先進組合事例

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熊野ワークス企業組合

※多彩な企業組合(平成22年度調査)
熊野地区住民が一丸となり人気キャンプ場運営を受託

過疎化集落「熊野」住民が力を合わせ、人気キャンプ場「グリム冒険の森」の指定管理者として運営を受託。棚田保全活動なども合わせて、地域の重要な施設に成長させた。

1.背景と目的
本組合は、町営施設「グリム冒険の森(コテージ&オートキャンプ場)」の平成17年における指定管理者制度の受託組織として、熊野地区の地元住民が中心になって設立された企業組合である。組合員は、地域住民を中心として25人となっており、事業実施にかかる従事組合員数16人、うち7人のスタッフで運にされている。組合員には、町営時代からの従業員も3名含まれており、同施設に関連する多種多様なイベントなど活発な事業活動を行っている。

2.事業・活動の内容
グリム冒険の森を中核とした事業運営を図っており、事務局長を中心に現場実務を7人のスタッフで推進している。主要事業は、収益事業の「コテージ&キャンプ場運営」、地域貢献型の非収益事業である「棚田保全活動」や「農家民泊」の支援窓口事業の3つである。「グリム冒険の森」は、グリム童話の生みの親、グリム兄弟がエッセンスを収集したといわれるドイツ・メルヘン街道に似ているところから作られた自然環境豊かなエリアにある施設である。「森の学校&リース&草木染め体験」「石窯オーブン体験」など多種多彩なイベントを連携させ、シーズン中はほぼ100%程度の稼働率を達成している。また、農家民泊は、日本各地の学校から自然体験型修学旅行生を受け入れ、近年ではオーストラリアなどの学生など海外からの引き合いも増加している。
さらに、関連事業として「マウンテンバイク大会」の運営協力など同地域を中心とした各種地域イベントでも重要な拠点となっている。

3.成果(今後予想される成果も含む)
キャンプ場等の運営により安定的な収益を上げている。多種多様なイベントの実施によるコテージやキャンプ客の魅力を高めることで、平成21年度に売上高約4800万円、当期純利益363円と黒字経営を続けている。また、非収益活動においても、放置されつつある棚田の保全活動や過疎化が進んだために休止していた夏祭りの再開など地域の活性化に寄与している。


キャンプサイトの様子


草木染め体験


石窯オープン体験


コテージ

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