インターンシップ

インターンシップ実態ニーズ調査結果

目次

1.アンケート概要

目的
  • ・ ものづくり中小企業の採用状況やインターンシップ取り組み状況などを把握する
  • ・ セミナー設計や今後の採用支援の方法を検討する
対象企業
  • ・ 滋賀県内に事業所がある企業
企業数
  • ・ ものづくり中小企業(800社)しがジョブパーク支援企業(970社)

2.実施期間・方法

募集期間:令和5年10月11日(水)〜10月24日(火)17時まで
募集方法:専用フォームで募集

3.アンケート回答結果について

回答企業数

アンケート回答数84社

今年度の【新卒】採用活動の進捗状況をお聞かせください。

1.順調に進んでいる2.ある程度順調に進んでいる3.あまり順調に進んでいない4.全く順調に進んでいない5.そもそも採用活動を実施していない
5社11社13社14社41社

今年度の【キャリア採用】採用活動の進捗状況をお聞かせください。

1.順調に進んでいる2.ある程度順調に進んでいる3.あまり順調に進んでいない4.全く順調に進んでいない5.そもそも採用活動を実施していない
5社13社16社15社35社

順調な理由(自由記述)

  • ・今までは隔週二日休みを今年の4月よりほぼ完全週休二日にした。
  • ・広報活動(CM、メディア取材)により、会社の認知度が上がっているから
  • ・インターン中心の採用活動をしたためと考えています。
  • ・弊社に必要な資格を持つ人を中途採用した。
  • ・理由はわからないが店先に募集案内を貼りだしたら、数日で何名か応募があった。
    内職希望者が多かった。(子どもが小さい、家族に病人がいるなど)

採用の取組状況(取組状況を5段階評価で回答)

人材戦略
策定
採用計画
策定
採用戦略
コンセプト
策定
採用
ツール
採用
メディア
採用手法内定辞退
防止
育成
58社7社5社3社4社3社3社4社
415社15社12社9社7社13社3社18社
322社20社19社23社15社20社19社31社
29社13社16社14社24社18社19社7社
130社29社32社35社34社30社40社24社
人材戦略策定
54321
8社15社22社9社30社
採用計画策定
54321
7社15社20社13社29社
採用戦略コンセプト策定
54321
5社12社19社16社32社
採用ツール
54321
3社9社23社14社35社
採用メディア
54321
4社7社15社24社34社
採用手法
54321
3社13社20社18社30社
内定辞退防止
54321
3社3社19社19社40社
育成
54321
4社18社31社7社24社

上記のフローの中で、優先順位の高い3つのフロー(複数選択可)

社数%
人材戦略策定26社31.0%社
採用計画策定21社25.0%社
採用戦略・コンセプト策定18社21.4%社
採用ツール30社35.7%社
採用メディア23社27.4%社
採用手法22社26.2%社
内定辞退防止11社13.1%社
育成41社48.8%社

インターンシップを実施したことがあるのか

1.実施したことがあり
成果を感じている
2.実施したことがあり
もっと良くしたい
3.実施したことがあるが
不満足
4.実施していない
9社7社7社61社

実施してうまくいった・成果(自由記述)

  • ・マナー研修
  • ・受入部門における採用業務意識の向上
  • ・既存社員の活性化:学生から改めて会社の良い所を話してもらえ再確認ができる。学生に理解してもらうために、自身の仕事の整理ができる採用につながる:学生に会社の魅力を直に伝えることができている。また、学生の資質を大勢の方に評価してもらえる

実施して改善したいこと(自由記述)

  • ・手間がかかるだけで内定迄行けない。
  • ・社内でインターンシップに投入する時間とコストが充分でない。
  • ・弊社の業務がニッチであるため、人材に出会う機会が少ない。これが原因で、長期間インターンシップを受け入れていないためその活かし方を経験している社員が少なくなった。
  • ・限られたインターンシップの期間で農業分野への理解をどの程度持ってもらえたか確認できていない
  • ・学生への周知が十分にできていない点、学生の内定につなげられない点
  • ・専任できる担当者をつけられなかった(費用面、時間面)ので、専任担当者をつけたい

実施していない理由(単一選択)

社数%
社内体制が整っていない40社47.6%
費用対効果が悪い5社6.0%
運用の煩雑さ4社4.8%
参加者の集客が難しい9社10.7%
実施経験あり18社21.4%

今後の新卒採用に向けて(単一選択)

社数%
積極的に実施していく16社19.0%
世の中の流れを見ながら出来る範囲で実施していく23社27.4%
誘われたり、付き合いの中で実施していく12社14.3%
今後も実施していく予定はない33社39.3%

中央会に求めること(3つまで複数選択可)

社数%
インターンや学生動向に関する現状を学べる(セミナー)24社28.6%
インターン導入に関する具体的ノウハウを学べる(セミナー)24社28.6%
具体的なプログラム作成支援(ワークショップ)34社40.5%
個別の自社へのサポート(個別相談/コンサルティング)22社26.2%
産学連携の取組支援(教授・学生との交流の場)11社13.1%
魅力発信の支援23社27.4%

4.アンケート分析所感

採用活動の進捗状況については、「順調に進んでいる・ある程度順調に進んでいる」と答えた企業は新卒採用で19.1%、キャリア採用で21.5%に留まった。採用の取組状況については、「育成」以外の全ての項目で「全くできていない」と回答した企業が最も多かった。

また、企業が最も支援を必要としている項目は「育成」であり、採用した人材に活躍してもらうための取組みについて多くの企業が興味を持っていることがわかる。

インターンシップ実施状況は「実施していない」と回答した企業が72.6%で最も多く、実施していない理由は「社内体制が整っていない」と回答した企業が最も多かった。しかし、今後の新卒採用に向けて「インターンシップを実施したい」と全体の60%の企業が答えており、関心が高いことがわかる。

さらに、インターンシップを実施したが改善していきたいことについては「費用対効果」「内定までつながらない」ことをあげる企業が多く、「インターンシップを実施すれば採用できる」という認識を改め、採用成果につなげるためには「企業学生の相互理解」と「自社の魅力・価値観を整理して伝える」ことへの意識向上が必要である。

今後中央会に求める支援では、「魅力発信の支援」「インターンシップや学生動向についてのセミナーやワークショップ」を希望する声が多かった。

このような状況から、企業の採用活動を改善させていくためには、採用プロセスの理解と整理を軸に、「求職者との相互理解」や「自社の魅力発信」の重要性を今まで以上に各企業に伝えていくことが重要であると考える。

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