GI対象商品の29銘柄
関係者による鏡開きの様子
滋賀県産の清酒(地酒)が国税庁により地理的表示(GI)の指定を受けたことを記念し、6月14日㈫に大津市・びわ湖大津プリンスホテルにてお披露目のスタートアップイベントが開催されました。
GIは、産地の持つ特性が確立されている場合に申請し、指定を受けることで独占的に名乗ることができる制度です。県産の清酒は米に由来する甘みと旨味が特徴ですが、その中でもGI「滋賀」(清酒)は、県産米と県内の水を使用し、他地域のGI清酒にはない純米酒に限定されており、22蔵29銘柄が指定を受け、同日からGI認証マーク付きで一斉販売されています。
イベントでは、大阪国税局の吉井局長の挨拶に続いて、滋賀ふるさと観光大使の西川貴教氏からのビデオレターが紹介され、発酵学の第一人者である東京農業大学名誉教授の小泉武夫氏の基調講演の後、関係者による鏡開きや地酒のテイスティングが行われ、来場者約90名の全員がGI「滋賀」(清酒)の魅力を確かめられました。
滋賀県酒造業協同組合の喜多理事長は「GI『滋賀』(清酒)を一つの戦略商品として滋賀の地酒のブランド力向上、需要の拡大に向けて取組んでいきたい」と話されました。同組合では新たな取り組みとして、地域経済活性化事業補助金を活用し、滋賀県で作られた地酒の消費拡大を目指して「カクテルコンテスト」イベントを開催し、同コンテストの上位作品を各料飲店にて提供することで、全国での滋賀の地酒の新規取扱い料飲店の増加を目指されることとなっています。