ワークショップの様子
形状記憶の機能を持った麻生地
滋賀県麻織物工業協同組合(理事長 川端 正隆 氏)では、若手デザイナーユニットKURANOIEとコラボレーションし、近江上布の生平(きびら)でランプシェードをはじめとする照明器具を製作されました。製作された照明器具は、6月6日㈭から6月9日㈰の3日間限定で、《柔らかな光織りなす近江上布 伝統工芸品で照明器具》と題した企画展で、10点の作品を近江上布伝統産業会館にて展示されました。
若手デザイナーユニットKURANOIEは、生平を透かして広がる光の美しさに着目し、組合の職人が織った生平をランプシェードに用いて、今年4月にイタリア・ミラノで開催された世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」の若手部門に初出展されました。 また、6月9日㈰には、KURANOIEによる1日限りのワークショップを開催。形状記憶の機能を持った麻生地で、参加者はモビール(彫刻の一種)や小物置きなどを製作されました。参加者からは、「ドライヤーで布を温めて作るため、自宅に持ち帰って遊ぶこともでき、形状記憶布といったものにはじめて触れることができた。気軽に挑戦できて楽しかったです。」といった声が寄せられました。