つくる責任 つかう責任
組合は地場産業の作り手として後継者育成も含めて研鑽を積んできました。これからは使い手(買い手)の育成・拡大にも注力していくために、SDGsを通じて麻の魅力を発信していきます。

11月12日には比叡山高校の生徒が見学に訪れました。文科省は教育を通じて、SDGs達成の担い手として必要な資質・能力の向上を図ることを学習指導要領に定めています。こうした背景により社会見学においてもSDGsを必須要件として見学先を探す学校が増えています。

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