先進組合事例

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彦根仏壇事業協同組合

※青年部による組合活性化(平成11年度調査)
組合と一体になり、製品開発や情報化対策に取り組む

売上高の減少と従業員の高齢化、一部企業の後継者不足の問題に対処して青年部が一致協力してホームページによるPR活動、製品開発への取り組み等で魅力ある組合創りに取り組んだ

1.結成の背景
昭和50年に伝統的産業の振興に関する法律の指定を受け、会館が建設されたのを機に展示会を開催したが、出展にあたり、青年層が積極的に活動し、それがきっかけなって青年部が結成された。
彦根仏壇の組合員は仏壇の製造販売と、木地、宮殿、塗装、かざり金具、蒔絵、金箔、彫刻等の工部7職で構成されている。青年部員はどの部門からもほぼ同じ割合で参加していて、青年部の活動目的である後継者の育成と組合活性化への貢献を果たし得るにふさわしい人員構成になっている。

2.活動の概要
活路開拓調査事業では、合収壇(仏壇の両脇と床の間との空間に掛け軸、お経、仏具等を収納する目的で作られた壇で幅20~30cm、高さは仏壇にほぼ同じ)の開発が行われた。合収壇は仏壇の外観にふさわしい仕上げになっていて、正面から見ると仏壇と一体化されているように見えて、不自然さは全くない。開発品の販路開拓のため、展示会への出展、ホームページに組合のPRと併せて掲載するなどの活動に取り組んでいる。
インターネットの活用策に関しては、青年部が中心になって取り組み、PR効果が上がりつつある。また、特に展示会では重たい仏壇の搬出入を行わなければならないことから、青年部員は全員が協力することにしている。
組合の行事として仏壇供養が毎年実施されている。古い仏壇を引き取り、供養処分する事で、お客様へのサービスとして行われているが、この行事に関しても、青年部が全面的に引き受けている。

3.成功要因
組合理事が若い後継者に委ねるポイントをよく心得ており、青年部も労を惜しまず組合の各種行事に積極的に参加していることが成功要因といえる。
平成12年度は青年部創立20周年にあたることから、記念事業を行うことを決定し、青年部が全面的に事業企画を任されており、目下研究が行われている。これらにより青年部に対する親組合の信頼は非常に高いことがわかる。

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