柴田淳郎准教授から提言を受ける組合執行部
滋賀県麻織物工業協同組合(理事長 川端正隆 氏)では、2月16日㈮愛荘町・近江上布伝統産業会館において、滋賀大学経済学部柴田淳郎准教授から「事業環境の変化と新しい組合のかたち」をテーマに組合事務所のある愛荘町役場商工観光課からも同席のうえ、報告と提案・提言を受けました。
柴田准教授によって、1年間に亘り当組合の現在の取組を見えざる資産の観点から実際の組合活動を調査し再評価が行われ、活動の優れた点、麻織物の歴史的価値、新しい時代に適合した活動のあり方を如何に価値創造に結びつけられるかについて提案・提言がされました。
組合活動の新しいかたちとして、マーケティング機能・伝統工芸の体験・後継者育成・SDGs宣言などの取組や組合の地域経済への経済波及効果(約4,860万円)についても報告されました。
また、室町時代から600年以上継続する伝統産業の歴史的価値から観光価値・ブランドへの変革や組合活動を時代の変化に合わせ、経済から社会貢献という新しいかたちに進化させていく必要があると提言されました。