派遣された運搬車両
移送のための収集作業の様子
滋賀県環境整備事業協同組合(理事長 権田五雄 氏)は、令和6年能登半島地震において、被災地の深刻な問題であるトイレの衛生環境を改善するため、上部団体の「全国環境整備事業協同組合連合会(全国環整連)」からの要請を受け、し尿処理業務の緊急支援に組合員を派遣されました。
現地では、避難所の仮設トイレの急速な増設に対応するため、回収されたし尿が稼働停止中の石川県珠洲市及び七尾市内の処理施設に貯留されており、未処理のし尿を近隣の市で稼働するし尿処理施設へ移送する作業を派遣組合員が担われました。滋賀県からは組合員3社の保有する運搬車両3台と作業員6名が4府県で構成する第1班の一員として9日に出発し、10日から5日間支援されました。以降5日毎に全国環整連が作業班を調整し派遣されています。
組合では日頃からBCPの策定と訓練を行ってきたことが今回、早期の支援体制構築を可能にしたものとして、今後も使命感を持って環境保全に務められます。