フェアの会場風景
ブースでの説明風景
滋賀県製薬工業協同組合(理事長 福地滋夫 氏)では、2月17日㈮草津市・クサツエストピアホテルにおいて『「滋賀のくすり」製薬企業紹介フェア』を開催されました。
薬学部生が参加するインターンシップの受入れ先は薬局や病院が、そのほとんどを占めており、滋賀の製薬業界が薬学部生等の進路先の選択肢の一つとなるように、学生に対する製薬業界の紹介を行い、組合員企業の人材確保につなげることを目的として、本フェアが実施されたものです。
当日は組合員15社のうち7社と関連企業4社が出展し、それぞれのブースにおいて従業員から学生に対して、各社の業務内容や若手社員自身が入社に至った経緯や想いなどについて説明されました。また、製薬企業の集積地である甲賀市もブースを出展し、甲賀市内での就職を応援する一環として、市内に住民登録し正職員として就職するなどの要件を満たした方に5年間で最大100万円が支援される奨学金返還支援制度の紹介もありました。
当日の参加は、現在6年制となっている薬学部の3、4年生が中心となりましたが、学生は各社のブースを順番に回り、説明を熱心に聞き、質疑応答を繰り返す光景が見られました。長く滞在してもらう工夫として、大学教職員に随行いただくとともに、休憩用のドリンクセット券を参加者に配布した結果、参加した学生のほとんどは終了時間まで絶え間なくブースを訪問していました。
組合では、参加者アンケートを実施され、6社程度を回った学生が多く、「技術者とじっくり話すことが出来て良かった」「普段聞けないこと、知らなかった分野について詳しく知ることが出来た」など、回答のほとんどに前向きな意見が見られました。一方で、参加企業側からは、すぐに採用に結び付くものでないことは認識した上で、「こうした企業紹介の場が設けられたことはありがたい」との声が多数を占めました。組合員企業からの意見を受け、今後も取組みを継続していくことで、学生のキャリア形成、企業・業界の認知度向上を図り、組合員企業の人材確保に繋げていく予定です。