組合事例紹介

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滋賀ビルメンテナンス協同組合「清掃のプロ集団を目指した新型コロナウイルス感染症対策セミナー」

清掃のプロ集団を目指した新型コロナウイルス感染症対策セミナー

セミナーの様子セミナーの様子

防護服を着用しての実技演習防護服を着用しての実技演習

新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、滋賀県でも患者の受入病室や療養施設の清掃が追い付かない状況が発生しました。専門的な知識や経験が求められるこのような施設の清掃を組合員が行えるように、滋賀ビルメンテナンス協同組合(理事長 安井宏之 氏)では、7月16日㈮大津市・コラボしが21にて、新型コロナウイルス感染症対策セミナーを開催されました。セミナーでは、長浜赤十字病院感染管理室 中村忠之 氏を講師にお迎えし、感染症対策の基本や新型コロナウイルス感染症に対す る座学研修が行われたほか、手洗いチェックや、個人防護具(PPE)および防護服(タイベックススーツ)の適切な着脱方法の実技演習も行われました。
感染症対策では、ウイルスの基本的な感染経路を理解したうえで、①マスク着用、②手指消毒、③換気、④防護具着用など4つの対策を医療従事者レベルで見直し、清掃時における留意点を洗い出しました。手洗いチェックでは、ウイルスに見立てた蛍光塗料を手に塗布し、参加者が手を洗った後にブラックライトで洗い残しがないか確認をすることで正しい洗い方の習得に加え、個人の手洗いのクセも見直されました。防護服については正しい着け方を習得するだけでなく、着用により、通常時と比較してどれくらい行動が制限されるのか、また、行動が制限される状況でいかに適切に作業を行うか、実際に身につけないと分からない課題が認識されました。
セミナー最後に講師の中村氏は、「現在は医療従事者が病室の清掃も行っている。プロの清掃業者の力を借りて医療に専念し、役割を分担することでコロナ禍を乗り越えていきたい。」と参加者に訴えられました。
県内において、新型コロナウイルス感染症患者の受入病棟・病室の清掃管理を行っている事業者は少なく、組合では、専門性の高い清掃技術を習得することで、組合員の受注機会の拡大と県内医療従事者の負担軽減の両立を目指していく予定です。

 

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