組合事例紹介

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滋賀県電気工事工業組合「CO2ネットゼロ社会を目指した地域のインフラ整備」

組合の概要

滋賀県との協定締結式滋賀県との協定締結式

屋上に設置された太陽光発電屋上に設置された太陽光発電

住所 〒525-0041 草津市青地町299番1号
電話番号 077-562-2069
設立 1947年

1947年設立。県内の電気工事業者329社で構成されます (2024年7月1日現在)。電気保安確保に係る調査、点検業務、啓発活動をはじめ、電気工事士の技術知識向上の各種講習会、研修会養成訓練等を共同で実施しています。

ESG経営となる取組紹介

地域の電気工事業者として

「電気」は、私たちの暮らしに欠かせないエネルギー源ですが、近年、地球温暖化等の環境問題により省エネルギーはもちろん、再生可能エネルギーの活用が強く求められています。組合では、事務所が入る滋賀県電気工事工業組合会館に約50kwの太陽光発電設備を設置。この太陽光発電による売電収益のほぼ全額を2011年から毎年、災害義援金や地域の防災・防犯を目的に、滋賀県、滋賀県消防学校、市町に寄附することで地域へ還元してきました。組合では再生可能エネルギーによる発電を地域貢献に変換することで、電気に携わる事業者として、その意義を広めていきたいと考えています。

CO2ネットゼロ社会づくりの協定を県と締結

組合は、2023年3月にCO2ネットゼロ社会づくりに関する協定を滋賀県と締結しました。この協定は、県が定めた温室効果ガス排出量削減を達成するため、県と組合が協働し、県内において省エネ設備や再エネ設備の導入促進を図ることを目的に結ばれたものです。組合では、県が進めるCO2ネットゼロ社会の実現に向けて業界団体としての知見や実績を活かし、協力して取り組んでいく予定です。

電気自動車向け充電設備設置事業

電気自動車の2023年における国内の燃料別新車販売台数(普通乗用車)の割合は1.66%です。ハイブリッド車55.07%、ガソリン車35.77%、ディーゼル車5.51%、プラグインハイブリッド車1.97%に次ぐ5位という結果でした。一方、欧州ではEU全体の新車販売における電気自動車の割合は14.6%、約154万台にも上ります。国内で普及が 進まないのは、充電設備等のインフラ整備の遅れが要因の一つと考えられます。組合では、供給が求められる電気自動車の充電設備の設置こそ、自分たちが携わるべき業務と捉え、組合員を対象とした事業を実施することとしました。

組合が作成した広報パンフレット組合が作成した広報パンフレット

地域のインフラ整備に向けた組合の役割

組合では、電気自動車向け充電設備の設置を組合事業として取り組むために、充電設備設置事業者のTerra Charge(株)と業務提携を結びました。具体的には、まず組合員が日々の業務から知り得た情報などから、充電設備設置希望者 (マンション、ホテル、商業施設等)を組合を通じてTerra Charge (株)に紹介します。Terra Charge (株)と設置希望者の間で契約が成立すれば、組合員が工事の請負額をTerra Charge (株)と交渉のうえ決定。工事の施工費等は国の補助金を活用するため、設置希望者の初期投資は0。充電設備設置後は、工事代金が組合を通じて組合員に支払われる仕組みとなっています。組合が窓口となって取組をサポートすることで、組合員の事務手続きをはじめとした様々な負担の軽減を実現し、地域のインフラ整備が進む仕様となっています。電気自動車の充電設備設置については、国の補助金が増額傾向にあることから、多くの事業者が参入して激しい市場競争が行われています。組合がこの取組を事業化したことは、こうした動きに追随して県外の事業者が県内に参入する事例を防ぐ目的もあります。地域の電気工事は地元の事業者が担い、収益を地域に還元していく理想の形を見据えて、組合は様々な取組を進めています。

滋賀県電気工事工業組合(shigadenkouso.or.jp)

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