看板を確認する組合員と行政担当者
行政担当者とのグループワーク
住所 | 〒520-0041 滋賀県大津市浜町9番30号 |
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電話番号 | 077-525-8373 |
設立 | 昭和43年5月 |
出資金 | 1,310千円 |
主な業種 | 看板標識機製造業 |
組合員 | 35人 |
背景・目的・概要
街の中にある看板や屋外広告には違法なものや落下等の危険性をはらむものも数多く存在しており、これに対しては行政や組合もかねてから問題として認識していました。そこで組合ではタウンミーティングという手法により、この問題について業界と行政が意思疎通を図る場を設けました。タウンミーティングは、屋外広告物に関わる行政や業界関係者等が一堂に会し、実際に街歩きをしながら安心安全な屋外広告物・賑わいのある街・優良な景観を共に考え実現していくことを目的として実施されています。
取組みの手法と内容
組合が官公需適格組合としての価値向上に向けて開始したタウンミーティングは平成26年からスタートし、令和3年11月で通算8回目の開催を迎えました。毎回、開催 市町を変えて組合員及び各市町等の行政関係者が40~50名程度、参加して行われています。
【びわこタウンミーティングの構成】
「びわこタウンミーティング」は、[事前説明]→[街歩き]→[グループワーク]→[総括]という流れで実践されています。
[事前説明]
各市町の担当者は定期的に異動があるため、組合では毎回、(一社)全日本屋外広告業団体連合会・屋外広告物適正化推進委員会で作成された「オーナーさんのため の看板の安全管理ハンドブック」に沿った各種看板の安全管理の方法等を滋賀県の実情を踏まえて市町の担当者に説明を行います。
[街歩き]
参加者がいくつかのルートに分かれ、実際に地域内に設置されている看板を確認しながら街歩きをします。各ルートを担当する組合員が安全管理や景観上のチェックポ イントの説明を行います。
[グループワーク]
実際の事例を基に、屋外広告のあり方について業界と行政が共に考え、共通理解・認識を深める場としてグループワークなども実施されています。
【組合員への波及効果】
タウンミーティングは、屋外広告の先進事例に触れることが多いため、デザイン力の必要性を実感するなど一定の啓発効果がありました。また、行政担当者とのコミュニ ケーションを通じて行政の規制等に関する考え方を理解するなど、今後の実務に役立つ事業となっています。更に安全点検時にハーネスの着用が徹底されるようになるなど、労働条件の改善にも直接的なメリットがありました。
成果とその要因
各市町の担当者が人事異動により2~3年で入れ替わるため、タウンミーティングを通じて継続的に会合を持つことは組合にとって大きなメリットです。また、各地で専門 家が参加して景観に関する意見交換を行う「景観審議委員会」へ組合員が参加する体制が整い、業界の実情を景観コントロールの中に反映させ、各地の景観条例に好影 響を与えることができるようになりました。
事業・活動実現のキーファクター
第1回びわこタウンミーティングの開催に際し、滋賀県担当者が積極的に活動してもらえたことが契機となり、多くの市町担当者が参画されていることが実効性を高めています。