
大阪・関西万博で展示されているテーブルスツール

デジタル技術を活用したレリーフ加飾
信楽陶器工業協同組合(理事長 髙原 誠治 氏)では、EXPO共創事業「Co-Design Challenge 2024」の採択を受け、窯業系廃棄物をリサイクル資源として活用する陶土の開発に取り組み、テーブルスツールを制作されました。完成したテーブルスツールはアップサイクル製品として大阪・関西万博の会場内で展示活用されています。この取組は、組合員をはじめとする県内企業と信楽窯業技術試験場、信楽出身のイラストレーターなどが共創し実現したもので、テーブルスツールにはデジタル技術を活用して琵琶
湖の生き物が加飾されました。信楽焼を象徴する燃えるような緋色と深緑の織部色をしたテーブルスツールは見た目の美しさだけでなく、資源を有効に活用する新たな焼き物として来場者へのアピールが期待できます。組合では大阪・関西万博への製品提供を通じて、今後も伝統産業としての挑戦、魅力ある陶芸文化の創造・発信に取り組まれる方針です。