組合事例紹介

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滋賀県製麺工業協同組合「地産地消による地域ブランドの推進」

組合の概要

住所 〒523-0087 近江八幡市北津田町370番地の34
電話番号 0748-33-6218
設立 1949年

1949年設立。県内の製麺業10社で構成されます(2024年 7月1日現在)。組合では、産学官連携による研究開発事業 により滋賀県産小麦を使用した近江の麺シリーズを開発し、積極的にプロモーションを行っています。

ESG経営となる取組紹介

滋賀県産小麦「ふくさやか」を使用した商品開発滋賀県は、琵琶湖の周りに豊かな土壌が広がり、麦の栽培が盛んに行われています。県産小麦の作付面積は約6,780haで全国第5位、近畿1位の生産量を誇ります(2023年産 農林水産統計)。組合ではこうした恵まれた環境を活かして、県産小麦を使用した様々なオリジナル麺の開発に取り組んできました。

【近江うどん】

【近江うどん】

滋賀県産小麦(ふくさやか)を100%使用しています。
近江商人の三方よしにちなみ「ツヤよし、コシよし、粘りよし」の食感にこだわった「近江うどん」は、滋賀県内の幼稚園・小学校・中学校の学校給食にも採用され、子どもたちに人気のメニューとなっています。

【近江ソフトめん】

【近江ソフトめん】

昔なつかしのソフトめんを県産小麦を使って再現しています。
給食の主食メニューとして全国的に人気が上昇しているソフトめんを家庭でも味わっていただけるよう滋賀県産小麦を50%使用し「近江ソフトめん」として製品化したものです。

滋賀県産小麦「びわほなみ」を使用した商品開発2019年に滋賀県の指定品種になった「びわほなみ」は優れた製粉性・製めん性が特徴です。特に製めん評価では 色、外観、硬さ、粘弾性、滑らかさ、食味等において高い評価が得られたことから、組合では近江うどん、近江ソフトめんに続くオリジナル麺の開発に「びわほなみ」を採用しました。

【近江生パスタ】

【近江生パスタ】

県産小麦「びわほなみ」にデュラム小麦を加えることで、パスタらしい色合いと風味、弾力性の強い麺に仕上がりました。生パスタならではの美味しさと小麦の豊かな香りが食欲をそそります。

【近江冷やし中華麺】

【近江冷し中華麺】

県産小麦「びわほなみ」を100%使用した「近江冷し中華」は、白く美しい麺の色ともっちりとした食感が特徴です。「びわほなみ」の風味が感じられる麺は冷やしても格別の美味しさです。

地域ブランドの推進に向けた組合の役割

組合では、近江の麺シリーズのさらなる充実を目指して現在、「近江中華麺」(ラーメン)を開発中です。県内外を問 わず多くの方に食べていただくために、県内の高速道路サービスエリアでのメニュー化を目指しています。その実現に 向けて、草津サービスエリアの管理会社と接点を持ち、サービスエリアで提供するメニューの開発を県立湖南農業高校 食品科とともに取り組んでいます。2024年3月には湖南農業高校の学生が試作したメニューの試食会、6月には盛り付けの提案会が、サービスエリアの管理会社、その他関係機関を招聘して開催されました。「近江中華麺」は地産地消と地元高校生によるメニュープロデュースという付加価値を得て2024年の秋頃に草津サービスエリアでメニュー化される予定です。組合では、今後も地域の関係機関と連携して取組を進め、近江の麺シリーズを地域ブランドとして育てていく方針です。

滋賀県製麺工業協同組合(shigamenkumiai.com)

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